Friday, December 29, 2006

ひとりごとⅢ⑨

昨日の日経、「マンション 7%が強度不足の疑い~×□○・東京工業大学教授の話 
構造計算書の誤りと強度不足は建築士の能力不足と確認審査のチェックの甘さの表れだ。これまでの体制ではあり得ると思っていた。(前後省略)」

見て見ぬ振りとは、こういうことも含まれるのではないだろうか。私が思うに、大学教授というのは学生に対しては一人の教育者であり、またその道においては一人の学者、専門家であるはずだ。そういった立場上、強度不足の可能性があると判断、またはその疑念を抱(いだ)いた時点で関係省庁等に速(すみ)やかに助言するべきではなかったのか。いろいろな人の知恵が集まってこそ良い「ものづくり」ができ、人を幸せにできるのではないだろうか。

昨日の日経、「国立大 不正、厳しく対処~国立大学は2004年に法人化。優秀な研究者や優れた研究に国の研究費が手厚く配分されるようになる一方、社会に対する責任も重くなった。論文捏造(ろんぶんねつぞう)や実験データの改ざんは、税金の不正利用に直結。教員の不祥事(ふしょうじ)を甘い学内処分にとどめれば大学のイメージを損なうだけではなく、研究費を減らされるなど基盤が揺(ゆ)らぎかねない。(前後省略)」

大学に支給される国の研究費について、税金が遣(つか)われる点と教育の現場であるという点で、その責任の重さはここからではなく、最初から感じなければならなかったはずである。本来ならそれを監視していなければならないはずの政治家や官僚が一緒になって競(きそ)うように税金を無駄遣いしているのだからお手上げである。その点から民間によるチェック体制を考えないといけないのかもしれない。欲深き大学教授や政治家は京都・清水寺での修行が必修だ。話を戻して、この大学への研究費は研究の成果を厳しく精査した上での後払いにするべきである。研究の過程をチェックする機能が無いのだから、研究の成果そのもので評価するしかないだろう。繰り返すが、この原資は税金や国債発行で得た資金である。

今日の日経『いじめ「逃げてもいい」 フリースクールに救い~いじめからの救いを「学校外」に求めた子どもたちがいる。陰湿(いんしつ)な言葉の暴力が横行(おうこう)した教室の闇(やみ)や信頼できない先生。学校に背を向けざるを得ない子どもが「居場所」として向かった先のひとつはフリースクールだった。「絶望から抜け出すためには逃げてもいい」「学校だけが道じゃない」。自(みずか)らの経験から、苦しんでいる仲間にメッセージを送る。』

私も長く虐(いじ)められたから気持ちは良く解る。でも、私の時代よりも今の時代の方がより悪質なことは想像がつく。しかし、虐めの為に心が病(や)んでしまったり、学校の勉強が遅れてしまうことは何としても避けたい。このフリースクールは一時的な避難所(ひなんじょ)としては十分意味あるものと思うが、先を考えると何かもっと他に手はないかと考える。勉強さえまともにできなくなるような虐めに苦しむ子どもがどれくらい居るのかを市区町村・学年別で知りたい。もし、それなりの人数が集まるようであれば、通学が大変かもしれないが、市区町村・学年ごとに専門教室を作り、そこで正規のカリキュラムに沿った授業を受けられるようにしてはどうだろうか。傷ついた心のケアや今後の虐めに対する心構えも教える。これまでの虐めの手口を聞いて、その予防線を張ることも一つの手かもしれない。悩んだり泣いたりすることはあっても、子どもの頃の思い出は楽しいものだったと、そう思えるようにさせてやりたいと願うばかりである。

来年は亥(いのしし)年。「田・作物の神、無病息災(むびょうそくさい)※1」だそうで、十二支(じゅうにし)の一番最後の年となります。また、社会全般を見ても、いろいろな意味で大きな一年になりそうです。「終わり良ければすべて良し」

※1無病息災:病気をしないで健康でいること

皆様にとりまして、来たる年が穏(おだ)やかで、恵み多き年でありますよう、心よりお祈り致します。

ちなみに私は、どのような惑星にも惑(まど)わされることなく、心の趣(おもむ)くまま、「Face to Face」で過ごして参りたいと思います。来年も良かったら読んでやってください。「4946日経」もよろしく♪(⑩円暮れw)

それでは、良いお年を。

Thursday, December 28, 2006

ひとりごとⅢ⑧

今年は例年になく忙(せわ)しい師走(しわす)でごわす。12月28日、護持に夢中~♪
さて、今回は今週の日経記事から2点をPick up!

【CO2海底貯蓄へ答申案~中央環境審議会の専門委員会は26日、工場や発電所などから排出された二酸化炭素(CO2)を海底下の地層に封じ込める事業の実施を認める答申案をまとめた。事業は国の許可制とし、事業者は地中から漏れるCO2や環境影響を監視しながら実施することが必要だとしている。】

あれは確かNHKの番組だったろうか、大規模な地殻変動(ちかくへんどう)で何百メートルといった奥深い地中から隆起(りゅうき)したとされる地層を観た。私からするとこの事業は単なる隠蔽(いんぺい)のようなものに思えてならない。これが何かのきっかけで、万が一まとめて地表に出るようなことがあれば、地球全体が間違いなく多大な被害を被(こうむ)ることになるだろう。横須賀に入港している原子力空母のようなもので、物事に絶対は無い。最悪のシナリオをここで十分に考えておかないと、更なる悲劇が新たに生まれてしまうかもしれません。

【野菜の産地廃棄 卸値急落防ぎ生産者保護~『廃棄で出荷できなくなった量について交付金が支払われる。原資は半分が国費(税金と国債)、残り半分は生産者の積立金だ。』 『野菜は生鮮品で保存がききにくい。「漬物や飼料にする手もあるが、コストを考えると現実的ではない」(農水省野菜課)』】

どうにも腹が立つ。何が一番無駄なコストなのか、生産者の方々や己の脳に問いかける必要があるのではないだろうか。日本の農耕にはどれくらいの歴史と、進化があったのだろう。税金で倉庫の家賃をずっと払い続けている貯蔵米は今どこに・・・

PS.キ、キ、キタ━(゚д゚(゚д゚(゚д゚≡゚д゚)゚д゚)゚д゚)━ッッッ

【不正会計問題 日興、課徴金納付へ・・・】

何だろうか、この件は紙面の内容では終わらない何かを感じていた。次のトップは理系のシステム系出身者である。この難しい時代に心の均衡(きんこう)を保つことができるのだろうか。これだけ金融業界や株式市場への不信感が高まっている以上、上場廃止が妥当だと私は思います。必要な企業であると広く信任を得られれば、復活も可能でしょう。金融業界における淘汰(とうた)はこれからだ。

お金・・・大事なものであることに何も異論はないが、とても恐いものであることもまた事実である。金欲は人間が持つ欲の代表格であり、人によってはこの力によって、その人の意思さえもが動いてしまう。今のご時世では動かない人の方が珍しいのかもしれない。大学の研究費の不正受給や政治家による政治資金の不適切な処理など、教育や政治といった、本来、聖域であるべきなのにも拘(かかわ)らず、次から次へと黒い汚いものが湧いてくる。どうして政治家は国民の血税から出ている今の給与だけで満足できないのだろうか。企業等からの政治献金(せいじけんきん)や所属政党からの交付金、パーティー収入に止(とど)まらず、中にはヤミ献金やインサイダー取引といったものまであるのかもしれない。そんなに私欲を満たしたいのであれば、起業でもして思う存分に稼(かせ)げば良いと思う。適正(てきせい)な事業と適正なその決算、それに基(もと)づく適正な納税をしてさえすれば、誰も文句は言わないだろうに・・・

Wednesday, December 27, 2006

ひとりごとⅢ⑦

今日の日経、『脱談合の行方 採算割れ受注、収益圧迫 中堅・中小に淘汰(とうた)の波~~~「採算が悪くても工場の操業度を維持するために無理をして受注を取りにいっている」と某橋梁(ぼう・きょうりょう)会社社長。「合併・統合しても受注機会は増えず、意味がない。だから苦境になれば業界再編ではなく、淘汰が起こる」と専業メーカー首脳(しゅのう)。中堅・中小に淘汰の波が押し寄せる気配が高まっているのは建設業界も同じ。受注調整で公共工事を振り分けてきた談合システムがなくなれば、公正な入札が実施(じっし)され、競争に敗れた業者は淘汰される。』

○某建設会社の会社組織図を一部抜粋
 営業本部---営業企画部
           土木統括営業部
           建築統括営業部
           法人統括営業部
 技術本部---技術研究所
           土木エンジニアリング
           建築設計部
           構造設計部
           設備部
           機械技術部
 首都圏本部--事業推進室
           プロジェクト推進室
           CSセンター
           コストセンター
           安全環境品質部
           マンション事業部
           リニューアル事業部
           土木事業部
           建築事業部
           グループ事業部
           ○○支店
           △△支店
           □□支店
           ××支店
○建築工程
 基礎・・・転圧、捨てコン、底盤配筋、コンクリート打設、立ち上がり配筋、型枠取り外しなど
 フレーミング・・・土台、一階床・壁、二階床・壁、垂木、野地板など
 断熱・内壁・・・屋根断熱、サッシ、配線、屋根、吹きつけ断熱、ダクト配管、石膏ボードなど
 外装・造作・・・フローリング、軒天井、システムキッチン、ラス、モルタル、階段、タイルなど
 内装・住設・・・塗装、クロス下地、アンテナ、クロス(水道・セコム)、水回り設備、照明など
 仕上げ・・クリーニング、窓格子、検査、チェック、カーテンなど

私は談合だとか入札だとか良く解りません。解ろうともしてません。理由は簡単、面倒だからです。失礼かもしれないが、建設業は一番面倒な業種だと思うのです。「衣・食・住」の「住」の部分であることから、重要な業種の一つであることは間違いないのですが。もし、自分が家を建てるならば、自分の希望も取り入れてくれる設計者と、良い仕事をしてくれる大工さんや建設業者に依頼し、注文住宅にすると思います。そこで一番の問題となるであろう予算については、注文者・設計者・施工者(せこうしゃ)の3者で話し合えば良いと思うのです。おそらく自分の希望通りの家にしたいといった注文者の欲と、「ものづくりへのこだわり」を大事にしている施工者の意地とが予算をめぐって衝突(しょうとつ)することでしょう。そこは設計者の提案などで、両者間の妥協点を見出して貰うしかないと思います。注文者はマンションであれば不動産販売会社、公立学校の校舎であれば自治体。これらも個人の注文住宅と同じように考えれば簡単だと思うのです。地元で今まで良い仕事を積み上げてきた設計者や建設業者に注文者が相談に行く。良いものを安く造れば誰にも文句は言われないと思います。話が反(そ)れるようですが、知っている人が作ったトマトは安心して食べることができる。反対に作る側は顔が知られているものだから、下手なトマトは作れない。それと同じで、「地産地消」が建設業界においてもベストではないかと思います。無論、工事代金は地元に落とされる為、その経済的波及効果も期待できます。

上の建設会社の組織図と建築工程を見て考えてみました。この建築(建設)工程すべてを一つの企業で行えれば良いのではないかと。一つの建築(建設)工事の基礎から仕上げまでの工程の中に幾つもの下請け企業が入れば、その数だけ企業の社長さんをはじめとする経営陣などに高い報酬(給与)を払わなければならなくなり、結果、割高な予算になるか、手抜き工事になるかのどちらかだと思います。つまり、一つの建築(建設)工事に係わる企業は一社、経営陣も一組で、あとは設計者や現場の監督さん、職人さんにその他付随(ふずい)する業務に携(たずさ)わる人。これが良いものを安く造るための一番の方法ではないかと思います。でも、これって小学生でも考えそう(苦笑)今後、建設業界における数の調整は避けて通れません。そこで、大手の建設会社が優良な中小の下請け会社を吸収するか、地元の中小の建設会社と幾つかの中小の下請け会社とが多重合併するなど、先を見越した動きが活発にあっても良いのではないでしょうか。近い将来、淘汰されて生活に困るくらいならと、同業ながらも仕事内容の異なる他企業との間にそういった話し合いの場を設けてみてはいかがでしょう。また、場所が地方であれば、「衣・食・住」の「食」も選択肢の一つでしょう。自給自足に近い生活は食べる分には困らない。

Tuesday, December 26, 2006

ひとりごとⅢ⑥

今年も残すところ1週間を斬りました。この一年、本当にいろいろなことがありました。競馬界においては、こと競馬ファンにとってはディープインパクトの引退が一番大きなニュースだったようですが、私にとっての一番大きなニュースはそれとはまた別のものでした。

ディープインパクトは、2004年にデビューすると、無敗で2005年の皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞に勝利し、ナリタブライアン以来11年ぶり、21世紀に入ってからは初めての牡馬クラシック3冠を達成した。なお、デビューから無敗での三冠制覇はシンボリルドルフ以来21年ぶりの快挙であった。同年の有馬記念では2着だったものの、翌2006年も活躍を続け、天皇賞(春)、宝塚記念を勝利する。この後に海外遠征を挙行し、仏国・凱旋門賞に出走するが、不可解な結果に終わる(失格)。帰国後はジャパンカップと有馬記念に勝利し、シンボリルドルフとテイエムオペラオーに並ぶ中央競馬GⅠ7勝を上げて同年に引退した。

父:サンデーサイレンス (米国産、輸入種牡馬)
 父:ヘイロー (米国産)
 母:ウィッシングウェル (米国産)
母:ウインドインハーヘア (愛国産、輸入繁殖馬)
 父:アルザオ (欧州産?)
 母:バラクリアー (欧州産?)

何気にディープインパクトって、在日外国産馬の間に生まれたハーフ君だったんですね。今まであまり深く考えなかったことですが。
ちなみにアタシは下町ではないものの、生まれも育ちも東京の、江戸っ子でありんす。

   アウトサイダー」でも構わない。
       ↑      映画も観たし、「それが僕の生きる道」、ならばね。
       ↓      
「競馬が教えてくれたもの」・・・

Sunday, December 24, 2006

ひとりごとⅢ⑤

今日はイヴ。あのイエス様のご生誕前夜祭でしたでしょうか・・・、いつまでもこの世の中が平和であるますようにと願いながら、大事な人たちと過ごす特別な日。世界中の一つでも多くの街や家庭が幸せな笑顔で溢れることを心よりお祈りしています。

しかし、今年もあと僅かだというのに、新聞やニュースでは相変わらず良からぬ話題に事欠きません。

『青酸カリ60㌘工場から盗難』~「警察は窃盗(せっとう)事件として捜査している。数百人の致死量に相当するという。」~果たしてこの事件を窃盗事件と呼ぶべきなのでしょうか。金庫から盗まれた物は現金や宝石とは違い、テロ行為にも使用されかねない危険な毒物です。次元が違い過ぎると思いませんか。

『米産牛肉からダイオキシン 韓国で検出』~もう何とも言えません。買物の時はやや高めでも、現時点では国産を選ぶしかないようですね。日本の生産者の方々に期待致します。

『早大が研究費返還』~「○△□※教授による国の研究費不正受給問題で、文科省と経産省は22日、早大に対して研究費の返還を求めると発表した。早大は同日、不正利用と断定できなかった分や利息分も含め、2億2,615万円を返還した。(中略)」~この国の研究費というのは、元が国民の税金であったような気がします。支給する国側はともかくとして、受給する大学側もそれを全く考えていないと判断するしかありません。大学と言えば、大阪大学大学院の○△□☆教授が政府税調を辞任されました。お相手の方はともかく、本妻さんやその他のご家族が気の毒に思います。大学教授も十人十色なんでしょうけれど、教育や政治に携(たずさ)わる者として多少の自制心は必要だと思います。名誉教授という肩書きを聞くことがありますが、ここは悲しいかな「不名誉教授」と呼ばれても仕方ないのでしょう。引責辞任と言えば、日興コーディアルグループの会長と社長が同社の不正会計処理の責任を取って辞任されました。こちらの方は決断が早かったようです。きっとドーパミンがよく働いたのでしょう。ご自分のドーパミンの働きに心配があると思われる方、お近くの脳科学者や精神科医、心療内科医等にご相談されることをお薦め致します。

今年いろいろと気苦労されたであろう受験生の方々は、入学試験を目前に控えているため、なかなかクリスマス気分になれないかもしれません。でも、あともう少しですから、風邪をひかないように気を付けながら、今は勉強を頑張って下さい。そして、来年は一人でも多くの方が、それぞれの記念日を幸せな気持ちで迎えられますよう、今一度お祈り致します。

Merry Xmas

Friday, December 22, 2006

ひとりごとⅢ④

真っ赤に熟れたトマトはとっても美味しい。何でも旬を迎えた食べ物は美味しいし、その栄養価も季節外れのものと比べて高いという話。今ではハウス栽培のおかげでスーパーや八百屋さんで何時でも目にすることができます。今のはどうだか分りませんが、昔に食べた記憶だと、ハウス物は中身がカシュカシュしていたように思います。包丁で半分に切ると、その包丁にトマトの果肉のカシュカシュがくっついてくる・・・、何となく伝わりませんかね。そのカシュカシュはトマトジュースを飲んだあとのグラスの表面に付着してくるような、ちょっとスイカの果肉にも似た・・・、何となく伝わりませんかね。やはり、外でお日様の光をたっぷりと浴び(光合成)、朝晩と日中との寒暖の差の中で、生きる力を存分に発揮して付けた、その熟れたトマトの実が一番美味しいのではないかと思う。

さて、我々ヒトの場合はどうだろうか。ヒトの温室栽培なんて有り得ないだろうが、それに似た環境は実際有るのではないだろうか。経済的、社会的に恵まれた環境で生まれ育った人も居れば、それと相対する環境で生まれ育った人もいる。もし、この両者の潜在的に持つ物が同じだとして、それぞれがいい大人になったとき、両者の違いはどう出るだろうか。これより前者を「温室(おんしつ)くん」、後者を「自然物(しぜんもの)くん」と呼ぶ。

さてさて、温室くんは地元で常にチヤホヤされ、小学校において虐(いじ)めることはあっても、虐められることは一切無かった。それに対し自然物くんは、いつも綻(ほころ)びた服を着ていたものだから、小学校で「虫食い野郎」と呼ばれては虐められた。でも、自然物くんは歯を食いしばって学校へと通い続けた。温室くんは小学校を卒業すると、私立中学校へと進んだ。幼稚園から大学までエスカレーター式で進学できる学校らしい。一方、自然物くんは地元の公立中学校へと進み、温室くんとはここで離れることとなった。中学校へと進んだ自然物くんには新しい素敵な出会いもあったが、残念なことにその逆もあった。成長の遅かった自然物くんは中学校で「チビ」と呼ばれ、また違う同級生らに虐められた。でも、自然物くんは小学校での虐めに我慢しただけあって、ここでも何とか我慢して学校へと通い続けた。そして受験勉強もしっかりして、地元の公立高校へと進んだ。高校では中学校時代の顔がかなり減った。また新しい素敵な出会いもあったが、やはりその逆もあった。その内容は小学校や中学校の時よりもさらにエスカレートしたものだったが、ここでも自然物くんは耐え抜いた。そして、自然物くんは悩み続けながらも、常に前向きに色々な物を見たり、聞いたり、触れたり、考えたり、とにかく行動した。その溢(あふ)れる好奇心が虐めに対抗する気力を彼に与え続けたのかもしれない。その後、温室くんは難無(なんな)く大学を卒業し、コネで有名企業へと入社した。一方、自然物くんは何とか大学を卒業し、温室くんと同じ年に何とか社会へ出ることができた。

その後の展開は予想できてしまうかもしれません。どういった結末にするかはあなた次第です。それぞれが持つ価値観や倫理観の違いによって、果たして十人十話となるのでしょうか。

Thursday, December 21, 2006

ひとりごとⅢ③
















今日の日経を見て、望みもしない日本沈没のシナリオへ、着実に向かっているのだと痛切に感じた。いったい、何に救いを求めれば良いのだろうか。

宗教か。

それとも、政治か。

『社会と宗教』 講談社
『改革政権準備完了 私に賭けてください』 光文社
『美しい国へ』 文藝春秋

されど私は本を読まず、事実のみを謳(うた)う新聞を読む。

そして自欲を抑え、理想の国を考える。

ガンダーラ。

Wednesday, December 20, 2006

ひとりごとⅢ②

今日の日経成長を考える~識者に聞く
増税先送りは高リスク-安倍晋三内閣は「成長なくして財政再建なし」を掲げています。「経済成長やイノベーション(技術革新)が重要だという点には全く異論はない。ただ、財政との関係で言うと、増税を先送りしても経済成長すれば財政再建できるという考え方は問題が多い。イノベーションが起こるかどうかを事前に予測するのは難しい」
「経済成長による財政再建を期待することは『財政赤字ギャンブル』と呼ばれる。子供名義の借金を返済するのに宝くじが当たれば子供に負担は残らないが、外れればさらに大きな負担を残す。すでに日本は世界で一番、将来世代が高いリスクを負わされる点で問題だ」
                     ~~~中略~~~
「日本も景気が好調ないまこそ増税を急ぐべきだ。時期を先送りするほど、消費税率の引き上げ幅は大きくなる。来年夏の参院選後から超党派で議論を始めるべっきー!(黒の全身タイツに白い骨の絵柄)」

どうだろうか。この記事を読んで、私なりに見えてくるものがある。先ず、この学者さんは今の内閣の基本路線を記事の冒頭で全肯定し、それ以降はこの記事を意味あるものとする為だろうか、数々の注文や意見をしてはいるものの、今の内閣が思い描いているとおり、消費税引き上げ議論の開始時期が来年夏の参院選後が妥当である、とこの記事を結んでいる。「増税先送りが高リスク」とタイトルを打っておきながら、何故(なにゆえ)に参院選後からなのか・・・。今の内閣は選挙の為に政策論議をやっているのか。現役から将来世代の国民生活を考えることよりも、選挙の方が大事なのか。記事の結びから言って、タウンミーティングのような「やらせ」のように思えてならない。
また、この学者さんが見ているものは、国民の苦しい生活でもない。国民の将来に対する不安でもない。きっと、将来の自分の椅子(いす)なのである。私にはそう思えてしまう。今の社会を歪(ゆが)めているのは倫理観に欠けた学者、政治家、官僚、企業の経営者らであろう。また、今の与党がここまで選挙の勝ちに拘(こだわ)るということは、何かとんでもない大きな物が、あの永田町・霞ヶ関一帯に隠れて存在しているのかもしれない。もしや、それはあのファンファン大佐の居る敵のアジトなのかもしれぬ(謎)

次回は「都庁前経由、国会議事堂前行き」「父と子のおとくライン」を予定しています。

Tuesday, December 19, 2006

ひとりごとⅢ①

昨日の日経、『麻生太郎外相が19日、自民党旧河野派を衣替えする形で「麻生派」を旗揚げする。これを機に「麻生派」とともに旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派が再結集する「大宏池会」構想の行方が注目を浴びそうだ。三派内の有力者や中堅・若手が動き始めたが、主導権を握ろうとする思惑は様々。機運が高まるほど摩擦も激しくなりそうだ。』

政治家さんらは国会の運営に限らず、色々と大変なお仕事なんですね。お疲れさまでございます。私にとって政治というものは非常に難しく、解らないことばかりです。
ただ台本を棒読みなさってると思われる方もいれば、頭の中で語句と語句を繋げ、即時に文章化して話してらっしゃると思われる方もいる。どこでも十人十色なんですね。
右の道に行くのか、左の道に行くのか、それとも自分の道を行くのか、色で言えば何色なのか、はっきりさせた方が良いと思いますよ。男なら男らしくね(女性の方、ごめんなさい)。現代においては、そういった粋(いき)な、硬派なお方は居(お)らんのでしょうか。特に野党の民主党さん。今国会の終盤、誰だかの不信任案の件でも、最後は他の野党と足並みが揃っていなかったようですね。
さぁ~、あなたはどっち。

『民益論 われら官僚主導を排す』 
『マンガで読むびっくり仰天!年金浪費―「福祉」という名のブラックホールを塞げ!』
『政権交代のシナリオ 「新しい日本」をつくるために』 

次回は「出版社の色も十色」を予定しています。

六ちゃん 「飲まずにいられるかいっ!」「サワー買うてきてなぁ~!」
父ちゃん 「もう、父ちゃん寝る!」「会社四季報も買うてきてやぁ~!」・・・つづく
ひとりごとⅡ⑳

これも○○病なのでしょうか。

2005年 2月10日 1998~2002年にシンガポール駐在事務所に特派員として派遣されていた職員2名が契約カメラマンの報酬金額を水増ししてNHKに報告していた。総額は795万円に及ぶ。これを受けてNHKは職員2名に対する懲戒停職処分(国際放送・NHKワールド・ラジオ日本のチーフプロデューサーに対し停職6ヶ月、放送総局・解説委員主幹に対し停職3ヶ月)にすると共に、上司だった当時のバンコク支局長ら2人に減給、当時の報道局長ら5人に対しても厳重注意処分を行った。①

2005年 5月19日 
NHKはスタジオセットのCG作成に絡み、計約470万円の経費を着服したとして、番組制作局映像デザイナー部の職員(39)を26日付で懲戒免職処分にすると発表した。この職員はCG作成を外部に注文したように装い、4回に渡って委託料を着服した。内2回は元チーフプロデューサーの番組製作費詐欺などの一連の不祥事が明らかになったにもかかわらず続けていた。②

2005年 5月22日 
『プロジェクトX~挑戦者たち~』第171回(5月10日放送)の「ファイト!町工場に捧げる日本一の歌」で、取り上げられた大阪府立淀川工業高校の当時の状況について、事実に反する描写がされていた事がOB達からの指摘で発覚。NHKはコンテンツ掲載の一時保留、再放送の再検討を表明。その後視聴率が悪化したため番組自体も12月28日で打ち切りとなった。③

2005年11月 2日 銃刀法違反で逮捕されて罰金10万円の略式命令を受けた横浜放送局の職員(53)が出勤停止2日の懲戒処分を受け、直属の上司ら2人も厳重注意の処分を受けた。④

2005年11月15日 紀宮清子内親王と東京都の職員である黒田慶樹の結婚の模様を中継する際に宮内庁から自粛要請が出されていたヘリコプターによる空撮を実施したとして、その後の記者会見にてNHK記者2人が会場から閉め出される(NHKによる代表撮影は予定通り行われた)。⑤

2006年 4月11日 
報道局スポーツ報道センターのチーフプロデューサー(43)がカラ出張を約240回繰り返し約1,700万円を着服。NHKは、当初内部調査により発覚と発表したが、その後外部からの指摘であった事が判明。処分は懲戒免職。カラ出張の内11万円分について、詐欺と詐欺未遂で刑事告訴(6月13日)。⑥

2006年 4月25日 
番組制作局(当時)ベテランプロデューサーが総合テレビの番組『爆笑オンエアバトル』DVD化に絡み、4年間、制作会社から交際費として現金280万円を受け取る。所得として確定申告もしていなかった。処分は譴責処分(6月14日発令)。刑事告訴は無し。⑦

2006年 5月17日 横浜放送局の30代の男性職員が健康保険証の偽造や偽名を使用する事で、ホテルやスポーツクラブの割引サービスを不正利用。処分は停職4ヶ月。刑事告訴は無し。⑧

2006年 5月20日 富山放送局の放送局長(54)が富山市内のホームセンターで5,000円相当の商品を万引きしたことが10月になって発覚。NHKはこの局長を更迭し、停職3ヶ月の処分とした上で、この放送局長から出されていた退職願を受理した。⑨

2006年 5月26日 
山口放送局の放送局長(54)が出張旅費で不正な経理処理を行い約51万円(29件分)を着服。辞意を表明したが、NHKでは退職を認める前に報道局付に異動させ、事実関係の確認を行った。処分は停職1ヶ月。刑事告訴は無し。⑩

2006年 6月 2日 報道局副部長(47)が私的な会食の領収書を使って、計28回、約15万円を受領。業務上必要な専門家による勉強会に28回参加し、その参加費用であるというが、NHKは個人が特定されるという理由で、参加したとされる勉強会や会費については非公開。処分は減給処分(1日分の給与を半額にする)。刑事告訴は無し。⑪

2006年 6月 6日 
スポーツ報道センター管理職(当時)が2000年から2001年にかけて出張経費5件分約8万円を着服。処分は減給処分(1日分の給与を半額にする)。刑事告訴は無し。⑫

同日 スポーツ報道センター職員(当時)が2001年から2004年にかけて出張経費7件分約10万円を着服。処分は譴責処分。NHKによる緊急調査により、不適当な支出が約300件見つかった事が6月6日発表された。約260件分については非公表という事になる。⑬

2006年 6月16日 NHKエンタープライズは、今年2月、新宿歌舞伎町でドラマの撮影を行った際に、暴力団関係者に現金10万円を渡す。一部週刊誌に報じられた内容を元に、NHKが警察に調査を依頼。エグゼクティブプロデューサーを譴責処分。常務取締役とドラマ番組部長を訓告処分。⑭

2006年 6月23日 沖縄放送局の集金員が『NHK受信料拒否の論理』の著者である○☆△□について「現在、滞納分も含めて全て払っている」と嘘の説明をして、視聴者から金を騙し取ろうとした。NHKは、○☆が受信料を払っていない事を再確認し、受信料支払い拒否を続ける○☆に文書で謝罪した。なお○☆は自宅にテレビが有る事を著書の中で明言している。⑮

2006年 6月29日 受信料集金委託先の20代の集金員(当時)が4月中旬、集金した受信料を不正に詐取。5月中旬、退職後も、持ち出した個人情報を元に受信料名目で金を搾取。被害金額約5万円。詐欺罪による告発を検討中。⑯

2006年 7月21日 大阪放送局堺営業センターの男性地域スタッフ(40代)が自宅の私用パソコンにインストールされたファイル共有ソフトにより、個人情報223件を流出。規則に反して自宅にて個人情報を保管していた理由について、NHKは(地域スタッフが)業務利用のために持ち出したと発表。処分は不明。⑰

2006年 7月28日 NHKサービスセンター文化事業部の男性職員(38)が2000~2004年度にかけてNHK杯国際フィギュアスケート競技大会の当日入場券の売り上げなどを管理する口座から約370万円を着服。センター側は、売り上げ明細の提出を義務付けず、口座のチェックを行わない等、管理体制がずさんであったため、不正に気付かなかった。外部からの問い合わせにより発覚。処分は懲戒免職。刑事告訴を検討中。⑱

2006年11月22日 NHK報道局男性記者(31)は、10月28日未明、中野区中央で自転車を盗み、酒気帯びのまま運転していた所を警察に職務質問され発覚。書類送検される。処分は不明。⑲

2006年12月12日 制作局ディレクター 男性(46)が12月11日午後6時ごろ、渋谷区の路上で大麻を所持していた為逮捕。覚醒剤の所持も認める。処分は未定(12月13日現在)。⑳

2006年12月17日 ライツ・アーカイブスセンターアーカイブス部の男性職員(30)は、16日午後7時半ごろ、御茶ノ水―浅草橋駅間を走行中の普通電車内で、男子学生の臀部(でん部)を約3分間触った疑い。学生が同駅で取り押さえ、署員に引き渡した。酒は飲んでおらず、容疑を認めている。⑳+①


この2年の間に21件もの不祥事、これって本当のことなのでしょうか。今流行りのやらせなんじゃないか、と疑っている私もいます。もし、万が一、これらが全て本当なら、上の方は恥ずかしくないんでしょうか。これがもし民間企業ならば、引責辞任2回でも済まないでしょう。教育テレビなど、多くの子供さんも観ているだろうに。日本国民に限らず、日本に滞在されている諸外国の方々にはどう映っているのでしょうか。「美しい国、日本」だなんて・・・、まるで詭弁家(きべんか)の国。日本国という国はこんな国なのですか。今年の流行語に選ばれた「品格」という言葉とは、イスカンダルへ行くより遠いような気がしてなりません。お国の為にと尽力されている同士に対しても失礼と思いませんか。

Monday, December 18, 2006

ひとりごとⅡ⑲

甲状腺機能低下症の代表が橋本病です。甲状腺機能低下症は、バセドウ病と正反対で、甲状腺ホルモンの量が不足して、新陳代謝が低下し全てが老けていくような症状がみられます。無気力で頭の働きが鈍くなり、忘れっぽく、ひどくなると痴呆の原因の1つにもなります。寒がりで皮膚も乾燥してカサカサになったり、体全体がむくみ、髪も抜け、眠気がありボーッとして活動的でなくなります。橋本病も甲状腺臓器特異性自己免疫疾患の1つで、体質の変化により甲状腺を異物とみなして甲状腺に対する自己抗体(抗サイログロブリン抗体、抗マイクロゾーム抗体)ができます。この抗体が甲状腺を破壊していく為、徐々に甲状腺機能低下症になっていきます。しかし、甲状腺が腫大したり、のどの違和感を訴え橋本病と診断されても、すべての橋本病が甲状腺機能低下症を伴うわけではありません。約40%の人に機能異常があります。

橋本病の治療についてですが、甲状腺機能が正常であれば体に影響がなく自覚症状はないので薬は必要ありません。ただし、甲状腺腫がかなり大きい場合は、甲状腺ホルモン剤を服用すると腫れを小さくする事ができます。甲状腺機能低下症がある場合は、不足している量の甲状腺ホルモンを薬として服用します。しかし、単に足りない分を補充しているだけですので長期間の治療が必要となります。ですが、薬の効果がでれば、すべての症状は消失し日常生活は薬を服用しながら運動、仕事、妊娠、授乳など何でもできます。 なお最近、マスコミなどでヨードが体に大変良いと宣伝され、根昆布などの健康食品も流行しています。ヨードを多く含む昆布は、一部の人や橋本病の人には甲状腺機能低下を助長させるので、普通以上に食べない方が良いです。

▲橋本病の症状▼
○甲状腺腫大~慢性甲状腺炎のため、硬く腫れてくる場合が多いです。
○甲状腺機能が正常の場合~甲状腺ホルモンが正常値内にあるので身体に影響はありません。その為、自覚症状は全くありません。甲状腺腫が大きい人は、たまに喉の圧迫感や違和感を訴える人がいます。
○甲状腺機能が低下になると~必要量の甲状腺ホルモンが作りきれない為に、全身の新陳代謝が悪くなり、以下のような様々な症状が現れます。 

全身症状-----寒がり、疲れやすい、動作が鈍い、体重増加、声かれ、低音 
体温-------低体温 
顔つき、首----むくみ、甲状腺腫大、のどの違和感、ボーッとしたような顔 
神経、精神症状物-忘れ、無気力、眠たい、ボーッとしている  
循環器症状----徐脈、息切れ、むくみ、心肥大 
消化器症状----食欲低下、舌が肥大、便秘 
皮膚-------汗がでない、皮膚乾燥、脱毛、眉が薄くなる、皮膚の蒼白 
筋骨症状-----脱力感、筋力低下、肩こり、筋肉の疲れ 
月経-------月経不順、月経過多 
血液値------コレステロール上昇、肝障害、貧血

しかし、様々な病気があるものです。もし、上記の症状に心当りのある方は早めの診察をお勧めします。その際、ちゃんと患者の目を見て話をする善良な医師かどうか見極めることも必要とされるかもしれません。今はこんな時代ですし、医師も一人の人間ですから。

人として・・・
今現在ご病気の方、どうぞご自愛ください。
ひとりごとⅡ⑱

毎日寒いですね。みなさん、お風邪など召(め)していませんか。私は壊死(えし)なのか、シモヤケなのか良く分からないのですが、とにかく足先が痒(かゆ)いんです。また、岸先生にでも診て貰おうかな。でも、「おいしゅうございます」の人ではありませんよ。親戚かな(謎)

さて、歴代の厚生大臣(厚生労働大臣)を見てみましょう。

1976年12月14日~ 渡辺美智雄-自由民主党--福田内閣
1977年11月28日~ 小沢辰男--自由民主党--福田内閣
1978年12月 7日~ 橋本龍太郎-自由民主党--第1次大平内閣
1979年11月 9日~ 野呂恭一--自由民主党--第2次大平内閣
1980年 7月17日~ 斎藤邦吉--自由民主党--鈴木(善)内閣
1980年 9月19日~ 園田直---自由民主党--鈴木(善)内閣
1981年 5月18日~ 村山達雄--自由民主党--鈴木(善)内閣
1981年11月30日~ 森下元晴--自由民主党--鈴木(善)内閣
1982年11月27日~ 林義郎---自由民主党--第1次中曽根内閣
1983年12月27日~ 渡部恒三--自由民主党--第2次中曽根内閣
1984年11月 1日~ 増岡博之--自由民主党--第2次中曽根内閣
1985年12月28日~ 今井勇---自由民主党--第2次中曽根内閣
1986年 7月22日~ 斎藤十朗--自由民主党--第3次中曽根内閣
1987年11月 6日~ 藤本孝雄--自由民主党--竹下内閣
1988年12月27日~ 小泉純一郎-自由民主党--竹下内閣
1989年 6月 3日~ 小泉純一郎-自由民主党--宇野内閣
1989年 8月10日~ 戸井田三郎-自由民主党--第1次海部内閣
1990年 2月28日~ 津島雄二--自由民主党--第2次海部内閣
1990年12月29日~ 下条進一郎-自由民主党--第2次海部内閣
1991年11月 5日~ 山下徳夫--自由民主党--宮澤内閣
1992年12月12日~ 丹羽雄哉--自由民主党--宮澤内閣
1993年 8月 9日~ 大内啓伍--民社党----細川内閣
1994年 4月28日~ 羽田孜---新生党----羽田内閣(首相が臨時代理)
1994年 4月28日~ 大内啓伍--民社党----羽田内閣
1994年 6月30日~ 井出正一--新党さきがけ‐-村山内閣
1995年 8月 8日~ 森井忠良--日本社会党--村山内閣
1996年 1月11日~ ---新党さきがけ‐-第1次橋本内閣
1996年11月 7日~ 小泉純一郎-自由民主党--第2次橋本内閣
1998年 7月29日~ 宮下創平--自由民主党--小渕内閣
1999年10月 5日~ 丹羽雄哉--自由民主党--小渕内閣
2000年 4月 5日~ 丹羽雄哉--自由民主党--第1次森内閣
2000年 7月 4日~ 津島雄二--自由民主党--第2次森内閣
2000年12月 5日~ 坂口力---公明党----第2次森内閣 (労働大臣兼任)

            (これより厚生労働大臣) 
2001年 1月 6日~ 坂口力---公明党----第2次森改造内閣
2001年 4月26日~ 坂口力---公明党----第1次小泉内閣~第2次改造内閣

2003年11月19日~ 坂口力---公明党----第2次小泉内閣
2004年 9月27日~ 尾辻秀久--自由民主党--第2次小泉改造内閣
2005年 9月21日~ 尾辻秀久--自由民主党--第3次小泉内閣
2005年10月31日~ 川崎二郎--自由民主党--第3次小泉改造内閣
2006年 9月26日~ 柳澤伯夫--自由民主党--安倍内閣

Sunday, December 17, 2006

ひとりごとⅡ⑰

サリドマイド事件~サリドマイドは「安全な」睡眠薬として開発・販売されたが、妊娠初期の妊婦が用いた場合に催奇形性があり、四肢の全部あるいは一部が短いなどの独特の奇形をもつ新生児が多数生じた。日本においては、諸外国が回収した後も販売が続けられ、この約半年の遅れの間に被害児の半分が出生したと推定されている。大日本製薬と厚生省は、西ドイツでの警告や回収措置を無視してこの危険な薬を漫然と売り続けた。米国のFDAが認可せず、治験段階の約10人の被害者に留めたこととは対照的な結果となった。戦後の薬害の原点となる事件である。
日本では、大日本製薬が独自の製法を開発し、1958年1月20日に「イソミン」の名称で販売を開始、1959年8月22日には胃腸薬「プロバンM」に配合して市販した。東京の都立築地産院では1959年から1961年までに3例のフォコメリア児の出産が報告されるなど、全国で被害が生じたが、大日本製薬は当時西ドイツに研究員を派遣するなどして情報を入手していたにもかかわらずこれを無視し販売を続けた。また厚生省も1962年2月に亜細亜製薬のサリドマイド剤「パングル」を認可するなど、世界の大勢を全く無視し続けた。
1962年5月17日に大日本製薬がイソミンとプロバンMの出荷停止を、24日にはサリドマイド剤メーカー5社がそれぞれの製品の出荷停止を厚生省に申し入れた。その9月13日にようやく大日本製薬などが販売停止・回収に踏み切った(しかしその後も回収されないサリドマイド剤が市中で販売されていた)。厚生省は翌14日、サリドマイドの被害調査を東大・森山教授に依頼した。
被害者は、1962年年末までに広島・京都などでイソミンの販売と製造許可に対し法務局に人権侵害で訴えたが、翌5月13日、法務省人権擁護局は「侵害の事実なし」と結論。1963年6月28日に大日本製薬を被告として最初の損害賠償請求が名古屋地裁に提訴された。
1974年10月13日、全国サリドマイド訴訟統一原告団と国及び大日本製薬との間で和解の確認書を調印、続いて26日には東京地裁で和解が成立した。以後、11月12日までの間に、全国8地裁で順次和解が成立した。

無論、薬害事件はこれだけではない。血友病患者に対する薬害も記憶に新しい。

私は小学生か中学生の頃、近くの本屋さんで公害に関するある1冊の本を買って読みました。さすがに詳しい内容までは忘れましたが、そこにはイタイイタイ病や水俣病、四日市ぜんそくなど様々な公害について書かれていました。これらの公害は全てと言って良いほど人間の工業生産によるものでした。有機水銀などの有毒物質を河や海に垂れ流しにしていたのです。そして、人間のそういった行為は理科でいう食物連鎖を経(へ)て、生物濃縮により数万倍の毒物となって我々人間を襲ったのです。その悲劇の要因は前述の高度経済成長期における工業生産と、その調査、管理・監督、指導等を怠(おこた)った行政にあります。結果、とんでもない数の方々が苦しみながら亡くなっていき、また、今現在でも苦しみ続けている方々がいらっしゃるそうです。
物事にはプラス面(+、陽)とマイナス面(-、陰)があります。このプラス面には誰でも飛びつくことでしょう。特に欲深き者ら。しかし、その欲が深いばっかりにそのマイナス面を見ない、若しくは見て見ぬ振りでいるから、暗黒面へと堕(お)ちてしまうのではないか。十人十色。しかし、欲は個々に自制しましょう。そうでないと苦しみや悲しみはこの世から無くなりません。逆に増えるばかりですからね。
ふむ、何事もバランスのようだ。

次回は「橋本病1」を予定しています。

Saturday, December 16, 2006

ひとりごとⅡ⑯

今回は社会のお勉強です。国のお役人さん達のお仕事には色々と種類があるようですが、普段、私たちの毎日の生活にどう関わっているのか見ていくことにしましょう。もし、読めない字や解らない字があったら辞書で調べましょう。それも学ぶということです。

厚生労働省(こうせいろうどうしょう)は、日本の中央省庁のひとつ。社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進、並びに労働条件その他の労働者の働く環境の整備及び職業の確保を図ることを任務とする。2001年(平成13年)1月の中央省庁再編により、厚生省と労働省を統合して誕生した。医療健康福祉年金や、労働雇用といった分野を職掌(しょくしょう)※1とする。
※1職掌:受け持つつとめ。役目。

内部部局大臣官房
統計情報部
医政局
健康局
医薬食品局 - 医薬品・医療機器等の承認審査や安全対策、薬物乱用対策などを所管。
食品安全部 - 食品安全、健康食品などについての事務のほか、検疫所を所管。
労働基準局
安全衛生部
労災補償部
勤労者生活部
職業安定局
高齢・障害者雇用対策部
職業能力開発局
雇用均等・児童家庭局
社会・援護局 - 生活保護制度や災害救援などの社会福祉、および中国残留邦人や戦没者遺族など           に対する援護を所管。
障害保健福祉部
老健局 - 介護保険制度など高齢者の健康・福祉に係る事務を所管。
保険局 - 医療保険制度を所管。診療報酬や薬価の設定も行う。
年金局 - 公的年金制度及び企業年金制度を所管。
政策統括官2人(局長級分掌官)

どうでしょうか。私たちの暮らしとかなり密接していると思いませんか。苦しみや悲しみ、多くの人々の様々な「思い」はここから端を発しているのかもしれません。

次回は「お代官様と越後屋」「歴代の厚生労働大臣」を予定しています。
家に着いたら うがいと手洗い 念入りに
ひとりごとⅡ⑮
















私は地図を見るのが好きなんです。嫌いなものは何がどうなったって嫌いですけど。
さて、地図に見入っていると、そこには発見があるのです。過去のことと、その発見が結び付き、それは何時しか疑惑へ、更には確信へと行き着くのです。何かを調べるとき、視察が重要かと思いますが、視察の前の下調べがその視察の成果をさらに向上させるのだと思います。
上の画像は、私が若かりし頃にビール売りのアルバイトをしていた神宮球場の周辺地図です。当時、未だ同級生より体が二周り近く小さかった私は麒麟さんの計らいで2ダースのところを1ダースにして貰いました。その節は本当にありがとうございました(遅)千駄ヶ谷の駅から国立競技場の前を通ってテクテクと歩きました。この地図を眺めながら、そんな当時を振り返ったのです。そうしたら、見えてきたのです。見えてきてしまったのです。全て勘違いならば、どんなに楽か・・・。とにかく地図を見ることはお奨めです。特に学校の周辺とか。それも、ネット上のではなくね。

あ~寒気がするゞ(>д<)
だって、本当にしつこいんだもの・・・ 

Friday, December 15, 2006

ひとりごとⅡ⑭

いよいよクリスマスが近づいて来ましたね^^ (アタシには関係ないけど)
♪恋人がサンタクロース♪の曲が流れてきませんか?
そう、「わだすをスギーに連れでって」
あれはホイチョイプロダクションさんの映画でしたかね。
「彼女が水着にきがえたら」や「波平の胸で抱きしめて」(ちょっと違うか)も確かそうだったと思います。そのホイチョイさんは成蹊学園の卒業生メンバーだとかで、だとしたらやはり流石です。きっと、創造性を育(はぐく)む立派な教育を実施しているのでしょうね。アタシの記憶が確かならば、あの学園は◆◆◆グループとも関係が深いんです。違ったかな(汗)

前の晩に新宿の西口からトラックじゃなくて、バスに乗り込み、朝には白銀の世界。
♪どおして どおして ~~~♪

波平もとい、波と言えば関東地域では湘南でしょう。
今では埼玉県内から湘南の目と鼻の先まで1本の電車で行けるようになったんですね。乗ったことありますが、スピードもなかなか速い。

大宮~大船 → 湘南新宿ライン
山名氏重~菅原道真 → やらせライン
市内~県内市外~県外~国際~ケータイ → プラチナライン(おとくらしい)

早速にビデオでも借りてくるかな、サンドイッチで(照笑)
次回は「アタシ、家計が大変なの」を予定しています。ご期待ください。

Thursday, December 14, 2006

ひとりごとⅡ⑬

もう12月も半ば、本当に寒い時期となってまいりました。
温かみを感じられないのかな。
さて、今の季節を、今の世の中を色で言うなら何色なんでしょうか。
色相関(しきそうかん)といったものを昔に習ったと思います。
似だ色が隣にある丸いのです。

(緑)→(青)→(紫)→(赤)→(橙)→(黄)→(黄緑)→(緑)

そして、それぞれの色がそれぞれに持つ印象というのがあります。これは洋服であったり、インテリアであったり、料理においても大変大きな要素となっています。その色の印象の例ということで、下の3色を挙げてみました。まあ、印象の受け方にも個人差が多少なりともあると思いますが。

・・・・・(+)情熱(-)攻撃的、挑発的
・・・・・(+)平和(-)未熟、妬(ねた)み
・・・・・(+)冷静沈着(-)冷淡な、憂鬱(ゆううつ)な

青、それも濃い目の青は本当に冷たい印象を受けます。一概には言えませんが、こういった色を好む人などは恐らくそういった心の持ち主なのかもしれません。逆に冷静さを保つ為にということもありますが、第三者から見れば、やはり前者の方なのではないでしょうか。猫を被(かぶ)るといったことは世間一般的に溢(あふ)れていますから、良い印象の色だからって、その色の印象をそのまま鵜呑みにすることは危険かもしれません。

次回は「ライン(点と点が繋がった)」を予定しています。

この時期は長ネギの緑も使い風邪予防。

Tuesday, December 12, 2006

ひとりごとⅡ⑫

何だか、またNHKで不祥事があったようで、NHKディレクターが大麻所持により逮捕されたらしい。警察の調べでは、容疑者は11日午後5時45分頃、東京都渋谷区道玄坂2丁目の路上で、乾燥大麻7・1グラムを所持していて、1人で歩いていた容疑者に渋谷署員が職務質問した、とのことだが、どうなんでしょうね。人の多い渋谷の街中で、NHKの職員が職務質問なんかに引っ掛かるだろうか。よっぽどヨタヨタして歩いているとか、目立つモノを所持していない限りは有り得ないだろうと私は思う。また、NHKによると、容疑者は教育番組を担当していたが、体調不良を理由に9月から休職していて、NHKは「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を確認し、厳正に対処する」とコメントしたそうだ。このコメントも正にコピペじゃないか。不祥事がこれだけ続くってことは、トップ数人の交代では済まない根深い何かがあるのだろう。視聴者の監視の目がちゃんと行き届くようにした方が良いのではないだろうか。
フォローということではないのだが、NHKは教育チャンネルも含め、興味深い番組が民放と比べて格段に多いと思う。ただ、大河ドラマは個人的に微妙である。毎週楽しみにして観てらっしゃる方には失礼かもしれないが、実際、私は観ていない。今では映像技術もかなり向上しているだろうから、どうだろう、SFドラマとか。未来の話である。地方によりズレはあるかもしれないが、放送が日曜日の夜8時くらいからであれば、家族が揃って食事をしたあとに、子供さん、お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃんと、家族揃って将来の日本や世界について語り合ったらどうだろうか。子供さんらの将来の夢が、私達が子供の頃に見たような、宇宙飛行士であったり、科学者であったりと、今よりも夢のあるものへと変わっていくのではないだろうか。そして、そういった子供達の夢が将来の日本の原動力になるのではないだろうか。醜い金や権力争いの為に、未来ある子供達の「夢の翼」を折らないでやって欲しい。お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃん、そうは思いませんか?ゴチでも、ごっつぁんでも何でも良いからさ。でも、誤解だけはしないでね。そういう意味じゃないから。五戒はお好きなだけ(笑)

Monday, December 11, 2006

ひとりごとⅡ⑪

先週は競馬をやらなかったな。まあ、お金も無いしね。
何だか魅力がなくなった。今のジャイアンツと同じ風。
昔は熱かったのにね。4番サード・・・(大歓声)
こんな寒いときは温かいコタツにでも入って、本を読むのも良いかもしれない。
読めない字や意味の解らない言葉があったら辞書で調べてね。
そこで、パソコンを使い、本を検索してみた。

①あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します
②ヴァンパイア十字界 8
③空色海岸 1
④REC 6
⑤平19 初級シスアド試験対策テキスト
⑥テイルズオブエターニア キールの希望
⑦水底の光
⑧王子ロマンチカ

どうだろうか。でも、やはり私に本は似合わないから「TOP GUN」のビデオでも観ようかな。何回観てるんだろ。もう頭の中はあのサウンドトラックで一杯さ。帰りに薬局に寄って水虫薬でも買ってくるかな。無駄と分かっていてもね。
買物で思い出したが、スーパーで買物をした際、レジのバイトの男の子がつり銭を私の手のひらの上に置き損なって、下にばら撒(ま)いちゃったんだよね。近くの親切な買物客が拾うのを手伝ってくれた。当然に彼も拾ってくれたが、どうだろう、ちゃんと謝ってくれてたかな。謝ってたのかもしれないけど、私の目を見ていなかったし、誠意を込めていなかったことだけは確か。私はお客さん相手の仕事が長かったから、ほんとに頭はよく下げた。感謝の気持ちであったり、逆に謝罪の気持ちであったりと。普段、人の前を通り過ぎるときにだって、軽いお辞儀は欠かさないように心掛けている。日本人の大切な何かが失われてきているのではないだろうか。お笑いじゃないが、ここは欧米ではない。先祖様が守り続けてきた日本国である。

Saturday, December 09, 2006

ひとりごとⅡ⑩

今日の日経に、乳幼児手当の増額についての記事があった。少子化対策の一環とのことだが、どうだろう。一般家庭で言えば奥さんの役割であろう財務省が、この増額の仕方に異論を唱える。その通りなのかもしれない。ちょっと反れてるような気がする。戦時中、お腹にいる赤ん坊が男の子ではなく、女の子であって欲しいと思う母親の願い。それに似た部分も少なからず有るのではないだろうか。

寒い部屋の中で、布団と毛布に包(くる)まり、瞑想(めいそう)にふけっていたら、また思い出したことがあった。以前に、地の名士のことについて触れた覚えがある。それの続き。
あれは郡部(ぐんぶ)だったか、小山を上り、昔ながらの家がポツ~ンポツ~ンと立ち並ぶ、そんな町。きっと地の名士なのだろう。同じ名字の表札が何軒も続いていた。その内の一軒で、独り黙々と電子機器関連の仕事をしている男性とお逢いした。その家の中の雰囲気はというと、特に悪くはなかった。ここには何も潜(ひそ)んではいないと判断したが、私の仕事にならないだろうことも何となく解ってしまった(苦笑)でも、人の話を途中で折るのは失礼だというのもあったし、実際、なかなか有意義な話をして下さった。きっと、この方の価値観と私のそれとの間に大きな隔たりはないだろうと感じた。やはり、住人十色。お陰で足が痛くなった(笑)

私は基本的にメイド・イン・ジャパンだが、ドイツの製品は昔から好きである。ガッチリしていて、私の好きな「こだわり」を感じる。ワークシェアリングを取り入れた国でもある。ドイツに限らず欧州には、長い年月が流れているのにも拘(かかわ)らず、古き良き物が今も数多く存在し、周りの緑や河や山や空と一体となり、美しいハーモニーを奏(かな)でている。そんな素敵な世界、奥さんを連れてゆっくり旅してみてはいかがだろうか。

「虹を越えて・・・」


ひとりごとⅡ⑨

今日の日経で、うつ病患者が92万4,000人、6年のうちに倍増ですって!Σ(・ω・ノ)ノ
でも、まあ今のメディアの言うことだから、鵜呑みは危険ですけど・・・
鬱(うつ)かぁ・・・、この複雑な字体からして凹みますね。平成教育委員会でも書ける人なんて滅多に居ないんじゃないかな。しかし、鬱のつらさ、アタシも経験者だから解ります。何と言っても心の病ですから、水虫に水虫薬を塗るのとは訳が違う。鬱って、女性の更年期から来るものが今までは多かったんじゃないのかな。それがここで激増でしょ。これには何かあるのかな。自分が鬱になった頃のことを思い出すと、何だか周りの雰囲気が澱(よど)んでいたように思う。そのときの職場のT課長は他の同僚に言った、「お前もこの本を読め!」さて、何の本だったのだろう?イメージが今ひとつ・・・。そして、鬱になった私は医者に行くようにとTさんに勧められ、T線に乗って、駿河台にある健康保険センターへと足を運んだ。駅を下り、目的地に向かって歩いていると、またあの感覚・・・「ララァか?」(笑)そして、精神科医の診察を受けた。仕事上の悩みであるとか、家族の状況だとか、色々と話を聞いて貰い、その日は精神安定剤や入眠導入剤を処方して貰った。結局、その場所には2回通った訳だが、何ら効き目は無かった。その後、彼とは大学病院で再会した。別に頼んでもいないのに、わざわざ教授が看て下さると、それが彼だった。

世の中が不景気であったり、鬱とまでは行かないまでも気が落ち込んでいる時は、心から笑いたくなりますよね。私ならコメディのビデオを借りてきて、それを観て笑うかな。本当はお笑いや落語なんかが良いのだろうけど、周りに他人が居ると馬鹿笑いも気が引ける。一時だけでも崇高なお寺で禅を組み、瞑想(めいそう)にふけるのも良いかもしれません。また、教会で賛美歌を歌うのも素敵♪もし、そこで何かが見えてきたら、もう薬に頼る必要もなくなるかもしれません。医療費が下手に増えないように、要らん負担は捨てましょう。とにかく、まず、自分の心に勝つこと。それからです☆陽の光を一杯に浴びましょう。そして、季節を感じましょう。花や草木の生きる力に元気を貰いましょう。

順調?
それなら良かった(^ー^* )

Thursday, December 07, 2006

ひとりごとⅡ⑧

こんにちは、ひとりごとお兄さんのコーナーです♪
ええ、今日は脅迫(きょうはく)ではなくぅ~、FAX(ふぁっくす)を頂きました。
ありがとうございます(汗)
早速、紹介してみますね(笑顔)
普段あまり使われない言葉と思いますがぁ~、「とうかつ」というのがございます。
これを先ず変換で調べてみますとぉ~
「統括」と「統轄」の他に「頭括」、「等活」とあります。幾つもあるんですねぇ~
次に辞書で調べてみますとぉ~
先に出た「統括」と「統轄」の二つが載っていました。
何だか同じような言葉のように思えるのですがぁ~、そこでその意味を調べてみました。

統括・・・別々になっているいくつかのものを一つにまとめること。「各事務を━━する」
統轄・・・多くの人や組織を統一して管理すること。

この違いは果たして何なんでしょう。対象となる相手によって違ってくるものなのでしょうか。私達は普段、日本語を何気なく使っていますが、実は本当に奥が深くて難しいものなんですね。でも、焦らず一つ一つお勉強していきましょうねぇ~

話を戻しまして、後に出ました「統轄」の方なんですが、どうも企業などで働く人などをまとめて管理する、といった意味に使われているようですね。きっと現在では、様々な「統轄」の方法・手段があるのだと思います。企業の経営者が執(と)るその違いが、企業の業績に少なからず影響を及ぼすことは確かでしょう。働く従業員が心身ともに健康で、チームワークを大切にしながらも、個々の自分を存分に発揮し、活き生きと汗を流している企業は、一般消費者や取引先に止(とど)まらず、そこで働く従業員やその家族をも幸せへと導くことでしょう。優しい眼差(まなざ)しの笑顔が周りに溢れていたら素敵ですね。

次回は「企業のリストラとその後の新卒採用」を予定しています。

それでは、お元気でぇ~♪

Wednesday, December 06, 2006

ひとりごとⅡ⑦

「水資源問題は突き詰めれば発展途上国問題です。先進国では水不足にさらされても、技術力も資金力もあるので、対応できる。ひどい目に遭うのは貧しい途上国です」という新聞記事があった。これは今の日本で消費される食料の内、少なくとも半分近くを輸入に頼っているということを考慮に入れているのでしょうか。もしかしたら半分以上だったかもしれません。小麦や大豆、その他に植物性油脂の原料となるトウモロコシ(遺伝子組み換え含む)など、きっと未だ沢山あるはずなのです。その点についての記述も欲しかったような気がします。また、毎年のように飲料水の不足する地域が出ているかと思うとやはり心配です。だから、学者さんらは楽観的な考え方で安易に発表や運用をしないで欲しいと思います。

思いました、水の色はやはり水色が一番です。みなさんとも話したいな♪

Sunday, December 03, 2006

ひとりごとⅡ⑥

飛べ~ば飛ぶよな虫ですがぁ~♪
とまぁ~、別に気がおかしくなったわけではなく、これは生まれつきでありまして(笑)
何だか昔のテレビ番組を思い出しましてね。より変態と思われるかもしれませんが、今回はそこから攻めてみたいと思います。観てました^^現役女子高生がメインの「夕やけニャンニャン」と女子大生メインの「オールナイトフジ」、そのころはラジヲで「オールナイトニッポン」を聴いていましたね。受験勉強をしながら「ミスDJリクエストパレード」とか。そのDJさんの中にも女子大生さんが居らっしゃいました。そんな展開で、現在、問題となっている教育問題について調べてみました。男ゆえに通えなかった女子大では、どういった教育をしているのかなと興味を持ちまして。私が良いイメージを持つ女子大の中から、今回は3つの女子大を選びました。どのような綺麗に着飾った可愛い女性が居るのか、ということよりも、その学校がどういった教育理念や教育方針の下で、教育の現場に臨(のぞ)んでいるかということを、とりあえず活字で見ることによって知りたいと思ったのです。

@先見性をもつ自立した女性の育成~常に変化・激動する社会の中で、時代を先取りし、自立した女性を輩出する女子大学として130年の歴史と伝統をもっています。のびやかな感性と秘めた情熱、 堅実な行動力とリーダーシップをもち新しい時代を大胆に切り開く女性を育成しています。

@人間が調和的発達を遂げるには、狭く専門的であるよりも幅広くバランスのとれた知性や理性が必要であるという理念は全人教育として、中世から近世にかけての欧米の名門私立大学やカレッジに受け継がれています。校章の三つ葉が“身体、精神、霊魂”の調和的発達を表すように、○○○○○もまたリベラルアーツ&サイエンスを教育指針として掲げています。広い視野と健全な判断力を養い、先入観にとらわれない柔軟な創造力を培うことは、思考の幅を広げ学生各々の可能性を大きく広げることにつながります。リベラルアーツ&サイエンスは単に教養を身につけることでなく、自らが求めて、主体的に問題意識を持ち、問題提起にとどまらず、問題解決に向けての思考能力を身につけることにその目標があります。その礎を大学で身につけ、卒業後にその思考能力を実践することで、自己実現が達成できます。多方面における卒業生の活躍ぶりがその証ともいえます。「カレッジの生活を、考える力や行動のための意志力の発達の実験室とすることによって、自主・独立の思考力や健全な判断力に刺激を与えようとするのである」第伍代院長デフォレスト女史のこの言葉は今も○○○○○の根底に息づいています。

@☆☆☆☆☆☆☆の教育は、キリストの教えを根底におくものです。人間は一人ひとりが内に宝を秘めたかけがえのない存在ですが、その宝を見出し、その宝にふさわしい人間になることを手助けするのが本学の教育の基本です。専門知識や技能を身につけることはもちろん、各自の能力を最大限に生かせる人間になることを何よりも大切に考えています。本学の授業は、少人数制によるきめ細かい指導を基本としています。授業のなかで、お互いに意見を発表し、議論し合うことで、知性を磨き、友情を深めながら人間形成するという真の教育的環境が本学にはあります。本学のキャンパスは、樹齢を感じさせる木々に囲まれ、聖堂、学舎、図書館、管理棟などが、武蔵野の面影を残す自然と美しく調和しております。このような環境のなかで、良き師、良き友との交わりを通して、「生きる意味」を理屈ではなく、自らの体験として新しく発見できるのではないでしょうか。女子大学である本学は、女性の精神的・社会的自立という問題と真剣に向き合っています。専門的知識と技能を身につけた上に、幅広い視野と優しい眼差し、想像力と共感性とを持った女性を育成することこそ、☆☆☆☆☆☆☆が目指しているものなのです。

今、社会における女性の活用について語られていますが、私にはちょっと、そういった見方には失礼があると思っているのです。それは基本的に女性の方が勤勉で、特に主婦業とパートでもいい、仕事との両立に対し、悪戦苦闘して頑張っている方々の方が私は仕事ができると思うからなのです。もちろん、致命的に劣る面は実際ありますが、それでも磨けば、少なくとも心や目の力では必ず男に勝ると思うのです。なぜなら、女性が考えるのは、頭だけではなく・・・

人も十人十色、女子大も然り。それは自分だけで考えるのではなく、学校の先生方やご両親らとよく相談して決めるべきでしょう。決める材料として、どのような学生が集まっているのかを実際に視たり、その学校の卒業生が社会でどのような活躍をされているのかを観ることが大きいと思います。活躍の仕方にも色々あると思いますが、それについては先生方やご両親らの見る目に頼ることも必要でしょう。でも、最後に決めるのはあくまでも自分です。考え、悩んだことは決して無駄にはならないはずです。私は社会に出たあと、自分で決めて専門学校に通いました。その学生生活に良し悪しはあったかもしれませんが、たくさんの素敵な発見と出逢うことができました。学ぶ本当の意味や意義を理解できたなら、誰でも、幾つになっても伸びる。奥深く、幅広く、それぞれに。

Friday, December 01, 2006

ひとりごとⅡ⑤

今日、外を自転車で走っていたら、とある自動車が私の自転車にぶつかりそうになって、一瞬ヒヤッとしました。そんなで、その車のナンバープレートへと咄嗟に目が行きました。【1988】・・・この数字、何だかビビっと来たものだから、調べてみました。そうしたら、聞き覚えのある大きな事件があった年でした。

    【リクルート事件】

リクルート事件(りくるーとじけん)とは、値上がり確実であったリクルートコスモス(現 コスモスイニシア)社の未公開株を賄賂として受け取ったとして、政治家、官僚らが次々に逮捕されていくという、一大汚職事件。1988年6月18日、朝日新聞が『川崎市助役へ一億円利益供与疑惑』をスクープ報道し、その後、リクルートにより関連会社リクルート・コスモス(現 コスモスイニシア)社未公開株が、中曽根康弘、竹下登、宮沢喜一、安倍晋太郎、渡辺美智雄など大物政治家に、店頭公開前に譲渡していたことが相次いで発覚する。東京地検特捜部は、1989年、政界・文部省・労働省などの4ルートで江副浩正リクルート社元会長ら贈賄側と藤波孝生元官房長官ら収賄側計12人を起訴、全員の有罪が確定した。だが、政治家は自民党藤波議員、公明党池田克也議員が在宅起訴されただけで、中曽根や竹下をはじめ大物政治家は立件されなかった。これまでの疑獄事件と異なり、未公開株の譲渡対象が広範で職務権限との関連性が薄く、検察当局は大物政治家の立件ができなかった。しかし、ニューリーダー及びネオ・ニューリーダーと呼ばれる大物政治家が軒並み関わった事で、”リクルート・パージ”と呼ばれる謹慎を余儀なくされ、政界の世代交代を促した。(この事件が無かったら、党内事情からいって、安倍晋太郎が次期首相になった公算が高いという意見もある)また、事件以降「政治改革」が1990年代前半の最も重要な政治テーマとなり、小選挙区比例代表並立制を柱とする選挙制度改革・政党助成金制度等が導入されることになった。また、1989年7月の第15回参議院議員通常選挙にて、自民党は惨敗・過半数割れとなり、2006年現在に至るまで、単独過半数を回復していない(リクルート事件、消費税、宇野宗佑首相の女性問題の3点が主な原因と言われた)。リクルートとリクルートコスモス(現 コスモスイニシア)はこの事件でイメージが悪化、これにバブル崩壊が追い討ちをかけ、リクルートはダイエーに身売りされ、江副浩正はリクルートを追われることとなった。

▲リクルート事件関係議員を一部抜粋
竹下登首相、長谷川峻法相、宮沢喜一蔵相、小渕恵三官房長官、原田憲経企庁長官、小沢一郎官房副長官、安倍晋太郎幹事長、渡辺美智雄政調会長、愛野興一郎前経企庁長官、中曽根康弘元首相、橋本龍太郎元運輸相、梶山静六元自治相、森喜朗元文相、中島源太郎元文相、砂田重民元文相、塩川正十郎元文相、加藤六月元農水相、大野明元労相、栗原祐幸元労相、山口敏夫元労相、坂本三十次元労相、藤波孝生元官房長官、加藤紘一元防衛庁長官、渡辺秀央元官房副長官、原健三郎前衆院議長、浜田卓二郎代議士、伊吹文明代議士、愛知和男代議士、大坪健一郎代議士、有馬元治代議士、野田毅代議士、堀内光雄代議士、鈴木宗男代議士、尾形智矩代議士、椎名素夫代議士、志賀節代議士、藤田正明参院議長、遠藤政夫参院議員、倉田寛之参院議員、鈴木貞敏参院議員

文科相の方が結構いらっしゃるんですね。

続きまして、次回のひとりごとⅡ⑥は「ブリーダーズカップ」を予定しています。

Wednesday, November 29, 2006

今日の日経に・・・

チラシで「仏教学入門」の案内パンフレットが入っていた。今回は東本願寺の真宗ですか。この間の水の話ではないが、人間に何か新しいものを入れることも必要だろう。いや、入れるのはどうも・・・って思う人には、軽く触れるだけでも得るものが少なからず有るのではないだろうか。人間は年を取るにつれ、段々と好奇心を失い、閉鎖的になりがちである。これはお猿さんの世界でも同じだそうで、海水でイモ洗いを始めたのは、お婆ちゃんの知恵で年寄りのお猿さんかと思いきや、若いお猿さん達だった。お年寄りのお猿さんは警戒心が強過ぎて、新しいことへのチャレンジには億劫(おっくう)なようである。その若いお猿さん達は海水でイモの泥を落としたとき、偶然か程よい塩加減のイモの美味しい食べ方を発見したのだ。何か新しいものに触れるとき、若い人はある程度の警戒心をもって、逆にお年寄りの方は少し勇気をもって「新発見」に臨(のぞ)んでみてはどうだろうか。

この画像だと見づらいかもしれないので、日程~お問い合わせ先を下記にしるしますね。
日程 月曜日・午後6時30分から8時半まで(全6回)
 第1回12月18日(月) 
  「釈尊の生涯」
 第2回 1月15日(月)
  「釈尊の教説(1)」
 第3回 2月19日(月) 
  「釈尊の教説(2)」
 第4回 3月19日(月) 
  「大乗という思想」
 第5回 4月16日(月) 
  「主要な経典の教え」
 第6回 5月21日(月) 
  「仏教の伝播」
受講料 8,000円(一括納入・テキスト含む)
定員  40名
講師  吉田和弘 氏 (九州大谷短期大学学長)
会場  ホテル・渋谷東急イン 4階
お問い合わせ先  東本願寺「真宗会館」 
           〒117-0032 東京都練馬区谷原1-3-7 
           TEL:03-5393-0810
場所や時間からOLさんにもピッタリですね。近い将来、結婚され、ゆくゆくはお母さんになるのであれば、多くのことを知っておいて損はないと思いますよ。でも、断っておきますが、何かあっても私を責めないで下さいね。良いか悪いか分かりませんが、今は自己責任の時代です。得るのも、逆に失うのも、自分が決めたことであれば、それは自分の責任です。でも、ただ冒険を恐れてばかりでは自分を内側から磨くことなんてできませんからね。本悪を見極める力を養いましょう。矛先(ほこさき)を誤まるなかれ。


Tuesday, November 28, 2006

平沼赳夫一人を男にした郵政造反議員の復党問題

全体主義国家でしか起こらない異常事態

だが、今回の復党問題で、私が何よりも不思議に思っていることは、世論の大勢が復党に反対していることだ。私にいわせれば、郵政法案に反対したというだけで、反対議員を党から追放して刺客まで放つという、あの小泉政治のやり口のほうがよほど異常だ。アメリカのような民主主義国家では、あのようなことは決して起きない。アメリカでは、一人ひとりの議員の一つひとつの法案に対する賛成・反対の投票行動は完全に自由だ。共和党の大統領だからといって、共和党議員全員の投票行動を縛るなどということは絶対にできない。民主主義国家では、どのような人に対しても、政治活動の自由は保障されている。だから、アメリカでは、政府提出の法案に対しても、すべての議員が自由にその意志を表明する。政府提出の法案が通りそうにないときに、大統領が個々の議員に直接電話を入れて、賛成票を集めるなどということがよく行われている。大統領がどんなに頑張っても賛成票を十分に集められなかったら、大統領もいさぎよく法案をあきらめる。これが民主主義国家では普通なのである。党で賛成反対を決めたら、あとは党所属議員全員が一糸乱れずその通りに行動するなどということは、全体主義国家の全体主義政党でしか起こらないことである。

(日経BP立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」 より)

Sunday, November 26, 2006

昨日の日経「公明区議、全員が辞職」

公明党東京都本部は24日、同党の目黒区議会議員6人全員が、政務調査費に不適切な支出があったことを理由に議員辞職する、と発表した。同区の自民党や公明党の区議らの政務調査費の一部に不適切な支出があるとして、同区内の市民団体から住民監査請求が出されていた。東京都庁で24日会見した同本部によると、目黒区議団が2005年度に支払いを受けた合計1,200万円の政務調査費の内訳を自主調査。その結果、カーナビゲーションシステムの設置代や車検整備費、会費制の研修会ながら一部費用を政務調査費で払っていた分などが不適切な支出にあたるとし、約770万円を同区議会事務局に自主返還したという。報告を受けた同党は同日、区議6人全員の次回選挙での公認取り消しを決定。これを受けて区議団6人全員が議員辞職届を目黒区議会に提出した。27日にも受理される見通し。

今の日本社会で、特に大きな問題として考えなければならないのが宗教のあり方である。個人の思想が個々に確立されていれば何も問題はないのだが、人格形成や人間形成において重きを置いていない今の学校教育の所為だろうか、良い年して未だに人格形成や人間形成の完了していないと思われる者がいるようである。そういった者が、特に崇高でもない、生半可な宗教に陥り易い。今回のように、個々がしっかりした価値観や倫理観を持っていないから誤った方向へと、まとまって動いてしまうのではないか。これは危険な恐怖政治を思い起こさせる。学校におけるいじめも、大人社会のそういった所から来ているように思う。だから宗教、特に邪教に強く依存する者たちは議会や報道、教育現場といった重要な場に出てきてはいけないのである。宗教人は自己の欲を捨て、日々黙々と精進するものである。尊(とうと)ぶべきものの対象は金や力や人ではない。磨かれし精神そのものだ、妹よ。
ジャパンカップ(GⅠ)

辞書と競馬新聞と私♪
今回のジャパンカップって何故にこれだけの少頭数なんでしょ。
招待馬が英国と仏国から1頭ずつで、米国からの参戦は無し。まあ、演出は少頭数の方がやり易いだろうけど。そう考えれば出来レースで海外からわざわざ経費かけてくる馬が少ないのも当然と言える。
でも、いくら今年後半の流行が「やらせ」だからって、幾ら何でもそれは無いでしょう。

①ハーツクライ
ここでノド鳴りの心配が出たと負ける言い訳を用意してきたようだが、外国人のルメール騎手だけに休み明けとは言え消せない。ただ、ディープとの勝負は現段階では有馬だと思うんです。ちなみにハーツは「心」、クライは「泣く、叫ぶ」。
②スウィフトカレント
この秋の天皇賞で勝ちに等しい2着。ローテーション的にも最適で、鞍上(あんじょう)が横山典騎手と心強い。今日、丼ぶりで来なかった森厩舎。騎手からしてここも2着?と考えそうだが、今回はそれ以上も考える。ちなみにスウィフトとは小説家の名であり、また「速く、即座に」とか、「すぐ~になる」といった意味。
③ウィジャボード
外国招待馬2頭の中では最右翼の英国馬。馬主がベイダー卿ならぬダービー卿。鞍上も世界のデットーリとくれば当然に勝ち負けでしょう。これだけの騎手が来日して重賞未勝利じゃ面目が立ちません。誇り高き欧州人に山吹色のお菓子は失礼です。ちなみにウィは酔っ払いカトちゃんの「うぃっ」ではないと思います。仏語で「はい(肯定)」、英語で「私達」。
④ユキノサンライズ
このところの感じからしても特に何も無いですかね。
⑤トーセンシャナオー
今日のジャパンカップダートで後藤騎手が勝ちました。この馬は2頭出し森厩舎の人気薄ということもあり、後藤騎手がこの土日にGⅠ2連勝といったサプライズ演出があるやもしれませんし、とある喫茶店の看板娘がそれを知っているかもしれません。
⑥ディープインパクト
仏国、凱旋門賞での薬物使用の件は一体何がどうなったのでしょうか。ダイワメジャーに譲らざるを得なかった天皇賞・秋。罰金を科せられたことを考えれば、その補填がここであっても不思議ではない。ディープインパクトゆえに「深い」「衝撃」だ。ハーツとの勝負付けはここか、それとも有馬か。私からすると、有馬で勝ってこそ意味が、ドラマがあると思います。ふと、有馬での、とある戦法が見えてきた。
⑦ドリームパスポート
フジキセキ産駒の芝での出世馬。おそらく今年の3歳馬の中では菊花賞1,2着馬が実力上位。堅実な決め手があり、ここまで3着より下の着順が無い。スピード誇る若駒がここで「夢」の「パスポート」獲得か。
⑧フサイチパンドラ
棚ボタGⅠウィナーだが、ここまで堅実にやってきたことが報われた結果だと思いたい。直線の長い東京コース歓迎のクチだが、国内の牝馬だけにどうか。ちなみにパンドラとは「ギリシャ神話に出てくる人類最初の女性」で、パンドラの箱とは「ギリシャ神話で、ゼウス(ギリシャ神話の最高の神)があらゆる悪・災い・不幸を封じ込めて、パンドラに渡したという箱」だそうです。
⑨フリードニア
仏国からの招待馬。大変失礼かもしれないが、今回は果たして何の為に来たのだろう。あの事件後の日仏友好の為か。されど、少頭数ゆえに紛れれば怖い存在。出走する牝馬が3頭なだけに・・・。
⑩コスモバルク
これも天皇賞・秋(4着)からの臨戦で、今までのデータからすれば十分に買える。ちなみにコスモとは「宇宙、秩序、調和」や「宇宙発生説、進化説」、「世界主義者」といったところか。バルクとは?何かのアニメ映画の登場人物か。
⑪メイショウサムソン
この馬、ネオユニヴァースに似てきているような気がする。距離は菊花賞(4着)の3000mより今回の2400mの方が良いとは思うが、どうだろう。ローテーション的には買える。ミドルペースでの直線の追い比べなら勝ち負け可能か。ちなみにサムソンとは「幾人かの息子」?。

さてさて、どんな結果が待っているのやら・・・デイ・ドリ~ム!ソフィスト!②~~!電卓用意して、乞うご期待!でも、フェアーじゃないからなぁ・・・ 若い人がどんどん努力しなくなって・・・もしそうなったら国際競争にも負けるだろうし、国債にも負けちゃいますよ。何と言っても主催者のバックが○○たず官僚集団だから。ディープのようにとは言わないから、責めてドージマムテキのように走って欲しいな。おそらく、最後の直線に向く頃には足が上がってしまっているだろうけど(笑)

Saturday, November 25, 2006

ジャパンカップダート(GⅠ)

もう3時か。時間が無いので手短に予想。
予想とは決して言えないが、丼(ドン)モノに注意。
今年の場合、石坂丼と森丼が存在する。
武豊が騎乗のシーキングザダイヤが森厩舎からすれば、狙いはこっち。
2着シーキング、3着アルファの3連単で決め打ちする。

松田→森丼
服部→森丼
音無→森丼
作田→森丼
デットーリ→森丼

森丼のワイド賞も面白い!
京阪杯(GⅢ)

暮れの京阪杯というと過去に万馬券を獲らせて貰った験の良いレースだが、今年から場所は変わらないものの、距離が1800mから1200mへと短縮された。京都の芝1200m重賞は意外と少なく、年初めにあったシルクロードステークスとこの京阪杯だけなんですね。距離が短縮されたってことは、このレース自体の意味合いが変わったに違いない。今年の国内短距離GⅠレースは既に終了しており、悪く言えば消化試合のようなレースで、良く言えば来年の飛躍が期待できる馬の為のレース。ここでの予想の参考にしておきたいのが、来月の中旬にある阪神の芝1400m重賞、阪神カップ。どちらかと言うと、こちらの方を目標にしている馬が今回のメンバーの中に居るはずで、その馬を見付けて今回の軸馬の対象から外したい。
先ず、イースター。この馬、今年の菊花賞馬と血統が一見似ているのだが、母父が異なる。母はクラシック戦線でも微妙だったバプティスタ。1200mだと足りなくて、1600mや1800mだと逆にもたない、そんな馬だったような記憶。この馬の戦績を見るところ、そんな母親に似ているようだ。馬主は社台の吉田さんだし、1400mといった微妙な距離がおそらくベストのこの馬に勝ちはないだろう。弱め△。
次にデンシャミチ。父サクラバクシンオーからして消しにくいのだが、骨折明けの前走が17着と負け過ぎ、この馬も阪神カップが目標と見て、弱め△。
リミットレスビッドは社台の馬だし、今年7歳。来年は現役で居るかも微妙で弱め△。
連穴ではエムエスワールド。前半部分の順番を間違えたら恐ろしい馬、☆に近い△。
タマモホットプレイはここか、次かってところで強め△。
軸にするなら内から3頭。中でも今回は展開が向きそうなコパノフウジンを◎。
ここ3連勝の上り馬アンバージャックを○。
差し届かなく、あって3着かなと思われるタガノバスティーユを▲。
以下、△勢としてモンローブロンド、フサイチホクトセイ。

今日はGⅠのジャパンカップダートもあります。今日も一日、みなさん頑張りましょうねっ!(アベコー)

Thursday, November 23, 2006

ひとりごとⅡ④

今年も残すところあと僅かとなりました。新聞を読んでいても、テレビのニュースを見ていても、良いことなんて殆どなく、はっきり言えば悪いことばかりの1年でしたね。悪い予想はできればしたくないものなのですが、良い予想をしうる材料が一つも見付からないというのが実状です。最近だけでも、相次ぐ談合事件やいじめによる自殺、学校の必修科目の未履修、政府主導のやらせと、別に願ってもいないのに、まるで打出の小槌を振ったかのように次々と問題が溢れ出してきている。しかしながら、きっとこれも氷山の一角に過ぎないのだろう。

氷山と言えば、水でできているのだが、この水ってものは腐るものだということをご存知だろうか。家庭の奥さん方ならよくご存知だろうが、とにかく食品は腐る。水分があるものは特に腐り易い。新聞やニュースを見ていても分かるように、人間さえも腐る。やはり、世の中に不変のものなんて無いのだろう。さて、水を腐らせないようにするにはどうするか。例えば、コップ1杯の水なら加熱でもして水の中に存在する雑菌を死滅させれば良い。では、もっとスケールを大きく、沼や湖の水はどうだろうか。それも流れ込む川や流れ出す川、その他の水源が全くないとする。この場合、この沼や湖の水の中に水を浄化してくれる微生物などが居ない限りはこの水も何時しか腐るだろう。まあ、カルデラ湖などを除き大抵は水源が存在しているし、微生物もちゃんと存在している。ここで私が言いたいのは、水を腐らせない為に必要なものは、新しい水と、汚れた水を浄化してくれる微生物であるということ。

片や、「美しい国、日本」、片や、やらせのタウンミーティング。水も見た感じ綺麗そうであっても、いざ水質調査をしてみると有毒物質が見付かったりする。過去のイタイイタイ病や水俣病は水を介して多くの人々に不幸をもたらした。この原因は言うまでもなく人間である。この原因を作るのが人間である以上、この原因を失くすのも人間でなければならないはずだし、事実、人間によってのみ可能なのである。

私は政治において、政党政治を必ずしも良しとしない。しかし、現実を見れば政党政治である。前にも書いたことだが、政党政治である以上、2大政党で議論を交わすことが望ましい。それも水と同じように有権者らがしっかりと水質調査をし、必要とあらば加熱、沸騰させ、それでも駄目な腐り切った水は廃棄し、新鮮で安全な水への入れ換えを行う。世の中に不変なものなど無いに等しい。さて、水の世界と比べ、人間の世界は果たしてどうなのだろうか。

Wednesday, November 22, 2006

白菜・大根卸値が大幅安

今日の日経29面、「白菜と大根の卸値が大幅下落した。いずれも平年(過去5年の平均)を4割ほど下回っている。10月以降の安定した天候で生産・出荷が過剰となったため。これを受け農林水産省は21日、産地での廃棄による需給調整を決めた。卸値が上昇しない場合、12月以降も廃棄されるため、出荷量が絞られ、今後は緩やかな上昇が見込まれる。」 さらに、「JA全農いばらきは8,800㌧の白菜を破棄する。『出荷価格は10月下旬から生産者の採算価格の半値ほどに低迷し続けている。生産者の所得を確保するためにやむを得ない処置』としている。」

一言で言えば勿体無い。二言目には頭を使え。広い世界には食料不足で飢餓に苦しむ国が数多く存在するというのに、日本という国は一体何をやっているのだろうか。白菜を捨てるくらいなら、キムチや漬物にでもして、倉庫で眠り続けている、ただ家賃の負担にしかなっていない米といっしょにそういった国々へ寄付してあげなさい、と言いたい。今回の農作物の廃棄は、生産者の苦労ばかりか、貴重な水に肥料まで無駄にしている。お役人の無駄遣いはお金だけにしておいて貰いたい。

ある物を作るにあたって一番初めに考えるのが、作る量であろう。料理でもそう、1人前なのか、2人前なのか。農作物にしたって同じである。農業は天候によって左右されるところがあるわけだが、生産を全国レベルで考ることにより、その天候リスクは平準化できるはずである。また、10月から2月くらいまでの間に一般消費者や食品加工業者等がどのくらい消費するのか、つまりは需要量を把握することが基本である。そして、天候リスクをも考慮した目標生産量を決め、それを生産地に配分する。もし、農林水産省やJA(農協)が今後も農作物の生産や流通に関わるつもりなのであれば、基本に帰り、算数レベルの勉強をし直すべきだ。また、減反する田畑が新たに出るようであれば、現在多くを輸出に頼る、元来日本で栽培されていた大豆などの作付けも考えるべきだ。生産者が必要とするものは安定した農作物の需要であり、その需要の大部分を占める消費者の要求は安全な農作物であろう。
ゴールドマン・サックス離脱

今日の日経に、携帯会社C社が11月末に完了する予定の携帯電話事業の証券化による資金調達で、主幹事の1社だったゴールドマン・サックス証券が離脱したことがわかった、とあった。外資の投資に対するシビアさは私でも承知していることで、今回はゴールドマン・サックスがC社の携帯電話事業に見切りを付けたとの解釈で良いのだろうか。
投資と投機、似たような言葉ではあるが、意味は微妙に異なる。株式市場に本来あるべきなのが前者の投資である。しかしながら、近頃ではデイトレーダーといった者たちが増え、上場した株式を分刻み、秒刻みで売買している。だが、私からすれば、そういったものは投資というものではなく、単なる投機に過ぎない。こういった投機が望みなのであれば、それは個人の自由であり、私ごときが口出ししてはいけないのだろう。しかし、投資ならぬ投機が最終的には投棄となり得ることを十分に覚悟しておかなければならない。何をしている企業なのか、経営者のビジョンはどうなのか、長い目で将来を展望できる企業への投資を心掛けたいものである。

Monday, November 20, 2006

ネコさんとは上手くやっていけない

ここのところ通ってらっしゃるネコさん、
飼い猫なので人懐っこいのですが、
やはり長くお付き合いできそうにないですね。
ネコさん特有のワガママな性格とあの短気さにはもう我慢なりません。
この数日の彼女とのふれあいの中で悟りました。
ネコさんとは上手くやっていけない。

ヒトはネコさんらと違い、人種や性格(性質)どころか、個々が持つ価値観や倫理観などによっても違ってくる多種多様な生き物です。まさに十人十色。しかし、現代の教育に限らず、これだけ社会自体が腐っていると、あの虹を奏でるような澄み切った色を人に見出すことは至難の業なのかもしれません。

私はやっぱり犬が好き。
どんなときでも、いっしょに歩いてくれる。
きっとどんなになっても、いっしょに居てくれる。

Friday, November 17, 2006

【11月17日の必読記事】立花隆:踏みにじられた教育基本法審議2006/11/17

11月15日、与党の単独強行採決で、教育基本法改正案が衆院特別委員会を通過した。与党は16日に衆院本会議に同法案を上程。形式的な審議をした上、採決まで一気にやってしまった。法案はすでに参院に送付されている。それほどバタバタ大騒ぎでやってしまったのは、12月15日で会期が切れてしまう今国会の会期中に、同法を成立させるためである。これこそ1960年5月19日・20日の安保国会で、岸信介がやったことと同じである。

参考記事:踏みにじられた教育基本法審議、安倍アナクロ強権政治の誕生

Wednesday, November 15, 2006

教育基本法改正案、与党単独で可決・衆院特別委

安倍政権が今国会で最重視する教育基本法改正案は15日の衆院同法特別委員会で可決された。野党は審議不十分として欠席したが、与党は単独での採決に踏み切った。与党は16日の衆院本会議で可決し、参院に送付する方針。野党はほぼすべての委員会で審議を拒否する構えで、他の法案審議にも影響が出そうだ。

改正案は1947年制定の教基法を初めて全面改定するもので、「愛国心」を巡る表現を「我が国と郷土を愛する態度を養う」とし、「公共の精神」などの理念を盛り込んでいる。与党はあくまでも今国会で成立させる考えだ。

安倍晋三首相は採決後、記者団に「教育再生を進めていくうえで委員会を通過したことはよかった」と述べた。民主党の小沢一郎代表は「時間が何時間たったから(採決する)という問題ではない」と反発した。

河野洋平衆院議長は与党の単独採決について「手続きに瑕疵(かし)があったとは認識していない」として16日の本会議への法案上程を認める考えを与野党に伝えた。 (日経ネット 21:44)

物事には流れというものがあり、特に勝負事においてはそれを無視して進めることは非常に危険である。流れが自分に向いていない時は、何とか流れを変えようと、今の流れを自分の方へ引き込もうと、よく考えてから動くものである。今回の単独採決は野党側の声を振り切っただけでなく、世論調査にあった民意をも振り切った格好だ。さて、この賭けの結果が今後どう出るのか大いに注目するところである。
ネコ招き

昨日ですが、珍しく来客が^^
ご近所のネコさんがいらっしゃいました。
ぴょこぉ~んと座って、何だか愛らしい^^
性別は分かりません。
でも、雰囲気的に女性のような気がします。
女性らしい品を感じるんですよね。
正直、私はネコさんがあまり好きじゃないんです。
相手の温もりを感じることが好きな私は、やっぱり人懐っこい犬の方が好き。でも、このネコさんには何か、何かを感じるんですよね。

このネコさん、何だかモノ欲しそうな様子だったので、だし用の鰹節をあげました。このネコさんは鰹節のうまみ成分がちゃんと判るんだなぁ~と感心しながら食べる姿を見ていました。そして、このネコさんはついに私の部屋へと上がってきました。私の体に自分の体をなすり付け、もっと鰹節を下さいな、とせがむのです。人間の腹黒さを一番嫌う私にとって、このネコさんの自然であろうこの振る舞いには純粋な愛おしさを覚えました。優しい気持ちになれます。ペットを飼う人の気持ちが解りますね。お腹が空いたら、また来てくれるかな。
このネコさんに癒された一日でした^^                                 
ひとりごとⅡ③

新聞に折り込まれてくる区報に、来春からの保育園入園案内の記載があった。そこに、「保育園は、保護者が仕事・病気・障害などのために昼間お子さんを保育できないとき、保護者に代わって保育する施設です」とある。私も小学校に上がる前は保育園に通っていた。今からすると、保育園は小学校の前に通う一つの学校だったのではないかと思える。当時の私の親からすれば、自分が働く留守の間に子供を預かってくれる施設がまさにここで言う保育園だったのだろうが、通ってる当時の自分はきっと学校のようなものと思っていたに違いないのだ。

未履修、いじめ、子供を巻き込む事件・事故、さらには親による子供の虐待と、幼い子供から社会に出る手前の高校生まで可哀想と思える事柄が今の時代には溢れている。その中でも特に信じ難いのが、親による子供の虐待である。自分の子供を可愛がるどころか、何故に暴力を振るったり、食事を与えなかったりできるのだろう。挙句の果てに自分の子供を死なす親まで居る。動物の親でさえ、自分のことよりも一番に自分の子供の為にと、自分が獲ってきたエサを自分の子供に与える。ヒトもそういった営みを古来より続けてきたはずなのである。大切な何かが欠けてきているのは確かなことのようだ。命を大切にする、個人を尊重するなど、まともな価値観を備えた大人もたくさん居るのだが、現にこうした親も実在する。そういった親を育ててきてしまった親やその社会が先頭になって、この罪の無い可哀想な子供達を守らなければいけないのではないか。国の未来を支えるのは子供達である。そして、その子供達は個々に尊重され、平等に愛されるべきである。親が何者だか、肌が何色だか、そんなことは子供達には何ら関係ない。

また、現代社会では小学生さえもがテレビゲームに留まらず、パソコンや携帯電話などの電子機器を扱うようになった。学校や家庭で、子供達が生きていく上で必要なものをある程度教わる前に、親や教師の目が行き届かない世界に入って行ってしまっている。モノが豊かになってしまったことについては今さら何もできない。

これらの問題解決の為に、公共教育の場を広げてみたらどうだろうか。そういった親の再教育や、特に今の幼稚園と保育園を一元化して義務教育にする。そういった施設が子供達を親から一旦離し、幼稚園教諭や保育士など善意の第三者が保育をしながら、子供達の健康状態なども観察する。定期的に子供達の栄養状態や身体のアザ、傷などをチェックする。
いくらなんでも2,3歳の子がパソコンで「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!」とか、携帯でメールを打ったりはしないだろう。学力向上を考える前に、今の時代には先ず何が必要なのか、様々な調査や検証の末に、今一度考え直さなければならないだろう。

Monday, November 13, 2006

今日の日経ネット

福島県知事選で民主、社民推薦候補が勝利したことで、民主党は国会運営で一段と対決姿勢を強める。与党は「知事選は国政選挙とは違う」(自民党幹部)と表向き冷静に受け止めるが、来夏の参院選に向けて戦略の練り直しを迫られる可能性もある。19日には与野党が全面対決する沖縄県知事選を控える。今国会会期が残り1カ月余りとなるなか、与野党の攻防が激しさを増しそうだ。安倍晋三首相は13日昼の政府・与党連絡会議で、就任後初の知事選での敗北について「残念な結果になった。与党一致結束していかねばならない」と述べた。勝利した民主党の鳩山由紀夫幹事長は12日夜、「組織に勝る与党推薦候補と対決し、戦いを制したことの意義は大きい。(来年の)統一地方選や参院選の勝利を目指す」との談話を発表した。(日経ネット 16:39)

海の向こう米国では与党の共和党が上院下院ともに破れ、与野党がまさに逆転した。力を力で、特に武力で捻じ伏せようといった共和党の姿勢は米国の民意によって否定された形だ。政権は民意によって時に交代しうる。それが本来あるべき政党政治の姿であり、民主政治だ。沖縄と言えば、瑠璃色の海に青い珊瑚礁といった自然の宝庫、点在する島々では沖縄民謡が流れ、時間(とき)がユッタリと流れる、国内でバカンスに行くならココ、と思えるところ。観光を主要産業としているであろう沖縄にとっては環境の保全が重要課題の一つであろう。温暖化の影響なのか、珊瑚が大発生のヒトデに食われていると聞く。自然の生態系を乱しているのが人類である以上、それを保全、管理していくのも人類の仕事であるはずだ。もう一つの重要課題は、基地問題だろうと私は思う。何か間違いが起これば、一番先に狙われるのが軍事基地だ。勿論、争い事自体を良しとしないが、その可能性は近隣に存在する。あの貴重な海を、自然をそんなことで汚されてはいけないのではないか。守るべき宝物。さて、いよいよ沖縄県知事選挙である。沖縄の県民の方々が沖縄の未来をどう考え、選挙でどういった意思表示をするのか、今回の選挙に対する沖縄の若い方々の参加姿勢についても併せて注目してみたい。
厚生年金の離婚時分割制度、1カ月で問い合わせ6,000件

社会保険庁が離婚時に厚生年金の分割制度によって相手からいくら分けてもらえるかを通知するサービスを10月から始めたところ、1カ月で来訪や電話など6,000件を超える相談があったことが分かった。窓口を訪れた人のうち約8割が女性だったという。受け付けを始めた10月2日から31日までの相談件数は6,283件。全国の社会保険事務所などを訪れた人が3,285人、電話が2,982件、文書が16件だった。実際に通知サービスを申し込んだのは1,355人。うち89%が女性で、これまで年金分割で不利な立場に置かれていた専業主婦の関心の高さをうかがわせる結果になった。分割制度は2007年4月以降の離婚から適用される。同制度は婚姻期間中の保険料を夫婦が共同で納めたとみなし、夫婦が別れた後に厚生年金を分け合う仕組み。お互いの口座に直接振り込まれるため、元夫が別れた妻に年金を分けないといったトラブルがなくなる。 (日経ネット 20:17)

理想の家族とは一体どういったものなのでしょうか。今では核家族が増え、学校が終わって家に帰っても、誰も家に居ないのが珍しくもない。私もそんなカギっ子だった。お馴染みのテレビアニメにサザエさんやちびまる子ちゃんがある。元気なお爺ちゃんお婆ちゃん、喧嘩もするが仲の良いお父さんお母さん、それと賑やかな兄弟姉妹、アニメ作家も理想の家族像をそんなところに置いているのではないだろうか。大人達がいつも子供達に目を配れる点や、逆に若い人達がお年寄りの様子を見たり、良い刺激を与えたりで、そういった大家族での生活は相互に得るものが多いのではないだろうか。また、可愛がってくれたお爺ちゃんお婆ちゃんもいずれ亡くなる。それは子供達にとって、学校では学ぶことのできない、大切な人の死、命の大切さを自然と学ぶことのできる貴重な場でもあるはずだ。

人にもよるのだろうが、結婚は一つの契約である。一緒に家庭を築き、あらゆる苦難も克服して互いに成長し合い、同じ目標に向かって二人で歩んでゆくのが理想的な結婚、夫婦の姿だと思う。森高千里さんの「私がおばさんになっても」の曲を思い出す。若い人もいずれ老いてヨボヨボになる。そうなる前に、というのもあるだろうが、お互い老いてゆく姿を見続けるといったのも素敵なことではないだろうか。
今回の年金分割に関しての問い合わせの多さは何を物語るのだろう。私はこれがご老人の孤独死や介護費、医療費の増加に繋がるのではないかと危惧する。また、お孫さんなど若い人達に対しても決して良い影響は与えないだろう。国や政府は現実をしっかり見つめつつも、あらゆるものに対して理想を追い求めるべきではないだろうか。国民一人ひとりの幸せと、国の平和と発展のために。

Sunday, November 12, 2006

エリザベス女王杯(GⅠ)

東京で今日、木枯らし1号が吹いたそうです。そういえば、今朝はブルブルっと冬の朝を感じました。西高東低の気圧配置。秋雨じぇんしぇんがぁ・・・などと独り懐かしく思うのであります。さて、注目のレースですね。予想は秋華賞が終わった時点でほぼ決まっていたのですが、今流行りの演出などもあり、その予想について不安を感じるようになりました。不安になったら勉強をと思い、データを引っ張り出してきました。対象レースはオークスと秋華賞です。その2つのレースに連対した馬のエリザベス女王杯での着順を調べてみました。

オークス
2001年 1着 レディパステル -01年④着、02年③着     
2001年 2着 ローズバド -01②
2002年 1着 スマイルトゥモロー
2002年 2着 チャペルコンサート
2003年 1着 スティルインラブ -03②
2003年 2着 チューニー
2004年 1着 ダイワエルシエーロ
2004年 2着 スイープトウショウ -04⑤、05①、06?
2005年 1着 シーザリオ
2005年 2着 エアメサイア -05⑤、06?
2005年 3着 ディアデラノビア -06?
2006年 1着 カワカミプリンセス -06?
2006年 2着 フサイチパンドラ -06?

オークス連対馬はエリザベス女王杯では意外と振るわない。本年度の2着か、あって翌年の1着。

秋華賞
2001年 1着 テイエムオーシャン -01年⑤着
2001年 2着 ローズバド -01②、03⑤
2002年 1着 ファインモーション -02①
2002年 2着 サクラヴィクトリア
2003年 1着 スティルインラブ -03②
2003年 2着 アドマイヤグルーヴ 03①04②
2004年 1着 スイープトウショウ -04⑤、05①、06?
2004年 2着 ヤマニンシュクル -05④、06?
2005年 1着 エアメサイア -05⑤、06?
2005年 2着 ラインクラフト
2006年 1着 カワカミプリンセス -06?
2006年 2着 アサヒライジング -06? 

スイープトウショウのように、3年連続で出走というのは例が少ないようである。今週の調教を嫌がっているところからすると、そろそろ嫁にでも行きたい年頃なのかもしれぬ。京都が大得意なだけに軽い印は打てないが◎も打ちづらい。
エアメサイアが出て居れば、昨年5着→今年1着で世代交代も容易だったのかもしれないが、今年は残念ながら彼女の姿は無い。そこで、ちょっと苦しい気もしないでもないが、エアメサイア2着のオークスで3着のディアデラノビアに注目する。そのとき勝ったのがシーザリオで、1~3着の着差はクビ、クビであった。この馬の前2走は牡馬とほぼ互角で、勝ってもおかしくなかったほど。ローテーション的にも絶好ではある。
予想を難しくさせるのが3歳馬。ここまでオークス、秋華賞を含む5戦5勝のカワカミプリンセスは勢いで勝って不思議ない。この馬の斬れの無さを指摘する声もあるが、スローペースでのレースが無かっただけで、騎手もそれを認めるのならば、府中の2400mを凌ぎ切ったスタミナを利してロングスパートを掛ければ良いだけで、そう乗らないで4、5着に沈むのであれば、それは勝ちに行っていなかっただけのこと。
フサイチパンドラアサヒライジングの2着は十分にある。先週だか今週だか、テレ朝の株が上昇してたような記憶もあるので、アサヒライジングの1着も考える(笑)

Saturday, November 11, 2006

今日の日経「社会保障費削減」

政府は10日、首相官邸で経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)を開き、来年度予算編成の具体化に向けた議論に本格着手した。公共事業費は今年度当初予算比3%減とすることで合意、6年連続の減額が固まった。社会保障は医療や介護の高コスト体質を是正するため、新たに5ヵ年計画を今年度中に策定する方針を決めた。

社会保障費の削減については、議長が議長なだけに一般国民のことを十分に考えてのものなのか大いに疑うところである。なぜなら、議長自身が医師会など医療に携わる企業、団体、個人からの献金を受け取っているからだ。医師会などが政治献金をするってことは、少なくとも医療の上層部ではお金が余っているということにほかならない。そもそも政治献金というのは公の贈収賄ではないのか。教育者の質を議題に取り上げているが、先に質を問われるべきなのは医師や政治家である。先日も人の目を見ないで検査結果について説明する医師に遭遇した。人命に関わる医師を初めとする医療関係者もまた聖職のはずだ。

Thursday, November 09, 2006

ひとりごとⅡ②

まえに、電話機の故障の件で、ある電器メーカーのカスタマーセンターに電話を掛けたことがあった。そのときの担当者は女性で、心地良い話し方をする方で感じは良かった。しかし、その製品についての少し突っ込んだ質問をしてみると、彼女は明確な回答をすることができなかった。これくらいのことについて答えられないのかと思い、また一つ質問した「あなたは正社員さんですか?」と。聞くと彼女は派遣社員だった。確かに、派遣会社でしっかりとした電話応対などの研修を受けて来ているとは思ったが、そこの純然たる社員さんでないだけに、悪く言うとマニュアルに則した機械的なものであると感じ、その企業の看板を背負って仕事をしているというようなものを感じることができなかった。他の業界でも言えることだが、「ものづくり」のメーカー企業は何より消費者を一番に考えないといけない。ごく当たり前のことだ。確かに、この電器メーカーは経営再建中の厳しい時期なのだろうが、リストラや目先の利益だけに目がいってしまい、大切なお客様との接点を軽視しているようでは、お客様を減らすばかりか、その電器メーカーに新たな利益をもたらすかもしれないニーズをも掴み損ねることになるだろう。消費者重視でない、ましてや消費者に迷惑ばかり掛けている企業はいずれ淘汰されるに違いない。きめの細かい、あらゆる面で行き届いてる企業だけが勝ち残る。

さて、正社員と非正社員とでは、どちらがより強く経済への波及効果をもたらすのだろうか。正社員雇用は働く者に生活の安定をもたらし、特に若い人達にとっては結婚や出産、住宅や車の購入などというように、個々に未来予想図を描かせることができ、また、このような安定した雇用条件下においてモノやサービスの需要を継続的に発生させていく。結果として、いま問題となっている晩婚化や少子化、その他さまざまな問題をも改善できるかもしれない。

国としても法人税より個人の所得税や消費税が増えた方が良いのではないか。大企業を中心として業績が上がっている企業が多く出てきているにも拘らず、企業側が固定費を増やすのをためらうのは不況時のリストラの苦労と景気の先行きへの不安のためであろう。学の無い私が考えることだが、新卒だけに偏らない正社員雇用の増加の恩恵として、正社員数やその増加数に準じた利益の内部留保に対する法人税等の軽減措置を考えたらどうだろうか。経済全体を考えれば、1人の高額所得者よりも5人の一般正社員の方が日々の生活の中で幅広く消費してくれるのではないか。

新聞を見ると、海外に輸出している企業の業績が良いようだが、輸出には波があり、しかもその幅も大きい。為替リスクもある。地球全体で考えても、環境問題から今までのような生産の増加だけを考える時代ではない。極限的に言えば、これからは外需に頼らず、内需に重きを置くべきであると思う。国の中で「ヒト・モノ・カネ」を効率良く廻すことが重要であり、その為により均等な所得配分を行うなど、緩やかなれども、この景気をより長く継続させていく必要がある。イノベーション(革新)や目先の高い経済成長よりも、今は京都議定書における温暖化ガス6%削減達成への展望の方が先だ。重要なポストに就く者は、問題から逃げたり、隠蔽(いんぺい)することなく、常に問題意識を持ち、直面する問題を次々と解決していかなければならない。それをできる人が優秀な人であり、それに見合う地位や所得を得る権利を持てるのではないだろうか。

Tuesday, November 07, 2006

ひとりごとⅡ①

文科相宛てに送られた自殺予告の手紙、何とも言い難い。それを素直に受けとって「命を大事にして」と思う自分も居れば、それとは違って、対応の遅い文科省や教育委員会などに対する発破なのかもしれないと思う自分も居る。どちらにしても暗いニュースはもう聞きたくないものである。

愛媛県立高校の校長が自ら命を絶った。これもまた悲しい話である。本人はそれにより究極の現実逃避をし、現実の苦悩から開放されたは良いが、残された者はどうなるのだろうか。教育現場の先生方や生徒さんらは見る先を失うだろうし、何よりその校長のご家族が一番ショックであろう。このように教育の現場では児童や生徒さん、学校の職員が次々と犠牲になっている。それにも拘らず、文科相はメディアの前で笑顔の雑談。文科省や教育委員会に今回の愛媛県の校長のような責任を感じている者が居るのかと思えば、実際そうでもないようである。

月内に有識者会議設置とあるが、辞書で「有識者」を引いてみると「それぞれの専門についての知識が広く、大局的な判断の下せる、社会の指導的立場にある人」とある。これはまさに文科省や教育委員会を指しているのではないだろうか。つまりは、文科省が自ら自分らの中に有識者が居ないことを認めているということだ。機会があれば、文科省職員の普段の仕事を拝見したいものだ。もし、この有識者会議をより意味あるものとしたいのであれば、文科省の30代前半~40代前半の頭が未だ比較的柔らかい、使命感と機動力をもった職員を参加させるべきだと思う。

今現在の教育現場における問題認識やその対処策、これからの明確な教育方針ができていない以上、今国会における教育に関する立法は時期早々ではないだろうか。

Sunday, November 05, 2006

アルゼンチン共和国杯(GⅡ)

若い人達に対する教育や待遇にハンデがあってはならないが、こと競馬に関しては、東京コースの長丁場ハンデ戦が面白い。配当的に前々走、前走と条件戦を連勝してきた上り馬に食指が動く。4枠の2頭がそれだ。
チェストウイングは、全6勝の内、ここ東京コースで5勝をあげている東京巧者で、父スペシャルウィークに母父トニービンと血統的にも2500mは得意とする距離だろうが、ハンデの54キロが何気に微妙。
ドラゴンキャプテンは、父アンバーシャダイ、母父リアルシャダイといった血統にも拘らず、ここまでダートの短距離を使ってきた。が、骨折明け2走目から芝の中距離を使い出し、500万、1000万と連勝。晩成の血の開花を予感させる。また、矢野照厩舎と石神騎手と言えば、2年前にテンジンムサシで2着がある。
アドバンテージは、連勝ではないものの、このレースと縁がある南武特別を勝ってきた馬。ただ、逃げ切りで勝ったこととその勝ちタイムの遅さは減点材料で、あってスローでの前残りか。
重いハンデを背負う実績馬の中では57.5キロと半端な意味深ハンデのトウショウナイト。15ヶ月半といった長期休養明け2走目がやや不安のウインジェネラーレ。復調に疑問も横山典騎手が騎乗のアイポッパー。惑星は仏ルメール騎手騎乗のトウカイトリック。おそらくレースはスローペースで運び、前述の軽量馬が実績馬の追撃を凌ぐと見る。

追記:4角あたりでアイポッパーが外にヨレて他馬を妨害したように見えました。馬が完調手前で苦しがってたんじゃないのかな。それで4番のアイポッパーが抜ければ、9→6→5の3連単20,410円的中でした。ノリ、来週も絶対に2着に来なさいよ!(笑)
今日の日経「遺伝子組み換え作物どこに?」

一時期話題になった遺伝子組み換え農作物、現在では何処に行っているのだろうか。植物の遺伝子(DNA)を人工的に改造した遺伝子組み換え農作物はバイオテクノロジーの発達で実現。害虫や除草剤に強いなど大量生産しやすい性質を加えることが可能になり、1990年代から世界的に栽培されるようになった。日本政府は2001年、食べても安全と認めた作物に食品表示を義務付ける制度を導入。現在は大豆、とうもろこしなど6種類が対象だ。加工食品の原料としての使用も、この6種類に限定されている。
スーパーで納豆や豆腐の包装を調べてみると、ほとんどが「遺伝子組み換えでない」などの表示で、とうもろこしなどを原料とするスナック菓子も同様だ。店員に聞くと「皆さん不安がられるので、遺伝子組み換えのものは置いてません」。買物中の50代の主婦も「組み換えなら買わないわ」。次に外食大手のすかいらーくを訪ねた。執行役員の三牧国昭さんは「自社でつくる豆腐やコーンスープの原料は、取引先から遺伝子組み換え作物不使用の証明書を貰っています」と明言。加工食品用大豆粉末などの製造・販売業者でつくる日本植物蛋白食品協会では「粉末状植物性たんぱくの原料には、組み換え作物は入っていません」と専務理事の條照雄さんが強調する。

── 実際、スーパーの店員の言葉を信じたい気持ちもあるが、納豆にせよ、豆腐にせよ、既に加工されているもの。そうなると、それを購入する消費者だけでなく、それを扱うスーパーさえもが使用・不使用を見分けることができない。つまりは大豆を栽培する者ら、それを流通する者ら、それを加工する者ら、それを販売する者ら、これら全てを信用できないといけない。食品事故に対する同じ認識と価値観をもった日本人が全て扱っているのであれば未だ良いが、大豆などの殆どが海外からの輸入であるという事実に不安が募るばかりである。 ──

農業関係の調査を行う団体、国際アグリバイオ事業団のデータでは、世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積は去年までの5年で倍増。2004年の世界栽培面積に対する組み換え作物の割合は大豆で56%、とうもろこしで14%だ。中でも米国の組み換え作物の作付割合は2006年度で大豆が89%、とうもろこし61%など高率。日本は大豆消費の9割以上を輸入に頼り、米国産は輸入の75%を占める。そして、日本植物油協会の専務理事、神村義則さんに「米国の遺伝子組み換え作物を使っていますか?」と尋ねると「区別はしていません」。米国から輸入した大豆の薬割は国内メーカーが植物性食用油の原料にする。菜種油も原料のほぼ全量が輸入で、カナダ、オーストラリアから計200万トン強を調達する。「カナダや米国の作物はほとんど遺伝子組み換えで、非組み換えは思うように大量調達できないのが実情です」。また、食肉に関するところで、ある飼料業界の人は「飼料用の大豆やとうもろこしは9割以上が遺伝子組み換え作物です」と話す。バイオ技術の広報活動を行うバイテク情報普及会の坂本智美さんは「表示義務の対象外だからです」と説明する。JAS法と食品衛生法が規定する31食品群以外は、原料に組み替え作物を使っていても表示義務はない。一般的な植物油などでは作物を搾る工程で組み替えDNA部分などが除かれるため、表示は不要というのが政府の見解だ。農水省消費・安全局表示・規格課の足立教好さんに聞くと「諸外国と比べ混入許容量が多いことは認めますが、日本の基準は妥当です。現時点で、ルール見直しは考えていません」との答えだった。

「日本の『遺伝子組み換えでない』の表示は、完全不使用は保証していません」
「遺伝子組み換え作物はすでに多く流通していると結論できます」

── 特に若い女性の方に言いたい。女性週刊誌も良いが、もっと本当の社会に目を向けて欲しい。あなたは何を読みますか? ──

Thursday, November 02, 2006

立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
東大生にも蔓延!履修漏れ問題 「ゆとり教育」が国を滅ぼす

自分の学校が特殊なことをやっていたのかとひけ目を感じていたら、今回の事件で、同じことが日本中の高校で広く行われていたということがわかって、安心したという。
しかし、ここで問題なのは、世界史を学ぶ学生がそれだけ少ないという事実のほうである。世界の歴史を何も知らない非常識人を量産、いまや世界全体がスモールワールドになりつつあり、政治にしろ、経済にしろ、カルチャーにしろ、スポーツや芸術にしろ、すべての活動がグローバル化を前提として動いている。すべての現代人が、生活人としても、職業人としても、国際人としての常識を持たないとやっていけないのが現代のリアル・ワールドである。世界地理と世界史のベーシックな知識は、現代人にとって必須の常識である。なぜ世界史が高校社会の科目で必修になっているのかというと、かつて世界史を、日本史や地理とならべて選択必修の科目としておいたところ、世界史を忌避する学生があまりに多かったからなのである。このままにしておくと、日本は今後あらゆる意味で国際社会の中で生きていかなければならないのに、日本人全体が国際社会の常識を欠いた国民になってしまうことを危惧した当時の政治家、学者、官僚などなど有力者が声を大にして、世界史を必修にすべきだと声をあげたからなのである。だが、この事件が明らかにしたことは、世界史を必修にしても、多くの高校生が、世界史の基礎知識を欠如させたまま、大学生になり、そのまま大学を卒業して社会に出てきてしまうという事実なのだ。 日本の平均的大学卒業生は、今後とも、グローバル・スタンダードからいって、世界の歴史を何も知らないレベルの非常識人だということなのだ。問題は、それが世界史の領域だけで起きているのではないということである。

まったく同感である。
このままだと映画のように、日本は沈没する。
美しい国、日本。
生き苦しい国、日本。
システム障害の弁明も不可解

携帯会社C社の週末の対応を振り返ると疑問が残る。同社では「MNPのポートアウト(転出)に対する要求に応えることができず、受付を停止せざるを得なかった」と弁明しているが、その一方で新規契約の受付は継続し続けた。MNPに関する手続きも新規契約受付も同じシステムを利用しているという。もし、業界全体の混乱を避けようと思うなら、すべての受付業務を停止し、一刻も早く、MNP関連のシステム復旧に努めるべきではなかったのか。MNPでのユーザー流出を「システム障害」というかたちで阻止し、一方で新規契約者をとり続ける。このあたりの行動が、「わざとシステムを止めて、新規で数を稼いでいるのではないか?」と、他キャリアに疑いを持たせることにつながっている。
また、釈明会見では、MNPのポートアウトがシステムダウンの原因であるにも関わらず、「予想外割に人気が集中した」という理由にすり替えようとしていた。また釈明会見の場でありながら、料金値下げの発表をして、帳尻を合わせようとしたのも、マスコミの集中砲火を浴びる原因でもある。

港区の六本木や新橋近辺では今夏に来襲した台風13号の影響か、この時期にサクラが咲いているそうです。この連休までがこのサクラの見頃になるかもしれません。
必修逃れ、「卒業不十分」9人合格(青森)

高校の必修逃れ問題で、私立青森山田高と私立青森明の星高で今年度、必修科目の成績を記載しない内申書を発行し、その内申書を大学に提出した生徒9人が合格していたことがわかった。文部科学省は「必修科目の成績が内申書に記載されていないのに大学に合格したケースは聞いたことがない」としている。両校では昨年度から必修逃れをしていたが、内申書には虚偽記載をせず、卒業要件を満たしていない履修内容のまま作成し、発行。昨年度は計30人以上の生徒が大学に合格していた。青森山田高では今年、必修科目の日本史を履修していない3年生の61人のうち、21人分の内申書をそのまま大学側に提出。これまでに8人が合格したという。青森明の星高も、35人が卒業に必要な日本史を履修しておらず、同科目の成績を記載していない内申書を2~3人分発行。1人が合格していた。両校とも、大学から指摘はなかった。青森山田高の稲見裕校長は「履修していない科目の成績を偽造するわけにもいかなかったので、空欄にして出した」と説明する。県教委は、「必修科目に成績が記入していなければ卒業できない生徒だとわかる」と指摘。文科省大学入試室は、「大学側が卒業できない生徒だと知っていながら合格させたのであれば、大学の責任も問われる」と問題点を指摘する。一方、青森市内の大学関係者は、「全体の成績はチェックしているが、科目の成績が抜け落ちている事態は想定していない。科目ごとの成績までは見ていない」と実情を明かす。(読売新聞)

これらが現代社会の、しかも教育に携わる者らが言うことなのかと呆れる。私が思うに、卒業の要件に満たない生徒らをそのまま卒業させた高校側が一番悪い。そういった生徒らを入学させた大学側もチェック機能の甘さを指摘されて仕方ないが、高校側がバレなければ良いだろうといった考えで内申書を提出したことの方がより悪い。内申書は本来、とても大切なものであるはずだ。
また、学校が週休2日制になったことや高校が予備校化しているといった教育現場の変化に対し、特に問題意識も持たず、ただ惰性で過ごしていた教育委員会、文部科学省の怠慢な職務姿勢も悪い。その存在意義も問われるべきである。気の毒なのは受験生であり、特にちゃんと履修していた生徒さんらである。大学受験は彼らにとって大きな一つの戦いである。単純に考え、未履修の生徒さんの受験に向けた時間を100とするならば、履修済みの生徒さんのそれは絶対的に100未満である。正直者が馬鹿をみる。それを良しと思わない大人らが、これからすべきことを考えなければならない。

Wednesday, November 01, 2006

受験は平等を期さないといけない

必修科目未履修の件、カリキュラムに沿って教えた学校と教わった生徒さんが実際に居る訳なのだから、現時点ではその平等をセンター試験や大学の入学試験に置くべきではないだろうか。大人からしてみたら今回の不利を長い目で見ることはできても、受験を控えている生徒さんらは今も受験に対して必死なのである。それは最低限、理解してあげなければならない。
正しい者らが不利を受けるといったことは絶対にあってはならない。一方では、カリキュラムに則(のっと)った、受験と直接に関係のない授業を今もちゃんと受けていて、他方では、入試までの間は受験に関係のある授業ばかりを受け、入試後に未履修分を補習で済まそうというのは明らかに公平ではない。もし、救済措置をとるのであれば、そういった正しき者らに決してマイナスにならないような大々的な措置をとるべきであると思う。与党はこの救済措置に対しても、選挙に勝つための計算を入れるのか。国民から選ばれている政治家がそういう考えだから、世の中に歪(ひず)みが数多く存在するのだ。未履修0の熊本県(の票)を捨てたのだと言われても仕方がない。

Tuesday, October 31, 2006

お詫びとお辞儀の仕方

日本人にとってお詫びとは、単に弁償することではなく、誠意ある対応をすることである。そのためには、いかに深く反省しているかということを身体の動きで表現しなければならない。お詫びにお辞儀は不可欠な要素だが、大切なのは、下に向かって力を抜くこと。上半身の力を抜いて、深々と頭を下げる動きには、相手の怒りを鎮める力がある

お辞儀にも目線や傾け方により、意味が異なる。適切なお辞儀を使いわけよう。首だけの挨拶、あごを突き出した挨拶はNG!
会釈・・・軽いお辞儀約15度ほど体を前に倒し、視線は1.5メートルのところに落とす。(人とすれ違う、お茶を出す、人の前を通る時に使う軽いお辞儀の仕方)
敬礼・・・一般的なお辞儀約30度ほど体を倒し、視線は60センチ先に落とす。(出社や退社、応接室への出入り、上司の指示をうけたときなどに使用する)
最敬礼・・・最も丁寧なお辞儀約45度ほど体を前に倒し、視線は自分の足元をみる。(深い感謝、謝罪の気持ちを伝える、無理を頼む、紹介を受けたときなどに使用する)

Monday, October 30, 2006

ひとりごと⑳

新聞やテレビのニュースで毎日のように取り上げられている学校の問題。特に、若い命を自殺にまで追い込むいじめにはついては教員や教育委員会だけに任せるのではなく、児童や生徒の保護者、文部科学省も巻き込んで早急な対策を施(ほどこ)すべきである。現代では核家族化が進み、昔と比べて家で親に相談することも減っていると思われる。親には忙しい合間にも子供の顔色を伺って欲しい。親子間でいつでも相談ごとができる環境を用意してあげて欲しい。文部科学省はいじめによると思われる自殺がどれほど起きているのかを調べる必要がある。これは学校や教育委員会に任せておいたら正確な数字は掴めない。そして、その数字の把握にも協力しない、更には隠蔽(いんぺい)が数多く認められる学校の管理・監督職には何らかの厳しい処分が必要だろう。子供たちの正しい模範となるべき立場の教員の長が事実の隠蔽など決して許されるべきことではない。

日本国憲法には「基本的人権の尊重」という内容があると記憶する。小学校の社会の授業では、過去の歴史よりも先ず現代社会におけるルールとして、基本的な法律を学ばせる必要があると思う。ルールを守らず、しかも相手に嫌な思いをさせたり、迷惑を掛けたりしたら、そのような者にはどういった罰則が課せられるのか。また、それとは逆に、された側の気持ちを解らせることも重要だろう。

つぎに必修科目の履修漏れの件、これは学歴社会の弊害に違いない。私の時代にも学歴社会の弊害はあったと思うし、私は実際にそれを訴えかけていた。たとえ良い大学を出たとしても、社会に出ては自己の欲に溺れ、素晴らしいとは言い難い人生を送る人が政治家をはじめとしてたくさん居るし、良い大学を出ているにも拘(かかわ)らず、社会では実際に使えない人も実在する。今の親が自分の子供や学校に嗾(けしか)けるのも良くない。学校で用が足りないと思うのならば、親自身が勉強を見てやれば良いと私は思う。そして、そこで親が気付くことも絶対にあるはずだ。
また、受験は平等を期さないといけない。ちゃんとカリキュラムに沿って教えた学校と教わった生徒さんが実際に居るわけなのだから、現時点ではその平等をセンター試験や大学の入学試験に置くしかないだろう。正しいことをやった者らが一番不利を受けるといったことは絶対にあってはならない。一方ではカリキュラムに則(のっと)った、受験と直接に関係のない授業を今もちゃんと受けていて、他方では受験に関係のある授業ばかりを受けていたのとでは明らかに公平でない。もし救済措置をとるのであれば、そういった正しき者らに決してマイナスにならないような大々的な措置をとるべきであると思う。

ゆとり教育、ゆとりを持つべきなのは児童や生徒さんではない。自分の子供さんと接する親御さんの方だ。今の日本社会の歪(ひず)みを社会全体で考え、正さなければならない。

Sunday, October 29, 2006

天皇賞(秋)②





















駄目じゃ~ダイワメジャー!ホント!!でも、勝ったダイワメジャーを押さえで買っておいて良かった。しかし、ダイワメジャーの勝ちよりも、GⅠ連対経験もないスウィフトカレントを2着に持って来た横山典騎手の方が私的には価値があったのだ。大舞台のGⅠレースでここまで2着を継続できるなんて素人の私からすれば騎手の中の騎手であると思える。まあ、ちゃんと馬券の対象となった武豊騎手も仕事人ではある。最終的に◎としたアサクサデンエンは直線で不利を受けていたし、しかも直線でインコースに居ないのが分かった時点で諦めました。藤田騎手→田中勝騎手の変更で考え直すべきだった。先のスウィフトカレントとお母さんが一緒なので、兄弟のワンツーを狙っていたのである。

〈レース結果〉
1着14ダイワメジャー 1:58.8
2着10スウィフトカレント 1/2
3着15アドマイヤムーン 3/4
4着 8コスモバルク 3/4
5着 7スイープトウショウ 3/4
〈払戻金〉
単勝 14 700円
複勝 14 240円
枠連 5-7 2,400円
ワイド 10-14 1,640円 14-15 860円 10-15 1,650円
馬連 10-14 4,780円
馬単 14→10 8,690円 敵中
3連複 10-14-15 9,120円
3連単 14→10→15 60,460円
『ブランド』や『のれん』は一夜にしてできぬ

携帯電話の番号継続制度開始後初めての週末となる28日、C社の変更手続きのシステムが停止し、他社への乗り換えと、他社からの乗り換えができなくなった。C社によると利用者の管理システムでトラブルが発生、午後5時45分に受け付けを停止した。番号継続制の手続きだけでなく、既存顧客の機種変更や料金変更など登録や料金に関するすべての手続きができなくなったという。「予想以上の申し込みがあり、システムが処理しきれなくなった。29日は通常通り受け付けする」(広報部)と説明している。番号継続制の手続きは、現在使っている携帯会社に申請した後に、乗り換え先の店頭で新規契約する仕組み。通常なら30分程度で完了する。A社とB社がC社からの乗り換え顧客を受け入れる場合、C社側に顧客情報を照合する必要がある。A社とB社の関係者は「昼ごろからC社のシステム照合に時間がかかるようになり、顧客への対応ができなくなった」という。(日経ネット)

本当のところはどうなんでしょうね。これはC社からの流出を阻止する為の人為的なものともとれます。携帯電話はパソコンと同じように、個人情報など大事なものが詰まっています。そう考えると、絶対とは言えませんが、長く多くのユーザーに支持されている会社を選ぶのが自然であると思います。電話料金が安くなるのは結構なことですが、その裏で個人情報の流出などがあったら困ります。だから私は「ブランド」や「のれん」を守っていくことの大切さを解っているだろう会社を選びます。こんな私は選挙においても、視覚による候補者の表面的な部分だけでは決して選びません。その人やその企業の中身を如何なる方法で見るか、これだと思います。何事に対しても慎重な姿勢を崩さないことが今の日本社会においては必要でしょう。

Saturday, October 28, 2006

天皇賞(秋)①

当初の予報で今週末は晴天であったのに、秋の空ゆえか、急に暗雲が府中の杜に忍び寄っている。夜半から明日に掛けて雨が降り続けるとのことで、やや重はあってもパンパンの良馬場は見込めない。 (→変更 どうやら良馬場でのレースとなり、高速での決着が見込まれます。

ところで、こことは直接には関係ないが、今年の最優秀短距離馬はどの馬になるのか。春の高松宮記念はオレハマッテルゼ、安田記念はブリッシュラック(外国馬)が勝ち、この秋の終わったところでは、スプリンターズステークスでテイクオーバーターゲット(外国馬)が勝った。国内レースで残るはマイルチャンピオンシップとなる。選出の範囲に入るかは確かではないが、暮れに海の向こうで香港マイルなどもある。
そういえば、今年から牝馬限定のヴィクトリアマイルが創設され、初代女王はダンスインザムードとなった。これも選出の勘定に入れると、先のオレハマッテルゼとGⅠ1勝でタイとなり、混合GⅠであるマイルチャンピオンシップを勝った方が最優秀短距離馬になる可能性が高い。ひねって考えもすれば、ハットトリックがマイルチャンピオンシップと香港マイルを連勝して逆転するというシナリオもある。まぁ、そこまで行くと先の2頭の決着さえもが持ち越されるわけで、今回はこのあたりまでにしておこう。
そう考えると、ここではダンスインザムードの勝ちはないのではないかという結論に達する。よっぽど馬場が悪化して差し、追込みが決まらないようにでもなれば話は別だが、あって2着、予想では3,4着だろうと思う。

馬場悪化が不安なのは、今のところ1番人気であるスイープトウショウである。京都大賞典では少頭数だったというのもあるかもしれないが、以前より前の方を追走して勝った。ここでも同じような乗り方をしてくるようであれば連軸として強い印を打てるのだが、今回は多頭数ゆえに今までのような後方一気も考えられ、差し届かずに終わるシーンも想像できる。このメンバーであれば実力は1番で疑いないのだが・・・。

伏兵として先ず考えられるのは、元々マイラーであるアサクサデンエンハットトリックダイワメジャー。過去のヤマニンゼファーを思い出す。次に、前哨戦で速い上がりを記録したにも拘らず負けてしまったカンパニー(毎日王冠5着:3F34.0秒)、サクラメガワンダー(毎日9着:34.0)、オースミグラスワン(毎日8着:33.9)、コスモバルク(オールカマー2着:35.0)、スウィフトカレント(オールカマー4着:34.7秒)、ファストタテヤマ(京都大賞典2着:32.8)と列挙してみたが、今年の難解さを思い知るだけ。買わないのも一つの手だ。

Friday, October 27, 2006

今日の日経~姿変えて続くばらまき

「文化や芸術を通じ住民の交流を促したい」。人口が2万人にも満たない、人口減少が続く過疎地の町に、音楽ホールなどを備えた施設を作る。その総事業費は11億円。この額は町税など、町の自主財源の1年分の半分強にあたり、このうち40%は国からの「まちづくり交付金」で、残りも国から配られる地方交付税で返済資金の70%が保証される過疎債でほぼ賄(まかな)われ、町からの実際の持ち出しは全体の3%ほどの3,500万円程度に過ぎない。

この町がどのような町であるのかは知らないが、これはこの町の10年、20年先を見越した政策なのであろうか。今の日本中を見渡せば、無駄となったハコモノやテーマパークが数多く存在する。これが人口の増加も伴った戦後の高度経済成長期であれば話はちと違うだろう。そういう無駄に終わってしまったハコモノなどの見学に行ったりしたのだろうか。今ほど投資の難しい時代はない。今は昔とは明らかに違うのだ。

上の県や近隣の市町村はどう思っているのだろうか。後々これが大事になってくるのではないかと思う。それは、それが市町村合併の足かせになるだろうと思うからである。借金をしてまでも作るべきものなのか、聞いて回った方が良い。

国も国である。この日本自体が今や借金王国であることを忘れているのではないだろうか。よく検討もせず、安易に国のお金を配るのであれば、「ばらまき」と言われてもしょうがない。最終的にその維持費と弁済で苦しむならば、いっそ自然の緑地にしておいた方がよっぽど良い。緑は実際にお金で買えないものを私たちの棲(す)む環境に恵み与えてくれるのだから。

Monday, October 23, 2006

ひとりごと⑲

今日は2年前に起きた中越地震とその後の被災地の復興について、ほとんどの新聞やテレビで取り上げている。私は地震などの大災害に実際に遭ったことがないので、今ひとつ実感が湧かないが、テレビの映像などで被災した方々の今の生活を見ることにより、その災害の爪痕の深さを思い知ることができる。

日本は地震の多い国である。初夏から秋にかけては台風も来るし、冬になれば場所によっては大雪も降る。温暖化が進んでいる昨今では、自然がもたらすその威力や規模がますます大きくなってきているようである。今もなお仮設住宅に住んでいらっしゃる方々の、元の家に戻りたいといった気持ちを逆撫でするようかもしれないが、わざわざ暮らしにくい場所に戻って住まなくても良いのではないだろうか。山を下りて市街地に移り住んだ方々は正しい選択であったのだと私は思う。長い目でみれば、これからもこの場所には地震や大雪、大雨などの自然災害が起こり得る。なかでも、崖のそばや傾斜地などは人が住むには物理的にリスクが高過ぎる。標高が高ければ、当然に気温も低いので雪が降りやすく、更にその降った雪も解けにくいだろう。また、傾斜が強い場所に雨が降れば、その雨水が下の方へと流れていくスピードは平地でのそれと比べても桁違いであろう。特にお年寄りや体の不自由な方々の生活する場所としては酷な場所であり、人がある程度過密に住んでいる場所の方が何かと安心である。

実際に現地に行ったこともないのだが、そういった場所でも、綺麗な水や肥えた土壌、寒暖の差があったりもすれば、それを活かした農作物の栽培もできるだろうし、風光明媚な自然の風景や温泉、特産物でもあれば、観光地としても十分に機能するだろう。人は安心で便利な市街地に住めば良いと思う。

地方の過疎化、そういった地方の自治体の財政悪化、地方交付税の問題など、国策による地方経済の早期安定は望めないのが現状。私の考えでは、過疎化はある意味自然なことであると思う。人の生活の基本は「衣・食・住」である。食べることの大切さもさることながら、人を雨や風といったものから守り、疲れた心と体を休ませてくれる家もまた大切である。住む場所を選ぶ上でのポイントはたくさんあると思うが、まずは安全性。前述のことを考慮して、自然災害がより起こりにくい、もしくは起きた際の被害がより小さい場所を選ぶべきである。今の日本を考えれば、山岳地帯や0メートル地帯(海面よりも低い土地)、河川や海に近い土地、工場やゴミの廃棄場・焼却場、火力・原子力発電所、軍事基地のある土地などを除いた場所であろう。 人は比較的安全な場所に住み、働く者はそこから営みの場所へと通えば良い。山間の牧場であったり、田畑であったり、工場であったりと。そして、人の営みの場所でもあり、これからもヒトが自然界の中において、自らの存続を果たす為に不可欠な自然の保護・管理という観点からも、山岳地帯などに存在する町や村と、多くの人が住む住宅地区としての市町村とをいっしょにして考えるべきではないだろうか。そういう意味での市町村合併は、私は大賛成である。

Sunday, October 22, 2006

菊花賞(GⅠ)③

何だか機嫌が悪いぞ、てか無気力に・・・(苦笑)
やはり、何かの教えの如く、欲は良くないのだな。◎ドリームパスポートから純粋に△ソングオブウインドの普通馬複を買っていれば良かったのだ。△アドマイヤメイン、△メイショウサムソン、△ソングオブウインドの3頭のいずれかが3着に来るのではと思いつつも、欲張って買い過ぎてしまった(今回の馬券は画像のもの以外にも存在する)。

-競走成績-
1着 18 ソングオブウインド 3.02.7 レコード
2着 13 ドリームパスポート クビ
3着  5 アドマイヤメイン 1.3/4
4着 12 メイショウサムソン 2.1/2
5着 15 アクシオン 1/2

-払戻金-
単勝 18 4,420円
複勝 18 760円 13 190円 5 230円
枠連 7-8 2,770円
ワイド 13-18 1,550円 5-18 2,410円 5-13 540円
馬連 13-18 6,480円
馬単 18→13 24,280円
3連複 5-13-18 11,700円
3連単 18→13→5 144,520円

正直、この3連単の配当を欲したのだ。
しかし、3,4着が入れ替わってれば、3連複が当たってるではないか(ノ_<。)
菊花賞(GⅠ)②

過去を見れば、大波乱もあるこのレース。そういったときは人気馬がまさに飛ぶ。そして周囲は溜息に包まれる。ここでは今年の菊花賞の上位人気馬にケチをつけようと思う。

1番人気 メイショウサムソン
戦績【6,4,1,1】、京都コース【0,1,0,1】皐月賞、ダービーの2冠馬。引退間近の瀬戸口調教師の管理馬。ドリームパスポートに1800mと2000mで2度差されて負けている。父オペラハウスに母父ダンシングブレーブは本当に長距離向きなのか半信半疑。ミドルペースでの追い比べに持ち込めれば可能性もあるが、スローでの決め手比べ、もしくはハイペースでの消耗戦には不安あり。 
    
2番人気 ドリームパスポート
戦績【3,4,3,0】、京都コース【2,2,0,0】皐月賞2着、ダービー3着の実績馬。差し脚は堅実だが、その脚を長く使えないとのこと。好位での競馬にも対応可能で、仕掛けのタイミング次第では勝ち負け可。ただ、消耗戦には血統的にも不安。

3番人気 アドマイヤメイン
戦績【4,3,1,3】、京都コース【1,1,0,1】ダービー2着の逃げ馬。ダービーでは時計の遅さに展開の恩恵を強く感じたが、同コース・同距離の青葉賞での勝ちタイムは2.25.3、中間の3ハロン(600m)を39秒要したとしても、3.04.3で時計的には十分足りる。2000m以上の芝を断然得意としそう。過去にも皐月賞には出走せず、青葉賞からダービー、そしてこのレースに出て好走した馬は何頭か存在する。ただ、最強ステイヤーの器には思えない。

4番人気 マルカシェンク
戦績【3,0,0,3】、京都コース【2,0,0,1】2歳暮れの骨折まではクラシックの最有力候補だった、もう1頭の瀬戸口調教師の管理馬。京都2歳Sではドリームパスポートを差し切った決め手の持ち主。ただ、ダービー4着後に2度目の骨折。鋭い決め手と故障がいつも背中合わせで、期待よりも不安の方が高い馬。スローでの瞬発力勝負なら最右翼も、過去のダンスインザダークと同じ運命を辿ることも・・・。

5番人気 フサイチジャンク
戦績【4,0,1,2】、京都コース【2,0,0,0】デビューから破竹の4連勝で臨んだ皐月賞で3着。ダービーでは11着と大敗も、この馬、去年のアドマイヤジャパン(菊花賞2着)の軌跡に何となく似ている。その他でも皐月賞3着馬は何頭か距離を伸ばして勝ち負けを演じている。母方にはニジンスキーをはじめ、豪州のステイヤーの血が入っている。

Saturday, October 21, 2006

菊花賞(GⅠ)①

何かと世界が騒がしい。北の核実験だけならまだしも、核保有の議論などという発言まで・・・。そして、競馬界においてはフランス凱旋門賞でのドーピング発覚。日本の競馬界は薬物を常用しているのか、といった疑惑も・・・。世界が動いているのか。

菊花賞馬と言えば、暮れの有馬記念や後の天皇賞・春を賑わせるだろう馬となる。それを考えると、能力の違いで克服する馬を除いては、長距離適性を無視することはできない。適性を見るなら血統。そこで注目するのがおそらく今年が最後のクラシック挑戦となるエルコンドルパサー産駒。日本馬のこれからの海外遠征を考えれば、欧州向きの血統は繁栄させねばならないだろう。そのエルコンドルパサーの父父はミスタープロスペクター、父母父はヌレイエフ、そして母父はサドラーズウェルズ、母母父はシアトルスルーとその配合は世界的トレンドであり、バランスも良い。今年の菊花賞にはサンデーサイレンスの肌に、このエルコンドルパサーの血が注ぎ込まれた馬が3頭出走する。

ミストラルクルーズ
 母母父 ニジンスキー
アペリティフ
 母母父父 ラジャババ
ソングオブウインド
 母母父 トニービン

3頭のうち、ミストラルクルーズは血統的に長距離適性は一番。アペリティフは京都新聞杯2着の実績があり、ここで激走なくとも古馬になって京都の長距離重賞は勝てる器。おそらくは左周りが苦手。ソングオブウインドは中京の神戸新聞杯で3着とスピードも見せた。本番3着あたりに粘るシーンも・・・、その答えは「風の歌に聴け」。

Thursday, October 19, 2006

ひとりごと⑱

日経に、「教育に市場原理を」とあった。私立ならまだしも、ここで議論されるべきは義務教育の中でも公立の小・中学校での教育であるはずだ。私立は高い授業料を払うことのできる家庭の子が通える学校であって、国全体を考えるのであれば、当然に公立学校における教育議論がなされなければならない。私立の中高一貫校で、特に進学校でもあれば、そこに実際に通う児童・生徒さんの質や、そこに通わせる親御さんの質、教育に対する考え方や姿勢は明らかに違うはずである。料理でもそうだが、良い食材を使い、基本さえ守って調理すれば、誰でもある程度美味しいものを作ることはできる。しかしながら、ここでは安い食材であるとか、極端に言えば腐り掛けの食材を使って如何に美味しい料理を作るかといったところであると思う。大事なのは苦悩する現場だ。いじめや不登校、校内暴力などの問題に悪戦苦闘している先生方の姿も見るべきだ。

また、「教育に市場原理を持ち込むと学校間格差が広がるとの意見に対し『努力しない学校がつぶれて一時的には格差は広がるが、最終的には格差は縮む。特に公立と私立の格差は間違いなく縮む』と持論を展開した。」とある。

教育に一時的と最終的があって良いのであろうか。ここで扱うのは人であり、その人生である。食材やおつまみではない。一時的にでも格差のあおりを受ける児童・生徒さんやその親御さんはどう思うのだろうか。義務教育は、完全な平等は無理としても、できる限り平等を目指すべきであり、教育は今もなお進められていることを念頭に入れ、この教育改革について多角的見地に立ち、じっくり議論して頂きたいと切に願う。

Wednesday, October 18, 2006

宗教を考える~イスラム教(イスラーム)⑦

シャリーア(イスラーム法)には五行以外にも様々な生活規範がある。その中に豚肉や飲酒を禁止する食物規範も含まれる。仏教的な宗教観からは理解しにくいが、婚姻や相続など金銭の絡む問題も宗教的規範に含まれている。このことはイスラームの人間観の故に、日常の社会生活上の諸行為も、礼拝と同様に、神への帰依(きえ)※1の表現であるように求められているからである。
「世俗的」な諸規範をもつイスラームは現世順応型宗教と考えられがちであるが、究極の救済は来世にある。終末の神の裁(さば)きを畏(おそ)れる者のみが、日々の行為の重みを知る。シャリーアの諸規範は日常生活において神を思い出させるものである。従って、シャリーアは現世の社会的秩序維持に必要な規範も含むが、単なる法律ではない。違反に対する罰則規定をもつ義務と禁止の規範の他に、行う方が好ましい行為や行わない方が好ましい行為を定めている。つまり、徳目(とくもく)※2や道徳規範、さらに行儀作法に関する規範も多い。
シャリーアの問題点は、社会は時代とともに変化するもので、その変化にどう対応できるかという点である。現代では、イスラーム諸国家も西欧法を導入し、古典的な商法や刑法がそのまま実施されているところは少ない。イスラーム諸国の近代化運動にとり、シャリーアの改革(特に家族法)は無視できない課題である。様々な国で、近代化イコール西欧化とは限らないとして、イスラーム内部からの改革も試みられている。

(引用文献:仏教 キリスト教 イスラーム 神道 どこが違うか)

※1帰依:神を信じ、その教えに従うこと
※2徳目:徳を分類してつけた名

仏教、キリスト教、そしてこのイスラム教と読み進めてきたが、それぞれ深い歴史があるだけに、その奥も深く、それぞれに良いところがあると感じた。あとは、それらを個人レベルで如何に運用していくかなのだろう。考え方に相対するところはあっても、何しろ個々がちゃんと相手を尊重し合い、争いや虐めの無い、平和な社会になって欲しいと願い実践するしかない。いつの時代にも、何処かで困っている人達が居るわけで、誰かがそこに優しい手を差し伸べるべきなんですよね。それが現代社会において、多くの人の手によってなされるようであれば、それを人類の、一つの進化と呼べるのかもしれません。
宗教を考える~イスラム教(イスラーム)⑥

イスラームでは神と人間との仲介は神の言葉であるコーランであり、救済に関して特別な権能を持つ人格も、聖職者も存在しない。全てのムスリム(イスラーム教徒)がが等しく、コーランとシャリーア(イスラーム法)に従って生きなければならないのであり、一部の特別な人にのみ妥当する特別な修行は無い。「イスラームには修道院はない」と言われている。このことは、日常の社会的生活の場を離れ、宗教的な生き方に専念する場所はイスラームには無いことを意味する。つまり、通常大半の日本人が考えるように、修行とは宗教的な境地や理想を求めるため、社会的生活を離れ、瞑想や禁欲などを含む宗教的な訓練の行為であると解釈するならば、イスラームには修行は無い。だが、修行とは理想的なムスリムになるための訓練の行為と考えるならば、イスラームにも修行はある。理想的なムスリムとは、信仰し、善行をなす者である。単に心の内面で神を信仰し、神に帰依(きえ)※1することに留まらず、現実に行為しつつ生きる場面でシャリーアに従わなければならない。少なくともシャリーアに従おうと、できる限り努力することによって、理想的なムスリムに近づくのである。
シャリーアは礼拝や断食などの儀礼行為の規範だけでなく、ムスリムが日常の社会生活の中で家庭を営み、経済活動を行うために必要な様々な生活規範も含んでいる。つまり、宗教的な儀礼行為と同時に、日常的な社会生活上の諸行為もムスリムにとっては修行である。このように考えると、先の「イスラームに修道院はない」という表現は、むしろ「イスラームでは日常の社会生活の場の全てが修道院である」と言い換えた方がふさわしい。ちなみに、シャリーアの元来の意味は「道」であり、それに従うことは「修道」でもある。
イスラームにおいても、信仰・帰依は超越的な神と向き合う個人の内面的精神の事柄である。だが、現実において、信仰者は単なる精神的存在でもなく、単独者でもありえない。イスラームではムスリム(人間存在一般)は個人的精神的存在であると同時に、食欲・性欲をもつ身体的存在であり、社会的存在でもあり、それらを分けることのできない統合的存在と考えている。それ故、「出家」が宗教的なあり方だと認めないし、また、出家して禁欲的修行のできる一部の練達者※2と大衆(俗信徒)との差別も認めない。ムスリムは普通に家庭を持ち、経済活動によって糧(かて)を得る者である。このようなムスリムにとって、宗教的に生きることは社会を脱することではなく、社会のただ中においてしかない。このような人間観、あるいは宗教観がイスラームの特徴である。

(引用文献:仏教 キリスト教 イスラーム 神道 どこが違うか)

※1帰依:神を信じ、その教えに従うこと
※2練達者:修行や練習を重ね、その道の奥義を極めた者






宗教を考える~イスラム教(イスラーム)⑤

イスラームにはキリスト教的な意味での聖職者や教会は存在しない。宗教指導者は存在するが、キリスト教の教会のような位階制を持つ組織によって叙任(じょにん)※1されるのではなく、特権的地位を持つものでもない。
歴史的に見ると、イスラーム社会における宗教指導者はイスラームに関する知識を持つウラマーと呼ばれる指導者と神との合一を願い、禁欲生活と修行を行う神秘主義者たち(スーフィ)の指導者とに分けられる。ウラマーとは、宗教的知識を持つ者という意味で、神学者や法学者、ハディース伝承者、コーラン読誦者(どくしょうしゃ)などを指していう。ウラマーは職業を表わす言葉ではなく、彼らは牧師、学者、裁判官、法律家、説教師、礼拝の導師、イスラム教の寺院であるモスクの管理者などの仕事に就いて生計を立てるのがならわしである。ウラマーはイスラームの学識と優れた人格、宗教心によって民衆の信望を得て、社会の各層や諸共同体を統合してきたといえよう。社会と国家の支配者との仲介者として支配権力の不正などをチェックする役割も果たしてきた。
近代になると、国家の世俗化(せぞくか)※2、ヨーロッパ法の採用などによって、ウラマーの経済的、社会的基盤が失われていった。ウラマーの社会的影響力は低下したが、精神的な指導力が無くなったわけではない。むしろ、その影響力が強まっているところもある。
イランのシーア派では十九世紀末から上級ウラマーをアーヤトッラーと呼び、その法的判断に一般信徒が従うようになった。イラン革命の指導者ホメイニー師もアーヤトッラーの一人である。

(引用文献:仏教 キリスト教 イスラーム 神道 どこが違うか)

※1叙任:位を授け、官職に命じること
※2世俗化:世の中のならわしに沿うこと

Tuesday, October 17, 2006

宗教を考える~イスラム教(イスラーム)④

イスラームの教えの根本は、唯一の神を信じ、ムハンマドをその使徒と認め、神に奉仕し、正しい人間関係を結び、天国に迎え入れられるようにとするものである。コーランに記されたイスラームの教義はイーマーン(信仰)、イバーダート(神への奉仕)、ムアーマラート(行動の規範)からなるとされる。このイーマーンとイバーダートを簡潔に述べたものを六信五柱(行)という。
六信とは、「神」(アッラー)、「天使」(マラク)、「啓典」(キターブ)、「預言者」(ナビー)、「来世」(アーヒラ)、「神の予定」(カダル)の六つを信じることである。アッラーと預言者ムハンマドを信じることが特に重視される。
五行とは、信仰告白(シャハーダ)、礼拝(サラート)、喜捨※1(ザカート)、断食(サウム)、巡礼(ハッジ)を行うことをいう。信仰告白とは、「アッラーの他に神なく、ムハンマドはアッラーの使徒である」と唱えることで、礼拝の時や、イスラームに改宗する時になされる。礼拝は義務として一日五回(夜明け、正午過ぎ、午後、日没後、夜半)行うほか、自発的礼拝も推奨される。礼拝の場所はモスク※2でも構わないが、毎週金曜日の正午の礼拝はイマーム※3の指導のもとにモスクに集(つど)って行われるのが良いとされる。喜捨は、ムスリム(イスラム教徒)の義務として行うザカートのほかに、自発的に行うサダカもある。この義務としての喜捨は定めの喜捨、あるいは救貧税と呼ばれ、各自の一定以上の所有物に応じて定められた額を収(おさ)めなければならない。この徴収された財は孤児や貧困者などの救済に用いられる。断食は、毎年イスラーム暦の第九月(ラマダーン)に日の出から日没まで一切の飲食を絶つことである。これは、飢餓を体験することで貧困者の苦悩を思い、普段の食事などを神に感謝するためであり、病人や授乳中の母親、旅行中の者を除く健全な成人ムスリムすべてに対する義務である。巡礼は、第十二月(ズー・アルヒッジャ)の八日から十日に、定められた順序と方法でメッカのカーバ神殿と聖地に詣(もう)でることをいう。この時には、世界各地から人種・国籍の異なるムスリムが一堂に会(かい)し、神のもとに平等なイスラーム精神を確認し合う場となる。資力と体力があれば、ムスリムが一生に一度は行うべき義務だとされる。
ムアーマラートは、ムスリム同士の人間関係の規範を示したもので、来世において天国へ行く為にとるべき行動である。結婚、離婚、遺産相続、売買、契約等に関する取り決めや利子の禁止のほか、困窮者(こんきゅうしゃ)※4の庇護(ひご)※5、姦淫(かんいん)※6をしないこと、契約の遵守(じゅんしゅ)※7などの倫理的な規定、賭事(かけごと)の禁止、アルコールや豚肉などの飲食物の禁忌(きんき)※8日常的な礼儀作法等を含む。イスラームでは、アッラーへの信仰が具体的な行為によって表わさなければならないのである。
 
(引用文献:仏教 キリスト教 イスラーム 神道 どこが違うか)

※1喜捨:喜んで寺社などに財物を寄進し、また貧者に施すこと
※2モスク:イスラム教の寺院
※3イマーム:アラビア語で「指導者」、「模範となるべきもの」を意味する語である。通例は、イスラム教においてムスリム(イスラム教徒)の大小の宗教共同体を指導する統率者のこと。
※4困窮者:困ってお手上げの状態になっている人。ひどく貧しくて苦しんでいる人。
※5庇護:かばい守ること
※6姦淫:男女が不道徳な性的関係を結ぶこと。不倫な情事。
※7遵守:規則、法律などに従い、それをよく守ること
※8禁忌:場所、事柄、行為、言語などで社会制度や宗教上、禁じていること
宗教を考える~イスラム教(イスラーム)③

イスラームの根本聖典、コーランは正確にはクルアーン(al-Qur'an)といい、アラビア語で「誦(よ)まれるもの」を意味し、長い章から短い章の順に並べられており、前半がメディナで受けた啓示、後半がメッカで受けた啓示である。
メディナ啓示は、当時に拡大していたムスリム(イスラーム教徒)共同体の発展に伴う様々な問題を解り易く、散文的に、かなり長く述べられている。メッカ啓示は、唯一の神を信仰すべきこと、最後の審判、天国と地獄について詩的で、重厚な文体で、簡潔に述べられている。 宗教的な事柄ばかりでなく、政治、経済、社会、文化、道徳など、信徒達の生活のあらゆる面に渡って言及している。ムスリムにとっては、コーランは天の聖板に記された書の写しであり、天使ジブリールが天から携(たずさ)えてきて、ムハンマドに読みきかせたものとされている。ムスリムであれば、何節かは暗記しているのが普通であり、老後はコーランを誦んで暮らすというのがムスリムの理想とされている。
コーランが書かれたアラビア語は神の言葉とされ、他の言語へ翻訳されたものはコーランそのものとは認められない。仏教やカトリックなどと違い、異本や外典が無いのもコーランの特徴である。
イスラームにおいては、ユダヤ教徒の「律法」も、キリスト教徒の「旧約聖書」と「新約聖書」もコーランと同様、神から下された「啓典」とされている。コーランはこれらの確証として、天上にある啓典の母体に基づいて改訂されたものであり、啓典の中で最後の、最も優れたものとされている。

(引用文献:仏教 キリスト教 イスラーム 神道 どこが違うか)

Monday, October 16, 2006

宗教を考える~イスラム教(イスラーム)②

イスラームでムハンマドは「神の使徒」、「預言者」、「警告者」などと呼ばれる。「預言者」とは、神の言葉を預かった者である。それを他の人々に伝える義務を負った者を「神の使徒」という。コーラン(イスラームの根本聖典)によれば、神はそれぞれの共同体に預言者を遣わし、正しい信仰と行為の規範を伝えさせた。アダム、ノア、アブラハム、モーセ、イエスなどが重要な預言者とされている。ムハンマドは最後の、最も優れた預言者とされ、彼以外の預言者は認められない。ムハンマドが最後の預言者であるから、ムハンマド以降の人間はムハンマドによって下された啓示を集成したコーランによって、最も正しく神の意志を知ることができる。ムハンマドの言行や、その言行に関する伝承からも神の意志をうかがうことができるとされている。このように、ムハンマドはその言行の細部に至るまで重要な人物とされてはいるが、神性(しんせい)※1を持つ者ではなく、信仰の対象にもならない。あくまでも神から遣わされた神の言葉を預かる者であり、人間を超越した存在ではない。イスラームはユダヤ教、キリスト教と同じ一神教であるけれども、この点が大きく異なっている。コーランには、キリスト教徒がイエスを「神の子」、ユダヤ教徒が律法※2者や牧師を「ラビ」(主)と呼ぶのを非難し、ムハンマドも「おまえたちと同じただの人間である」と述べられている。
また、イスラームでは神の教え以外のものに従うことを厳しく禁じている。ムスリム(イスラーム教徒)にとっては、アッラー(唯一の神)が崇拝の対象であるのに対して、ムハンマドは敬愛の対象である。

(引用文献:仏教 キリスト教 イスラーム 神道 どこが違うか)

※1神性:神の性質・属性
※2律法:戒律
宗教を考える~イスラム教(イスラーム)①

歴史的に言えば、イスラーム(al-Islam)は7世紀の初めにアラビア半島の都市メッカで、預言者ムハンマド(マホメット)により創唱された。イスラームとは「唯一の神(アラビア語でアッラー)に絶対的に帰依(きえ)※1すること」を意味する。イスラームという言葉の中に既に神の教えという意味が含まれているので、イスラーム教と言う必要は無い。当時、ムハンマドの生誕地メッカにはカーバ神殿に多数の神々が祀(まつ)られ、毎年多くの巡礼が集まっていた。また、隊商貿易の中継地としても繁栄していた。その一方で、貧富の差が拡がるなど、様々な問題が起こっていた。ムハンマドはこの地の名門の家に生まれたが、幼くして孤児になった。そして、25歳の時に富裕な女性商人ハディージャと結婚して生活の安定を得る。その頃からムハンマドはたびたび瞑想※2(めいそう)にふけるようになった。そして40歳の頃、突然に大天使ジブリール(ガブリエル)を通じて、アッラーの啓示※3(けいじ)を受けた。預言者としての自覚をもったムハンマドは天地の終末が迫っていること、多数の偶像崇拝※4をやめて唯一の神を信じること、争いや不正をやめて貧者や弱者を助けるべきことなどを説いた。最初にイスラームに帰依したのは妻ハディージャであった。
偶像を崇拝するメッカの市民とは三度にわたって戦ったが、630年にはメッカをほとんど無抵抗で征服した。ムハンマドが632年に没(ぼっ)したときには、ほぼ全域にイスラームの影響力が広まっていた。ムスリム(イスラーム教徒)たち自身によれば、このイスラームはこの地球が神によって造られたときから根源的に存在するものと考えられている。全ての人間は、もともとみなムスリムなのだと見なされており、イスラームへの改宗者をさして「ふるさとへ戻ってきたのだ」という表現をすることもある。このようなムスリムの内側からのイスラーム認識にも注意が払われるべきである。

(引用文献:仏教 キリスト教 イスラーム 神道 どこが違うか)

※1帰依:対象となるものを信じ、その教えに従うこと。対象となるものにすがり、全てを捧げること。

※2瞑想:雑念を払い、目を閉じて静かに深く考えること
※3啓示:神が人知(じんち)では図り知れないことについて、愛をもって教えしめすこと
※4偶像崇拝:偶像(神仏などにかたどって作り、信仰の対象とする像)を宗教的な対象として尊(とうと)び礼拝すること。あるものを絶対的権威として妄信的(もうしんてき:むやみに信じこむ傾向、状態)にあがめ尊ぶこと。

今の日本からすれば、近隣の時代遅れの独裁者の方がより身近な危険な存在として注目されるべきだが、世界の遥か遠くではもっと深刻と考えられるべき宗教・宗派の違いによる争いにより多くの人々が日々亡くなっている。日本国内でもオウム真理教やその他の邪教による問題が表面化してきており、もしこれが氷山の一角だとするならば、未だ水面下に潜在している邪教について大いに危惧(きぐ)するところである。

Sunday, October 15, 2006

ウインズまで行ってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

今日はGⅠの秋華賞ということで(ほんとはPAT残高の関係でw)、ウインズまで行って来ました。レース名にもあるように、外はもうすっかり秋の空気に包まれていて、やさしい陽射しと風が心地良かったです。

そして、肝心のレースの方はと云うと、東京の府中牝馬Sは撃沈(T_T)も、
秋華賞で◎カワカミプリンセスがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!












-着順-
1着 カワカミプリンセス 本田優 1:58.2 2番人気
2着 アサヒライジング 柴田善臣 1/2 5番人気 
3着 フサイチパンドラ 福永祐一 1 1/4 4番人気
4着 アドマイヤキッス 武豊  1/2 1番人気
5着 ④シェルズレイ 岩田康誠 アタマ 9番人気

-払戻金-
単勝 ⑫360円 2番人気
複勝 ⑫190円 2番人気 ⑯370円 5番人気 ⑤340円 4番人気
枠連 6-8 1,680円 7番人気
馬連 ⑫-⑯2,260円 7番人気
馬単 ⑫-⑯3,320円 11番人気  敵中(▼へ▼)
ワイド ⑫-⑯810円 7番人気 ⑤-⑫910円 8番人気 
     ⑤-⑯1,570円 16番人気
3連複 ⑤-⑫-⑯6,650円 19番人気
3連単 ⑫-⑯-⑤25,630円 63番人気

何だかなぁ~、2着と3着入れ替わってくれませんかね。
アタシのシナリオからするとホント逆だったんですよ。
でも、カワカミプリンセスがこれで無傷の5連勝、エリザベス女王杯が楽しみになりました。

Saturday, October 14, 2006

府中牝馬ステークス(GⅢ)

今日のデイリー杯は1,2番人気のワンツーで買っててもトリガミじゃないか。
さて、いつものように気を取り直そう。
              
ブンブンブン♪8が飛ぶ~♪

         
府中牝馬Sは京都で行われるエリザベス女王杯の前哨戦。現役最強牝馬のスイープトウショウが先の京都大賞典を快勝して今のところの最有力候補。 もし、逆転があるとするならば3,4歳馬。
3歳馬は明日の秋華賞出走のカワカミプリンセスが無敗のまま世代交代に挑むのか。 そして、このレースからは4,5歳馬が名乗りをあげる。
過去のエリザベス女王杯を見てみると、このレース1,2着馬の連対が10年中5回もある。その点から考えると、シーザリオが勝ったオークスの0.1秒差3着ディアデラノビアが最有力。相手はある程度先行できる馬としてデアリングハート、ヤマニンメルベイユ、レクレドールあたり。
               
ブンブンブン♪8が飛ぶ~♪
      
悪い意味でなく、良い意味で飛んで欲しい!(笑)

ディアデラノビア
デアリングハート
ヤマニンシュクル
ヤマニンメルベイユ
レクレドール