Saturday, December 09, 2006

ひとりごとⅡ⑩

今日の日経に、乳幼児手当の増額についての記事があった。少子化対策の一環とのことだが、どうだろう。一般家庭で言えば奥さんの役割であろう財務省が、この増額の仕方に異論を唱える。その通りなのかもしれない。ちょっと反れてるような気がする。戦時中、お腹にいる赤ん坊が男の子ではなく、女の子であって欲しいと思う母親の願い。それに似た部分も少なからず有るのではないだろうか。

寒い部屋の中で、布団と毛布に包(くる)まり、瞑想(めいそう)にふけっていたら、また思い出したことがあった。以前に、地の名士のことについて触れた覚えがある。それの続き。
あれは郡部(ぐんぶ)だったか、小山を上り、昔ながらの家がポツ~ンポツ~ンと立ち並ぶ、そんな町。きっと地の名士なのだろう。同じ名字の表札が何軒も続いていた。その内の一軒で、独り黙々と電子機器関連の仕事をしている男性とお逢いした。その家の中の雰囲気はというと、特に悪くはなかった。ここには何も潜(ひそ)んではいないと判断したが、私の仕事にならないだろうことも何となく解ってしまった(苦笑)でも、人の話を途中で折るのは失礼だというのもあったし、実際、なかなか有意義な話をして下さった。きっと、この方の価値観と私のそれとの間に大きな隔たりはないだろうと感じた。やはり、住人十色。お陰で足が痛くなった(笑)

私は基本的にメイド・イン・ジャパンだが、ドイツの製品は昔から好きである。ガッチリしていて、私の好きな「こだわり」を感じる。ワークシェアリングを取り入れた国でもある。ドイツに限らず欧州には、長い年月が流れているのにも拘(かかわ)らず、古き良き物が今も数多く存在し、周りの緑や河や山や空と一体となり、美しいハーモニーを奏(かな)でている。そんな素敵な世界、奥さんを連れてゆっくり旅してみてはいかがだろうか。

「虹を越えて・・・」


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