Saturday, October 28, 2006

天皇賞(秋)①

当初の予報で今週末は晴天であったのに、秋の空ゆえか、急に暗雲が府中の杜に忍び寄っている。夜半から明日に掛けて雨が降り続けるとのことで、やや重はあってもパンパンの良馬場は見込めない。 (→変更 どうやら良馬場でのレースとなり、高速での決着が見込まれます。

ところで、こことは直接には関係ないが、今年の最優秀短距離馬はどの馬になるのか。春の高松宮記念はオレハマッテルゼ、安田記念はブリッシュラック(外国馬)が勝ち、この秋の終わったところでは、スプリンターズステークスでテイクオーバーターゲット(外国馬)が勝った。国内レースで残るはマイルチャンピオンシップとなる。選出の範囲に入るかは確かではないが、暮れに海の向こうで香港マイルなどもある。
そういえば、今年から牝馬限定のヴィクトリアマイルが創設され、初代女王はダンスインザムードとなった。これも選出の勘定に入れると、先のオレハマッテルゼとGⅠ1勝でタイとなり、混合GⅠであるマイルチャンピオンシップを勝った方が最優秀短距離馬になる可能性が高い。ひねって考えもすれば、ハットトリックがマイルチャンピオンシップと香港マイルを連勝して逆転するというシナリオもある。まぁ、そこまで行くと先の2頭の決着さえもが持ち越されるわけで、今回はこのあたりまでにしておこう。
そう考えると、ここではダンスインザムードの勝ちはないのではないかという結論に達する。よっぽど馬場が悪化して差し、追込みが決まらないようにでもなれば話は別だが、あって2着、予想では3,4着だろうと思う。

馬場悪化が不安なのは、今のところ1番人気であるスイープトウショウである。京都大賞典では少頭数だったというのもあるかもしれないが、以前より前の方を追走して勝った。ここでも同じような乗り方をしてくるようであれば連軸として強い印を打てるのだが、今回は多頭数ゆえに今までのような後方一気も考えられ、差し届かずに終わるシーンも想像できる。このメンバーであれば実力は1番で疑いないのだが・・・。

伏兵として先ず考えられるのは、元々マイラーであるアサクサデンエンハットトリックダイワメジャー。過去のヤマニンゼファーを思い出す。次に、前哨戦で速い上がりを記録したにも拘らず負けてしまったカンパニー(毎日王冠5着:3F34.0秒)、サクラメガワンダー(毎日9着:34.0)、オースミグラスワン(毎日8着:33.9)、コスモバルク(オールカマー2着:35.0)、スウィフトカレント(オールカマー4着:34.7秒)、ファストタテヤマ(京都大賞典2着:32.8)と列挙してみたが、今年の難解さを思い知るだけ。買わないのも一つの手だ。

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