Monday, October 09, 2006

宗教を考える~キリスト教①

キリスト教はイエス・キリストによって発生したので、その開祖もまたイエス・キリストとなるわけであるが、日本のキリスト教会では「開祖」という言葉は用いない。「救い主」イエス・キリストと言い、本当の開祖は神であると考えている。
しかし、宗教史的にみると、ある日突然イエスという人物によってキリスト教が発生したのではなく、それ以前に、神による「準備の期間」があったと考える。この「準備の期間」については旧約聖書が教えている。キリスト教はイスラム教と同様にユダヤ教を母体として発生し、仏教はヒンズー教を母体に発生した。
イエスの伝道生活の内容は「説教」と「愛の行為」に大別され、「説教」ではやさしい譬(たとえ)ばなしをもって神の国を教え、「愛の行為」では病人や虐(しいた)げられた人々に癒しと励ましを与えた。しかし、彼の説いたことや、なした行為が当時の宗教的体制に受け容れられず、遂に十字架刑に処せられてしまった。それでもイエスは十字架の上で、「父(神)よ、彼らをお許しください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」と言い、敵をも愛する愛を示し、罪人の赦(ゆる)しを神に乞うた。そして、三日目に復活し、死の克服と永遠の生命のあることを身をもって示した。その後、ペテロやパウロという弟子たちがイエスの教え、殊(こと)に十字架と復活の意味を中心として地中海辺に伝道し、キリスト教会を作った。

(引用文献:仏教 キリスト教 イスラーム 神道 どこが違うか)

このキリスト教も仏教と同様に、当時は現代のような生物学や科学的見地が無かったことを踏まえると、現代においてはそのままを鵜呑みにすることは運用上において危険なようでもある。ただ、これから読み進めてゆく中に、このキリスト教が広まっていった理由を見出すことができるだろう。

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