Saturday, October 21, 2006

菊花賞(GⅠ)①

何かと世界が騒がしい。北の核実験だけならまだしも、核保有の議論などという発言まで・・・。そして、競馬界においてはフランス凱旋門賞でのドーピング発覚。日本の競馬界は薬物を常用しているのか、といった疑惑も・・・。世界が動いているのか。

菊花賞馬と言えば、暮れの有馬記念や後の天皇賞・春を賑わせるだろう馬となる。それを考えると、能力の違いで克服する馬を除いては、長距離適性を無視することはできない。適性を見るなら血統。そこで注目するのがおそらく今年が最後のクラシック挑戦となるエルコンドルパサー産駒。日本馬のこれからの海外遠征を考えれば、欧州向きの血統は繁栄させねばならないだろう。そのエルコンドルパサーの父父はミスタープロスペクター、父母父はヌレイエフ、そして母父はサドラーズウェルズ、母母父はシアトルスルーとその配合は世界的トレンドであり、バランスも良い。今年の菊花賞にはサンデーサイレンスの肌に、このエルコンドルパサーの血が注ぎ込まれた馬が3頭出走する。

ミストラルクルーズ
 母母父 ニジンスキー
アペリティフ
 母母父父 ラジャババ
ソングオブウインド
 母母父 トニービン

3頭のうち、ミストラルクルーズは血統的に長距離適性は一番。アペリティフは京都新聞杯2着の実績があり、ここで激走なくとも古馬になって京都の長距離重賞は勝てる器。おそらくは左周りが苦手。ソングオブウインドは中京の神戸新聞杯で3着とスピードも見せた。本番3着あたりに粘るシーンも・・・、その答えは「風の歌に聴け」。

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