Sunday, October 01, 2006

スプリンターズS(GⅠ)②

競馬界にもグローバル化が進んでいる。
競馬もひとつの文化として海外との交流の場となれば良い。
馬券さえ当てさせてくれるのであれば、とりあえずは何も云わない(笑)

ここはグローバル・スプリント・チャレンジを考えずに馬券は買えないだろう。
その全7戦のうち、すでに5戦が終了しており、ここで出走する馬のここまでのポイントを見てみる。

1位 テイクオーバーターゲット 33P(スS1着+20P、2着+10P、3着+8P)
2位 レザーク 11P(スS1着+20P、2着+10P、3着+8P)
3位 シーイズトウショウ 10P(スS1着+10P、2着+5P、3着+4P:自国の為)
8位 ベンバウン 5P(スS1着+20P、2着+10P、3着+8P)

他国でのGⅠを勝てば20P、残された2レースは共にGⅠ。テイクオーバーターゲットのポイントリードを見れば、ここと12月の香港スプリントを勝たずとも堅実に走り、着々とポイントを重ねれば優勝は見えてくる。最大の敵であろうレザークはマックス(2連勝)で+40P(計51P)、テイクオーバーターゲットが2走で2着(10P)と3着(8P)で同点、それより下の成績であれば逆転優勝もある。シーイズトウショウとベンバウンはテイクオーバーターゲットが凡走した際に勝って初めて可能性が見えてくる。しかし、前者は今回ホームでのレースだけに後者より厳しいのは確か。

前走のセントウルS2着の実績や、1200m芝の持ち時計1,07,8からしてもテイクオーバーターゲットの複勝圏走破の可能性はそれなりに高そうである。が、ここを無理に勝たなくても良い馬ではある。

勝負気配ではレザークが一番とも思えるが、時計もなく、血統面からも日本の軽い馬場への適性には疑問符がつく。

シーイズトウショウは今年6歳の牝馬だけに、今年で引退して繁殖入りするだろう。ここでそこそこの走りをして、暮れの香港に独身最後の思い出旅行か(笑)

外国馬の中で一番人気のないベンバウン。これはメディアの所為なのだろうが、私はこの馬が一番面白いと思う。1200mでの時計は無いが、1ハロン短い1000mでの持ち時計が56,6と、あのファルヴラブが好時計でGⅠ勝ちしたイタリアの芝での時計だ。ゆえに、日本の芝への適性は高いはず。

悩ませる馬が昨年の覇者、サイレントウィットネス。もし、順調であったならば、このグローバル・スプリント・チャレンジでも上位に顔を出していただろう。昨年のこのレース後、ウィルスに感染して体調を崩してしまったらしいが、これは単純な疲れの為なのか、それとも高齢によるものなのか。ここでの状態についてはかなりに微妙と思える。次走、地元の香港スプリント3連覇を目指し、そこで現役引退か。ここは惨敗、あって2・3着あたりではないか。香港についての中国とイギリスの関係までも考えたらキチガイになりそうなので考えないことにする(笑)

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