Friday, October 13, 2006

今日の日経「だめな学校つぶれていい」

今日の新聞で、凄い見出しに驚いた。

『教職員の意識改革を問いたい。教師は365日、24時間、教師であることを意識して欲しい。子供が望むなら夜遅くまで補習や部活動に付き合う。学校5日制で教師に週休2日とらせるのは反対。そこまでしたくない人は辞めてもらったり、評価を低くすればよい。』・・・

果たしてこのお方には教師の経験があるのだろうか。教師だって他の労働者と何ら変わらないだろうに。ただ人を育てるといった重責があるだけだ。しかし、そんな教師だって家に帰れば奥さんや子供さんが居て、なかには寝たきりの親だっているかもしれない。子供さんと話をしたり、遊んだり、親の面倒を看たりと家の中での大切な役割もあるはずだ。そういうことも考えて物事を言っているのだろうか。
医療の現場では激務で産婦人科医や小児科医が減っているというのに。こういう風に考える経営者や政治家が居るから、世の中が巧く行かないのだと私は思う。「だめな学校はつぶれてもいい」とは、本業の社長職と某私立校の理事長、某県の教育委員を兼務するお方のお言葉。選ばれる人も人、それを選ぶ人も、また人なり。

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