Tuesday, January 16, 2007

ひとりごとⅢ⑰

ごみ。朝、出しに行くと思いますよね、その多さに。私も普段からごみが少なくなるよう励(ハゲ)んでいますが、お得意(とくい)の不満(ふまん)もまたあります。この前は、あるスーパーへと牛乳のパックやペットボトル、容器トレイなどを持って行ったのですが、その回収箱に「卵のパックやお豆腐の容器などはここに入れるな。各市区町村の規定(きてい)に則(のっと)って不燃(ふねん)ごみに出せ。」といった意味合いの注意書きがあったものだから、正直、頭に来ました。きっとスーパーも「しょうがないから」集めているのでしょうけどね。でも、考えてみればスーパーの売り上げにはおそらく繋(つな)がらず、ただその費用(ひよう)がかさむだけだろうから、そういった気持ちも解らないまでもない。でもでも、今の時代はどれだけ社会の中で多角的(たかくてき)に貢献(こうけん)しているかを問(と)われるわけで、利益(りえき)はあとから善意(ぜんい)のお客さんが運んできてくれると信じ、ここは循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)に向け、もっと前向きに取り組んで欲しいと思います。

一方(いっぽう)、奉仕者(ほうししゃ)の集団(しゅうだん)が一行政(いちぎょうせい)なのだから、ここは一番身近(みじか)な市区町村に頑張(がんば)って貰(もら)うしかないと思います。古紙(こし)は殆(ほとん)どがリサイクルに回っているだろうから良しとして、問題は可燃(かねん)ごみの中のいわゆる「食べカス」の有効利用(ゆうこうりよう)と、種類(しゅるい)が多過ぎて何が何だか分からない「プラスチックごみ」です。

「食べカス」の方はテレビでも観たが、それ自体(じたい)を燃やすためにもわざわざ燃料(ねんりょう)を使っており、問題となる二酸化炭素(CO2)を排出(はいしゅつ)している。だったら、いっそ農作物(のうさくもつ)や街の緑化(りょっか)のための有機肥料(ゆうきひりょう)、メタンガスなどに使った方が良いんじゃないかと思います。また、微生物(びせいぶつ)によって自然分解(しぜんぶんかい)される樹脂(じゅし)で作られた、水漏(みずも)れもしない「食べカス」専用の袋を作る。そして、中のごみが発酵(はっこう)し、袋が爆発(ばくはつ)する前に専用施設(せんようしせつ)や畑へと運ぶのです。

一番厄介(やっかい)なのが「プラスチックごみ」。ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)・・・と、ほんとに種類が多くて、もう頭ポリポリです(笑)これも様々(さまざま)な用途(ようと)があってのことなのでしょうが、こういったプラスチックのリサイクルの効率化(こうりつか)や簡素化(かんそか)を考えた対策(たいさく)を国やメーカーに強く働きかけて欲しいと思います。今は中国などに一旦(いったん)輸出(ゆしゅつ)され、そして、それが素材(そざい)の状態(じょうたい)となって、日本へと輸入(ゆにゅう)され戻ってくるらしいです。今は費用(ひよう)の安さでそうしているのでしょうけれど、何(いず)れは日本での費用に近付くと思いますし、そのために他国で二酸化炭素を排出(はいしゅつ)しているというのでは、色々な意味で良いことであるとは思えません。環境保全(かんきょうほぜん)のための住民税増税(じゅうみんぜいぞうぜい)であれば住民も認めてくれるのではないでしょうか。もちろん、無駄遣(むだづか)いは許されません。

今回は諺(ことわざ) 「義を見てせざるは勇無きなり」

「日本沈没まで、あと187日」

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