Friday, January 12, 2007

ひとりごと【号外】

事務所費問題「制度に欠陥」、政府・与野党に見直し論~松岡利勝農相や伊吹文明文部科学相らが政治資金収支報告書に多額の「事務所費」を計上していた問題を巡り、政府や与野党から制度の見直し論が浮上してきた。「領収書が添付不要で経費の定義もあいまいだ」などと現行制度の欠陥を指摘する声が多い。ただ改革論が急浮上する背景には問題の焦点をずらし、有権者の批判の沈静化を狙う思惑も垣間見える。「政治が国民の考えにこたえることが筋だ。これから議論が行われることになるだろう」。塩崎恭久官房長官は11日の講演で、飲食費などの付け替えが判明した「事務所費」の透明性を高めるための与野党間の議論に期待を表明した。』
(日経ネット 07:02)

── いや、筋違いだろう。今になってそんなこと。それも大事な通常国会の場で今さら議論するべきことではないと思う。日々ノルマや時間に追われ働いている国民らを馬鹿にしているのか。やるならやるで、業務時間外にサービス残業でやるべきだ。それよりも国民から罷免(ひめん)や請願(せいがん)を受ける前に、男らしくけじめをつけるべきではないか。それが筋だろう。とにかく、先ず国民らにちゃんと謝罪するべきである。

休眠団体が900万円支出 伊吹文科相、事務所費問題~伊吹文部科学相の政治団体による不透明な経理処理問題で、家賃のかからない議員会館に事務所を置く政治団体「構造改革研究会」が、実際には活動をしていなかった04、05の両年に総額約900万円を事務所費として政治資金収支報告書に計上していた疑いがあることが分かった。伊吹文科相の事務所は朝日新聞に対し、03年以降は活動実態がないことを認めたうえで「交際費、お返し代、ご苦労様代などに使った」と証言している。
(以下 2007年01月12日08時04分 asahi.com)

── はい、ご苦労様、じゃないですね。失礼致しました。長い間、お疲れ様でした。

伊吹氏の政治団体をめぐっては05年に議員会館に事務所を置く二つの政治団体の事務所費として総額約4700万円が計上され、一部が飲食代に充てられていたことが判明。伊吹氏は10日の記者会見で、資金管理団体「明風会」の事務所費については、京都市と東京都千代田区にある事務所の経費や飲食代を計上したなどと説明していたが、研究会の事務所費については言及しなかった。政治資金収支報告書や関係者の話などによると、研究会は97年、当時の橋本龍太郎自民党総裁を支える勉強会として発足。当初は千代田区内のビルを事務所として登録していたが、遅くとも03年以降は伊吹氏の議員会館の部屋に事務所を移した。伊吹氏が発足当初から代表を務めている。研究会は、02年以前は、党費や出版記念パーティーなどで毎年約170万~1億2000万円を集め、02年には約4200万円の繰越金が出ていた。伊吹氏の事務所によると、研究会の立ち上げにかかわった元自民党議員が02年に刑事事件で逮捕されて以降、「運営は停止し、活動していない」という。収支報告書によると、翌03年には、収入も数千円程度に減り、経常経費を含め支出は全くなかった。ところが、04年に285万円、05年には590万円をそれぞれ事務所費として支出している。政治活動費としても自民党議員の政治団体などに04年に計178万円、05年に計40万円を支出したとされる。 これらの記載について、伊吹文科相側は10日時点での取材に対し「(収支報告書に記載されている事務所費は)交際費やお返し代、ご苦労様代、たまに集まってやっている飲食代に使った」と説明した。

── 結局は国の教育の最高の地位に居られる方が道徳や倫理など、基礎的な学力が不足していたのですね。本当にご苦労様でした。でも、地元が京都ならば、崇高なお寺がたくさんあります。人は生涯学習ですから。今の常識を再認識できると良いですね。

総務省によると、事務所費に含まれるものは、事務所の家賃のほか、火災保険などの保険料、電話使用料、切手購入費、修繕費など事務所の維持に通常必要とされるもので、「交際費は政治活動費に含まれる」としている。政治活動費には1件5万円以上について領収書の添付が求められるが、事務所費や人件費などの経常経費には領収書の添付の必要がなく、使途明細を報告する義務もないため、領収書が必要な交際費を経常経費として報告すれば、外部から支出の正当性をチェックすることができない。国会議員の政治団体の経理処理をめぐっては、佐田玄一郎前行革担当相が、別の政治団体の事務所費を付け替えていたことなどを不適切だったとして閣僚を辞任したほか、松岡農林水産相らの議員会館の事務所費が数千万円にのぼることが相次いで発覚している。』

『日本沈没まで、あと191日』

No comments: