Thursday, January 11, 2007

ひとりごとⅢ⑭

「政治とカネ」問題続出、政権運営の火種に 政府・与党内で「政治とカネ」を巡る問題が相次いで浮上し、安倍晋三首相の政権運営の火種になりそうな気配だ。昨年末に不適切な会計処理を理由に行政改革担当相を辞任した佐田玄一郎氏(自民・群馬1区)に続き、10日には松岡利勝農相(自民・熊本3区)、伊吹文明文部科学相(自民・京都1区)らの「事務所費」に関する問題も表面化。野党は次期通常国会で厳しく追及する構え。首相官邸は行方を注視する姿勢だが、支持率に影響する可能性もある。
新たに浮上した問題は国会議員が家賃のかからない議員会館を政治団体の「主たる事務所」としながら高額の事務所費を政治資金収支報告書に記載していた、というもの。共産党の党機関紙「しんぶん赤旗」が問題提起していた。松岡、伊吹両氏のほかにも、複数の国会議員で同様の問題が指摘されている。』(某ネットメディア)

昨日の日経、『「責任を感じる」衛藤議員が陳謝 秘書が1億円集金 衛藤征士郎衆院議員(自民・大分2区)の公設第1秘書が設立した会社が、地元の建設業者などから少なくとも約1億4,000万円を集めていた問題で、衛藤議員は9日夕、大分県佐伯市で記者会見し「世間をお騒がせして申し訳ない。政治資金規正法に違反するのでは、という疑念を持たせたことに道義的責任を感じる」と陳謝した。』

<公選法違反>自民県連副会長逮捕へ 昨年12月茨城県議選 昨年12月の茨城県議選で、有権者に現金を渡して票の取りまとめなどを依頼した疑いが強まったとして、県警捜査2課と土浦署は11日にも、土浦市選挙区(定数3)から立候補し落選した自民党県連副会長の松浦英一・前県議(75)を公選法違反(買収)の疑いで事情聴取する。容疑が固まり次第、逮捕する方針。
調べでは、松浦前県議は昨年11~12月、土浦市内の有権者数人に投票と票の取りまとめを依頼し、報酬として現金計約数十万円を渡した疑いが持たれている。
松浦前県議は同市議を経て78年に県議に初当選。連続7期務めたが、今回の選挙では民主党の若手新人候補らが当選、約1300票差で次点となり落選した。
県警は昨年12月、有権者4人に現金計約20万円を渡したとして、松浦前県議の後援会幹部、古渡広被告(73)を同容疑で逮捕。水戸地検土浦支部が1月5日に同罪で起訴している。』(某ネットメディア)

今日の日経、『不透明経理 伊吹文科相の団体で 家賃ゼロ議員会館「事務所費」4,700万円 伊吹文明文部科学相(自民・京都1区)の政治団体が、家賃のかからない衆議院会館を主たる事務所としながら、「事務所経費」として計4,700万円を支出したと2005年の政治資金収支報告書に記載していたことが10日、わかった。東京と京都にある別の事務所の賃料を計上していたほか、300万~400万円の会合・飲食費も事務所費に含めて計上していたという。』
さらに、『伊吹文明文科相は10日夜、文科省内で記者会見し「法にのっとって処理している。付け替えなどは一切ない。不適切処理と言われるのは不本意だ」と述べた。「総務省とも協議してやっている。法律に違反はしていない。」と繰り返し、=中略=辞任の意向を問われると「そういう気持ちはないと答えた。」』

正直、考えたくもないのだが、もしも総務省が「水戸黄門」や「大岡越前」でいう「越後屋」で、文科相が「悪代官」だったら・・・。さて、「不法行為」という言葉がある。文科省の担当の範囲内であろう国語辞典でこの言葉を調べてみると、①法にそむく行為②人の道に外れる行為とあるが、この①はあくまでも現実における運用上のものであって、教育の長である今のお立場を考えると、今回の場合、この言葉が目的とする理想をも考え、②の方に当てはめるのが妥当なような気がします。そうでないと法の隙間(すきま)をつき、法に触れさえしなければ何をしても良いといった誤った認識(にんしき)を社会に示すことになるのではないだろうか。ここで思ったことではありませんが、議員というのは相当(そうとう)おいしい、楽(らく)して富(とみ)を得られる仕事なのかもしれません。だから、子供さん達の将来の夢として、これから人気を集めてゆくことになるかもしれません。でも、忘れないで下さい。あなた方は「全体の奉仕者(ほうししゃ)」なのです。くれぐれも権力を濫用(らんよう)しないで下さい。しかし、悲しいことに、彼らを選んでいるのは、われわれ国民なのです。

『日本沈没まで、あと192日』

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