Wednesday, June 27, 2007

ひとりごとⅩ⑫

参院選の投開票 … 尾張津島天王祭 … 来月29日、津島市職員ため息
参院選の日程が26日、当初の予定より1週間遅れの7月12日公示、29日投開票と正式に決まった。津島市では、尾張津島天王祭と日程が重なることになり、祭りと選挙の両方に追われる市職員からはため息も漏れる。祭りで選挙への関心が薄れ、投票率が低下することを心配する向きもある。
天王祭は20万人以上の人出が予想される海部津島地域随一の観光イベント。ことしは7月28、29日の2日間に開催。市職員も約90人が運営に加わるが、「選挙を考慮して、平年より10人以上減らす」(市産業振興課)。参院選投開票の当日、投票所に詰める職員は130人。開票作業には約100人が従事し、「病院や保育職員を除いた職員の7割は仕事になる」(市人事課)。あるベテラン職員は、28日午前8時前から深夜0時すぎまで天王祭の宵祭の手伝いをする。29日は朝祭の後、午後に3時間ほど休憩を取り、午後7時半ごろから翌日午前3時ごろまで開票作業に当たるといい、「祭りと選挙が重なって大変」とぼやく。=中略=朝祭の当日が投票ということもあり、投票率の低下も、やや心配の種。同市選管は「期日前投票をPRして、投票率アップを呼び掛けたい」としている。 
(中日新聞)

隅田川花火、参院選投票で一日勝負に … 荒天なら初の中止も
東京都墨田区などは26日、参院選が1週間先送りされて投開票が7月29日となったことを受け、東京の夏の風物詩・隅田川花火大会の開催日を同月28日だけとすることを決めた。大会は例年、荒天時には翌日に順延する日程を組んでいるが、花火を打ち上げると、交通規制区域内にある投票所が使えない恐れがあるため、決定した。同月28日が荒天に見舞われた場合、1978年以来初の中止となる。関係者は「天に祈るしかない」と気をもんでいる。毎年、90万人余りの見物客を集める同大会は、都と台東、墨田など4区で実行委員会を組織、今年は当番の墨田区が運営スタッフを出す。30回目の記念の年となる今年は、前年より2000発多い2万2000発の花火を用意し、7月28日に開催、荒天の場合は翌29日に延期する計画だった。ところが、順延されて参院選投開票日と重なると、運営・警備に当たる区職員や警察官の手当てがつかない上、約3時間半にわたって交通規制が敷かれる区域内の7投票所に有権者がたどり着けない恐れもある。このため、墨田区は「投票行動を制限することはできない」と判断。26日に行われた実行委で、「一発勝負にする」(区幹部)ことを決めた。
(読売新聞)

党利党略の自公を批判 栃木で穀田氏 「審判下そう」
自公与党が国会の会期延長を強行した22日、日本共産党の穀田恵二国対委員長は宇都宮市で開かれた党栃木県委員会主催の演説会で与党の党利党略の暴挙を批判し、日本共産党の躍進で審判を下そうと訴えました。600人が参加しました。穀田氏は同日、会期延長を決めた衆院本会議で反対討論に立ったことを報告。「消えた年金」問題で国民の目線に合った党の提案や自衛隊の国民監視活動の告発に対する反響、「靖国DVD」をめぐる一回の国会質問が事態を動かす力となったことを紹介しました。「参院選では住民税大増税の通知を持ち、『お宅はどうですか』と対話に打って出よう。お天道さんに通知をかざすと『自民、公明』と浮かび上がる」と会場を沸かせ、くらし、憲法を守る日本共産党への一票で安倍政権の暴走にストップをかけようと呼びかけました。紙智子参院議員・比例代表候補は「みなさん一人ひとりが思いを込めて日本共産党を語れば必ず勝てる」、小池一徳栃木選挙区候補は「県内を回ってお年寄りの厳しい生活を実感した。格差と貧困の広がった社会をただしたい」と訴えました。初めて日本共産党の演説会にバスで参加した大田原市の女性(66)は「私たちのために一生懸命やってくれるのは共産党だけです。参院選では知り合いに共産党のことを話していきたい」と話していました。(しんぶん赤旗)

自民・公明連立の安倍政権は通常国会の会期を延長し、結果として参院選の日程を1週間ズレさせた。上にある記事のとおり、これによって全国の様々な伝統行事にまで悪影響を与えようとしている。この選挙における投票率を少しでも下げさせ、この与党に対する逆風を創価学会や統一教会などの組織票で乗り切ろうといった党利党略がミエミエだ。「美しい国、日本」といった理想を謳っている安倍首相だが、実際は日本の伝統文化を軽視しているということにほかならない。地方のことなど全く考えない。社会の末端で苦労している国民らの感情なども一切考えない。今の政権に日本の政治を今後も任せて良いのだろうか。この非常事態、お祭りや花火に行くことよりも、現実や将来を見つめ、何よりも投票に行くことを優先し、意地でも参政権を行使すべきではないか。もし、ここで優先順位を誤まれば、誰かの二の舞を踏むことになるだろう。

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