Monday, June 11, 2007

ひとりごとⅨ⑩

コムスン買収に外食大手ワタミが名乗り
訪問介護最大手コムスン(東京都港区)の不正申請や「処分逃れ」などの不祥事で、親会社グッドウィル・グループ(GWG)は、グループ外に介護事業を売却する方針を固めた。この方針を受け、有料老人ホームの運営を手がける外食大手ワタミ(東京都大田区)は11日、コムスンの有料老人ホーム事業を買収する意向を表明した。ほかにも複数の企業が買収に意欲を見せている。GWGは事業の一括売却を望んでいるが、買収企業の提示条件によっては事業や地域ごとに分割売却される可能性が出てきた。GWGの折口雅博会長兼最高経営責任者が10日、報道陣に「厚生労働省の指導に従って(コムスンを)グループ外に譲渡する」と明言した。折口氏は当初、利用者へのサービス継続や雇用確保のためグループ内での事業継続をめざした。これに社会的な批判が強まり、厚労省からも指導を受けたため、グループ外への売却を決断したとみられる。

ワタミは渡辺美樹社長が11日午後、報道陣に「老人ホームなどの介護施設なら黒字にできるノウハウがある」と語り、コムスンの老人ホームなど約80施設を引き受ける意向を示した。証券会社を通じてGWG側に働きかけている。渡辺社長は「入居者の不安を一日も早く取り除くべきだ。いつでも受ける態勢がある」という。居酒屋を全国展開しているワタミは、04年に介護事業に参入。神奈川県を中心に、07年3月末で21カ所の有料老人ホームを運営している。介護事業の07年3月期の売上高は67億円。

このほか、介護大手のニチイ学館(東京都千代田区)も「利用者の引き受けに協力したい」と、事業の買収に前向きな姿勢をみせている。同社の訪問介護を含む民間介護サービス分野での売上高は07年3月期で780億円。ただ、いずれの企業も事業の一括引き受けには否定的だ。ある業界大手は「地域単位ならいいが、コムスン丸ごとは難しい」と漏らす。=以下略(朝日新聞)

ワタミ 【7522】
【社長】 渡邉美樹
【特色】 居酒屋チェーン大手、『和民』など直営で出店。
     香港・台湾へも進出。介護事業や農業へも多角化。
【本社】 東京都大田区羽田1-1-3

ニチイ学館 【9792】
【会長】 寺田明彦氏
【特色】 医療事務受託の最大手。人材教育から派遣まで一貫提供。
     民間シェア上位の介護事業を急拡大中。
【本社】 東京都千代田区神田駿河台2-9
(引用:会社四季報)

介護
介護(かいご)とは、障害者の生活支援をすること。或は高齢者・病人などを介抱し世話をすること。(引用:ウィキペディア)

介護を受ける方からしてみれば、介護サービスはライフラインの一つなのだろうと思う。そして介護の仕事内容からして、介護は病院の看護士さんのように奉仕の精神がなければできないもの。それを考えると、この介護を果たしてビジネスの中に組み入れて良いものなのだろうか。いや、営利企業には向かないはずだ。特に株式を上場している企業は株主の利益をも考えなければならないので、ここでは論外のはずなのである。本来、NPO(非営利団体)や都道府県などの自治体でやるべきではないのだろうか。周知のとおり、公務員は(住民・国民の)奉仕者である。だから、各自治体が住民に対する行政サービスの一環として、この介護サービスを管理・監督してみたらどうだろうか。

「日本沈没まで、あと41日」

No comments: