ひとりごとⅦ③
明日、中国の温家宝(おん かほう)首相が来日されます。これを機に日中関係が改善されてゆくことを願います。私は今一度、日本と隣国との関係について勉強してみようと思っています。今学年から歴史の勉強をされる児童や生徒、学生さんは学校から配られる教科書だけに留(とど)まらず、敢(あ)えて教科書以外の文献(ぶんけん)も加え、将来の日本のために「本当の歴史」を勉強して欲しいと思います。
「南京大虐殺はなかった」=自民県議が発言、審議中断-熊本
開会中の熊本県議会の本会議で6日、八浪知行県議(自民)が「南京大虐殺とか従軍慰安婦はなかった」「中国人はうそつき」などと一般質問の中で発言し、審議が一時中断する場面があった。同議員は教科書問題について言及しながら「(南京大虐殺を)絶対にやっていないことは分かっている。南京大虐殺とか従軍慰安婦とかうそをつく教科書は許せない」などと述べ、潮谷義子知事に見解を求めた。潮谷知事は「知事という立場で公式の場でこの問題についてお答えすることは控えるべきだと思う」と答弁した。(2007/03/06-13:04 時事ドットコム)
慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話
いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。 (平成5年8月4日)
靖国戦犯合祀資料
うそをつく。過ちを認めず耳をふさぐ。それが子どもの所業なら穏やかに諭し、許せもする。だが国家が過ちを繰り返して民を苦しめるとあっては見すごせない。国がそう指弾されるケースが続く。原爆症認定訴訟で先週、申請却下処分の取り消しを命じる判決が相次いだ。国の五連敗だ。薬害肝炎訴訟は三つ目の地裁判決が出てすべて敗訴。トンネルじん肺訴訟はおとといの徳島地裁で四連敗。規制を怠ったのを違法とする流れが鮮明になるなか、きょうは松山地裁で判決がある。一方、外務省機密漏洩(ろうえい)事件では元記者の賠償請求を退けた。門前払いには幻滅するが、沖縄返還密約の存在は動かしがたい。米公文書が裏付け、元外務省局長も証言した。それでも認めない国はうそを上塗りするに等しい。今度は憲法を踏みにじっていた疑いが出てきた。国立国会図書館が公開した靖国神社からの提供資料で、旧厚生省がBC級戦犯の合祀(ごうし)を神社側に働きかけた生々しいやりとりが浮かび上がった。A級戦犯も「合祀可」だが「外部公表は避ける」との記述。世論への警戒だけでなく政教分離に触れる自覚があったようにも読める。日中歴史共同研究を進める安倍晋三首相は厚生労働省にも資料を公開させ、国の握る真相を明らかにすべきだ。愛媛玉ぐし料訴訟での最高裁の違憲判決から十年という巡り合わせは因果だろうか。分祀、国営化―と昨年の自民党総裁選で盛んだった靖国論議はすっかり下火だ。公開資料は政治の怠慢をしかるようでもある。 (3月30日 愛媛新聞)
今回のボヤッキー 「美しい国、日本へようこそ」
「日本沈没まで、あと103日」
Tuesday, April 10, 2007
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