Wednesday, November 29, 2006

今日の日経に・・・

チラシで「仏教学入門」の案内パンフレットが入っていた。今回は東本願寺の真宗ですか。この間の水の話ではないが、人間に何か新しいものを入れることも必要だろう。いや、入れるのはどうも・・・って思う人には、軽く触れるだけでも得るものが少なからず有るのではないだろうか。人間は年を取るにつれ、段々と好奇心を失い、閉鎖的になりがちである。これはお猿さんの世界でも同じだそうで、海水でイモ洗いを始めたのは、お婆ちゃんの知恵で年寄りのお猿さんかと思いきや、若いお猿さん達だった。お年寄りのお猿さんは警戒心が強過ぎて、新しいことへのチャレンジには億劫(おっくう)なようである。その若いお猿さん達は海水でイモの泥を落としたとき、偶然か程よい塩加減のイモの美味しい食べ方を発見したのだ。何か新しいものに触れるとき、若い人はある程度の警戒心をもって、逆にお年寄りの方は少し勇気をもって「新発見」に臨(のぞ)んでみてはどうだろうか。

この画像だと見づらいかもしれないので、日程~お問い合わせ先を下記にしるしますね。
日程 月曜日・午後6時30分から8時半まで(全6回)
 第1回12月18日(月) 
  「釈尊の生涯」
 第2回 1月15日(月)
  「釈尊の教説(1)」
 第3回 2月19日(月) 
  「釈尊の教説(2)」
 第4回 3月19日(月) 
  「大乗という思想」
 第5回 4月16日(月) 
  「主要な経典の教え」
 第6回 5月21日(月) 
  「仏教の伝播」
受講料 8,000円(一括納入・テキスト含む)
定員  40名
講師  吉田和弘 氏 (九州大谷短期大学学長)
会場  ホテル・渋谷東急イン 4階
お問い合わせ先  東本願寺「真宗会館」 
           〒117-0032 東京都練馬区谷原1-3-7 
           TEL:03-5393-0810
場所や時間からOLさんにもピッタリですね。近い将来、結婚され、ゆくゆくはお母さんになるのであれば、多くのことを知っておいて損はないと思いますよ。でも、断っておきますが、何かあっても私を責めないで下さいね。良いか悪いか分かりませんが、今は自己責任の時代です。得るのも、逆に失うのも、自分が決めたことであれば、それは自分の責任です。でも、ただ冒険を恐れてばかりでは自分を内側から磨くことなんてできませんからね。本悪を見極める力を養いましょう。矛先(ほこさき)を誤まるなかれ。


Tuesday, November 28, 2006

平沼赳夫一人を男にした郵政造反議員の復党問題

全体主義国家でしか起こらない異常事態

だが、今回の復党問題で、私が何よりも不思議に思っていることは、世論の大勢が復党に反対していることだ。私にいわせれば、郵政法案に反対したというだけで、反対議員を党から追放して刺客まで放つという、あの小泉政治のやり口のほうがよほど異常だ。アメリカのような民主主義国家では、あのようなことは決して起きない。アメリカでは、一人ひとりの議員の一つひとつの法案に対する賛成・反対の投票行動は完全に自由だ。共和党の大統領だからといって、共和党議員全員の投票行動を縛るなどということは絶対にできない。民主主義国家では、どのような人に対しても、政治活動の自由は保障されている。だから、アメリカでは、政府提出の法案に対しても、すべての議員が自由にその意志を表明する。政府提出の法案が通りそうにないときに、大統領が個々の議員に直接電話を入れて、賛成票を集めるなどということがよく行われている。大統領がどんなに頑張っても賛成票を十分に集められなかったら、大統領もいさぎよく法案をあきらめる。これが民主主義国家では普通なのである。党で賛成反対を決めたら、あとは党所属議員全員が一糸乱れずその通りに行動するなどということは、全体主義国家の全体主義政党でしか起こらないことである。

(日経BP立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」 より)

Sunday, November 26, 2006

昨日の日経「公明区議、全員が辞職」

公明党東京都本部は24日、同党の目黒区議会議員6人全員が、政務調査費に不適切な支出があったことを理由に議員辞職する、と発表した。同区の自民党や公明党の区議らの政務調査費の一部に不適切な支出があるとして、同区内の市民団体から住民監査請求が出されていた。東京都庁で24日会見した同本部によると、目黒区議団が2005年度に支払いを受けた合計1,200万円の政務調査費の内訳を自主調査。その結果、カーナビゲーションシステムの設置代や車検整備費、会費制の研修会ながら一部費用を政務調査費で払っていた分などが不適切な支出にあたるとし、約770万円を同区議会事務局に自主返還したという。報告を受けた同党は同日、区議6人全員の次回選挙での公認取り消しを決定。これを受けて区議団6人全員が議員辞職届を目黒区議会に提出した。27日にも受理される見通し。

今の日本社会で、特に大きな問題として考えなければならないのが宗教のあり方である。個人の思想が個々に確立されていれば何も問題はないのだが、人格形成や人間形成において重きを置いていない今の学校教育の所為だろうか、良い年して未だに人格形成や人間形成の完了していないと思われる者がいるようである。そういった者が、特に崇高でもない、生半可な宗教に陥り易い。今回のように、個々がしっかりした価値観や倫理観を持っていないから誤った方向へと、まとまって動いてしまうのではないか。これは危険な恐怖政治を思い起こさせる。学校におけるいじめも、大人社会のそういった所から来ているように思う。だから宗教、特に邪教に強く依存する者たちは議会や報道、教育現場といった重要な場に出てきてはいけないのである。宗教人は自己の欲を捨て、日々黙々と精進するものである。尊(とうと)ぶべきものの対象は金や力や人ではない。磨かれし精神そのものだ、妹よ。
ジャパンカップ(GⅠ)

辞書と競馬新聞と私♪
今回のジャパンカップって何故にこれだけの少頭数なんでしょ。
招待馬が英国と仏国から1頭ずつで、米国からの参戦は無し。まあ、演出は少頭数の方がやり易いだろうけど。そう考えれば出来レースで海外からわざわざ経費かけてくる馬が少ないのも当然と言える。
でも、いくら今年後半の流行が「やらせ」だからって、幾ら何でもそれは無いでしょう。

①ハーツクライ
ここでノド鳴りの心配が出たと負ける言い訳を用意してきたようだが、外国人のルメール騎手だけに休み明けとは言え消せない。ただ、ディープとの勝負は現段階では有馬だと思うんです。ちなみにハーツは「心」、クライは「泣く、叫ぶ」。
②スウィフトカレント
この秋の天皇賞で勝ちに等しい2着。ローテーション的にも最適で、鞍上(あんじょう)が横山典騎手と心強い。今日、丼ぶりで来なかった森厩舎。騎手からしてここも2着?と考えそうだが、今回はそれ以上も考える。ちなみにスウィフトとは小説家の名であり、また「速く、即座に」とか、「すぐ~になる」といった意味。
③ウィジャボード
外国招待馬2頭の中では最右翼の英国馬。馬主がベイダー卿ならぬダービー卿。鞍上も世界のデットーリとくれば当然に勝ち負けでしょう。これだけの騎手が来日して重賞未勝利じゃ面目が立ちません。誇り高き欧州人に山吹色のお菓子は失礼です。ちなみにウィは酔っ払いカトちゃんの「うぃっ」ではないと思います。仏語で「はい(肯定)」、英語で「私達」。
④ユキノサンライズ
このところの感じからしても特に何も無いですかね。
⑤トーセンシャナオー
今日のジャパンカップダートで後藤騎手が勝ちました。この馬は2頭出し森厩舎の人気薄ということもあり、後藤騎手がこの土日にGⅠ2連勝といったサプライズ演出があるやもしれませんし、とある喫茶店の看板娘がそれを知っているかもしれません。
⑥ディープインパクト
仏国、凱旋門賞での薬物使用の件は一体何がどうなったのでしょうか。ダイワメジャーに譲らざるを得なかった天皇賞・秋。罰金を科せられたことを考えれば、その補填がここであっても不思議ではない。ディープインパクトゆえに「深い」「衝撃」だ。ハーツとの勝負付けはここか、それとも有馬か。私からすると、有馬で勝ってこそ意味が、ドラマがあると思います。ふと、有馬での、とある戦法が見えてきた。
⑦ドリームパスポート
フジキセキ産駒の芝での出世馬。おそらく今年の3歳馬の中では菊花賞1,2着馬が実力上位。堅実な決め手があり、ここまで3着より下の着順が無い。スピード誇る若駒がここで「夢」の「パスポート」獲得か。
⑧フサイチパンドラ
棚ボタGⅠウィナーだが、ここまで堅実にやってきたことが報われた結果だと思いたい。直線の長い東京コース歓迎のクチだが、国内の牝馬だけにどうか。ちなみにパンドラとは「ギリシャ神話に出てくる人類最初の女性」で、パンドラの箱とは「ギリシャ神話で、ゼウス(ギリシャ神話の最高の神)があらゆる悪・災い・不幸を封じ込めて、パンドラに渡したという箱」だそうです。
⑨フリードニア
仏国からの招待馬。大変失礼かもしれないが、今回は果たして何の為に来たのだろう。あの事件後の日仏友好の為か。されど、少頭数ゆえに紛れれば怖い存在。出走する牝馬が3頭なだけに・・・。
⑩コスモバルク
これも天皇賞・秋(4着)からの臨戦で、今までのデータからすれば十分に買える。ちなみにコスモとは「宇宙、秩序、調和」や「宇宙発生説、進化説」、「世界主義者」といったところか。バルクとは?何かのアニメ映画の登場人物か。
⑪メイショウサムソン
この馬、ネオユニヴァースに似てきているような気がする。距離は菊花賞(4着)の3000mより今回の2400mの方が良いとは思うが、どうだろう。ローテーション的には買える。ミドルペースでの直線の追い比べなら勝ち負け可能か。ちなみにサムソンとは「幾人かの息子」?。

さてさて、どんな結果が待っているのやら・・・デイ・ドリ~ム!ソフィスト!②~~!電卓用意して、乞うご期待!でも、フェアーじゃないからなぁ・・・ 若い人がどんどん努力しなくなって・・・もしそうなったら国際競争にも負けるだろうし、国債にも負けちゃいますよ。何と言っても主催者のバックが○○たず官僚集団だから。ディープのようにとは言わないから、責めてドージマムテキのように走って欲しいな。おそらく、最後の直線に向く頃には足が上がってしまっているだろうけど(笑)

Saturday, November 25, 2006

ジャパンカップダート(GⅠ)

もう3時か。時間が無いので手短に予想。
予想とは決して言えないが、丼(ドン)モノに注意。
今年の場合、石坂丼と森丼が存在する。
武豊が騎乗のシーキングザダイヤが森厩舎からすれば、狙いはこっち。
2着シーキング、3着アルファの3連単で決め打ちする。

松田→森丼
服部→森丼
音無→森丼
作田→森丼
デットーリ→森丼

森丼のワイド賞も面白い!
京阪杯(GⅢ)

暮れの京阪杯というと過去に万馬券を獲らせて貰った験の良いレースだが、今年から場所は変わらないものの、距離が1800mから1200mへと短縮された。京都の芝1200m重賞は意外と少なく、年初めにあったシルクロードステークスとこの京阪杯だけなんですね。距離が短縮されたってことは、このレース自体の意味合いが変わったに違いない。今年の国内短距離GⅠレースは既に終了しており、悪く言えば消化試合のようなレースで、良く言えば来年の飛躍が期待できる馬の為のレース。ここでの予想の参考にしておきたいのが、来月の中旬にある阪神の芝1400m重賞、阪神カップ。どちらかと言うと、こちらの方を目標にしている馬が今回のメンバーの中に居るはずで、その馬を見付けて今回の軸馬の対象から外したい。
先ず、イースター。この馬、今年の菊花賞馬と血統が一見似ているのだが、母父が異なる。母はクラシック戦線でも微妙だったバプティスタ。1200mだと足りなくて、1600mや1800mだと逆にもたない、そんな馬だったような記憶。この馬の戦績を見るところ、そんな母親に似ているようだ。馬主は社台の吉田さんだし、1400mといった微妙な距離がおそらくベストのこの馬に勝ちはないだろう。弱め△。
次にデンシャミチ。父サクラバクシンオーからして消しにくいのだが、骨折明けの前走が17着と負け過ぎ、この馬も阪神カップが目標と見て、弱め△。
リミットレスビッドは社台の馬だし、今年7歳。来年は現役で居るかも微妙で弱め△。
連穴ではエムエスワールド。前半部分の順番を間違えたら恐ろしい馬、☆に近い△。
タマモホットプレイはここか、次かってところで強め△。
軸にするなら内から3頭。中でも今回は展開が向きそうなコパノフウジンを◎。
ここ3連勝の上り馬アンバージャックを○。
差し届かなく、あって3着かなと思われるタガノバスティーユを▲。
以下、△勢としてモンローブロンド、フサイチホクトセイ。

今日はGⅠのジャパンカップダートもあります。今日も一日、みなさん頑張りましょうねっ!(アベコー)

Thursday, November 23, 2006

ひとりごとⅡ④

今年も残すところあと僅かとなりました。新聞を読んでいても、テレビのニュースを見ていても、良いことなんて殆どなく、はっきり言えば悪いことばかりの1年でしたね。悪い予想はできればしたくないものなのですが、良い予想をしうる材料が一つも見付からないというのが実状です。最近だけでも、相次ぐ談合事件やいじめによる自殺、学校の必修科目の未履修、政府主導のやらせと、別に願ってもいないのに、まるで打出の小槌を振ったかのように次々と問題が溢れ出してきている。しかしながら、きっとこれも氷山の一角に過ぎないのだろう。

氷山と言えば、水でできているのだが、この水ってものは腐るものだということをご存知だろうか。家庭の奥さん方ならよくご存知だろうが、とにかく食品は腐る。水分があるものは特に腐り易い。新聞やニュースを見ていても分かるように、人間さえも腐る。やはり、世の中に不変のものなんて無いのだろう。さて、水を腐らせないようにするにはどうするか。例えば、コップ1杯の水なら加熱でもして水の中に存在する雑菌を死滅させれば良い。では、もっとスケールを大きく、沼や湖の水はどうだろうか。それも流れ込む川や流れ出す川、その他の水源が全くないとする。この場合、この沼や湖の水の中に水を浄化してくれる微生物などが居ない限りはこの水も何時しか腐るだろう。まあ、カルデラ湖などを除き大抵は水源が存在しているし、微生物もちゃんと存在している。ここで私が言いたいのは、水を腐らせない為に必要なものは、新しい水と、汚れた水を浄化してくれる微生物であるということ。

片や、「美しい国、日本」、片や、やらせのタウンミーティング。水も見た感じ綺麗そうであっても、いざ水質調査をしてみると有毒物質が見付かったりする。過去のイタイイタイ病や水俣病は水を介して多くの人々に不幸をもたらした。この原因は言うまでもなく人間である。この原因を作るのが人間である以上、この原因を失くすのも人間でなければならないはずだし、事実、人間によってのみ可能なのである。

私は政治において、政党政治を必ずしも良しとしない。しかし、現実を見れば政党政治である。前にも書いたことだが、政党政治である以上、2大政党で議論を交わすことが望ましい。それも水と同じように有権者らがしっかりと水質調査をし、必要とあらば加熱、沸騰させ、それでも駄目な腐り切った水は廃棄し、新鮮で安全な水への入れ換えを行う。世の中に不変なものなど無いに等しい。さて、水の世界と比べ、人間の世界は果たしてどうなのだろうか。

Wednesday, November 22, 2006

白菜・大根卸値が大幅安

今日の日経29面、「白菜と大根の卸値が大幅下落した。いずれも平年(過去5年の平均)を4割ほど下回っている。10月以降の安定した天候で生産・出荷が過剰となったため。これを受け農林水産省は21日、産地での廃棄による需給調整を決めた。卸値が上昇しない場合、12月以降も廃棄されるため、出荷量が絞られ、今後は緩やかな上昇が見込まれる。」 さらに、「JA全農いばらきは8,800㌧の白菜を破棄する。『出荷価格は10月下旬から生産者の採算価格の半値ほどに低迷し続けている。生産者の所得を確保するためにやむを得ない処置』としている。」

一言で言えば勿体無い。二言目には頭を使え。広い世界には食料不足で飢餓に苦しむ国が数多く存在するというのに、日本という国は一体何をやっているのだろうか。白菜を捨てるくらいなら、キムチや漬物にでもして、倉庫で眠り続けている、ただ家賃の負担にしかなっていない米といっしょにそういった国々へ寄付してあげなさい、と言いたい。今回の農作物の廃棄は、生産者の苦労ばかりか、貴重な水に肥料まで無駄にしている。お役人の無駄遣いはお金だけにしておいて貰いたい。

ある物を作るにあたって一番初めに考えるのが、作る量であろう。料理でもそう、1人前なのか、2人前なのか。農作物にしたって同じである。農業は天候によって左右されるところがあるわけだが、生産を全国レベルで考ることにより、その天候リスクは平準化できるはずである。また、10月から2月くらいまでの間に一般消費者や食品加工業者等がどのくらい消費するのか、つまりは需要量を把握することが基本である。そして、天候リスクをも考慮した目標生産量を決め、それを生産地に配分する。もし、農林水産省やJA(農協)が今後も農作物の生産や流通に関わるつもりなのであれば、基本に帰り、算数レベルの勉強をし直すべきだ。また、減反する田畑が新たに出るようであれば、現在多くを輸出に頼る、元来日本で栽培されていた大豆などの作付けも考えるべきだ。生産者が必要とするものは安定した農作物の需要であり、その需要の大部分を占める消費者の要求は安全な農作物であろう。
ゴールドマン・サックス離脱

今日の日経に、携帯会社C社が11月末に完了する予定の携帯電話事業の証券化による資金調達で、主幹事の1社だったゴールドマン・サックス証券が離脱したことがわかった、とあった。外資の投資に対するシビアさは私でも承知していることで、今回はゴールドマン・サックスがC社の携帯電話事業に見切りを付けたとの解釈で良いのだろうか。
投資と投機、似たような言葉ではあるが、意味は微妙に異なる。株式市場に本来あるべきなのが前者の投資である。しかしながら、近頃ではデイトレーダーといった者たちが増え、上場した株式を分刻み、秒刻みで売買している。だが、私からすれば、そういったものは投資というものではなく、単なる投機に過ぎない。こういった投機が望みなのであれば、それは個人の自由であり、私ごときが口出ししてはいけないのだろう。しかし、投資ならぬ投機が最終的には投棄となり得ることを十分に覚悟しておかなければならない。何をしている企業なのか、経営者のビジョンはどうなのか、長い目で将来を展望できる企業への投資を心掛けたいものである。

Monday, November 20, 2006

ネコさんとは上手くやっていけない

ここのところ通ってらっしゃるネコさん、
飼い猫なので人懐っこいのですが、
やはり長くお付き合いできそうにないですね。
ネコさん特有のワガママな性格とあの短気さにはもう我慢なりません。
この数日の彼女とのふれあいの中で悟りました。
ネコさんとは上手くやっていけない。

ヒトはネコさんらと違い、人種や性格(性質)どころか、個々が持つ価値観や倫理観などによっても違ってくる多種多様な生き物です。まさに十人十色。しかし、現代の教育に限らず、これだけ社会自体が腐っていると、あの虹を奏でるような澄み切った色を人に見出すことは至難の業なのかもしれません。

私はやっぱり犬が好き。
どんなときでも、いっしょに歩いてくれる。
きっとどんなになっても、いっしょに居てくれる。

Friday, November 17, 2006

【11月17日の必読記事】立花隆:踏みにじられた教育基本法審議2006/11/17

11月15日、与党の単独強行採決で、教育基本法改正案が衆院特別委員会を通過した。与党は16日に衆院本会議に同法案を上程。形式的な審議をした上、採決まで一気にやってしまった。法案はすでに参院に送付されている。それほどバタバタ大騒ぎでやってしまったのは、12月15日で会期が切れてしまう今国会の会期中に、同法を成立させるためである。これこそ1960年5月19日・20日の安保国会で、岸信介がやったことと同じである。

参考記事:踏みにじられた教育基本法審議、安倍アナクロ強権政治の誕生

Wednesday, November 15, 2006

教育基本法改正案、与党単独で可決・衆院特別委

安倍政権が今国会で最重視する教育基本法改正案は15日の衆院同法特別委員会で可決された。野党は審議不十分として欠席したが、与党は単独での採決に踏み切った。与党は16日の衆院本会議で可決し、参院に送付する方針。野党はほぼすべての委員会で審議を拒否する構えで、他の法案審議にも影響が出そうだ。

改正案は1947年制定の教基法を初めて全面改定するもので、「愛国心」を巡る表現を「我が国と郷土を愛する態度を養う」とし、「公共の精神」などの理念を盛り込んでいる。与党はあくまでも今国会で成立させる考えだ。

安倍晋三首相は採決後、記者団に「教育再生を進めていくうえで委員会を通過したことはよかった」と述べた。民主党の小沢一郎代表は「時間が何時間たったから(採決する)という問題ではない」と反発した。

河野洋平衆院議長は与党の単独採決について「手続きに瑕疵(かし)があったとは認識していない」として16日の本会議への法案上程を認める考えを与野党に伝えた。 (日経ネット 21:44)

物事には流れというものがあり、特に勝負事においてはそれを無視して進めることは非常に危険である。流れが自分に向いていない時は、何とか流れを変えようと、今の流れを自分の方へ引き込もうと、よく考えてから動くものである。今回の単独採決は野党側の声を振り切っただけでなく、世論調査にあった民意をも振り切った格好だ。さて、この賭けの結果が今後どう出るのか大いに注目するところである。
ネコ招き

昨日ですが、珍しく来客が^^
ご近所のネコさんがいらっしゃいました。
ぴょこぉ~んと座って、何だか愛らしい^^
性別は分かりません。
でも、雰囲気的に女性のような気がします。
女性らしい品を感じるんですよね。
正直、私はネコさんがあまり好きじゃないんです。
相手の温もりを感じることが好きな私は、やっぱり人懐っこい犬の方が好き。でも、このネコさんには何か、何かを感じるんですよね。

このネコさん、何だかモノ欲しそうな様子だったので、だし用の鰹節をあげました。このネコさんは鰹節のうまみ成分がちゃんと判るんだなぁ~と感心しながら食べる姿を見ていました。そして、このネコさんはついに私の部屋へと上がってきました。私の体に自分の体をなすり付け、もっと鰹節を下さいな、とせがむのです。人間の腹黒さを一番嫌う私にとって、このネコさんの自然であろうこの振る舞いには純粋な愛おしさを覚えました。優しい気持ちになれます。ペットを飼う人の気持ちが解りますね。お腹が空いたら、また来てくれるかな。
このネコさんに癒された一日でした^^                                 
ひとりごとⅡ③

新聞に折り込まれてくる区報に、来春からの保育園入園案内の記載があった。そこに、「保育園は、保護者が仕事・病気・障害などのために昼間お子さんを保育できないとき、保護者に代わって保育する施設です」とある。私も小学校に上がる前は保育園に通っていた。今からすると、保育園は小学校の前に通う一つの学校だったのではないかと思える。当時の私の親からすれば、自分が働く留守の間に子供を預かってくれる施設がまさにここで言う保育園だったのだろうが、通ってる当時の自分はきっと学校のようなものと思っていたに違いないのだ。

未履修、いじめ、子供を巻き込む事件・事故、さらには親による子供の虐待と、幼い子供から社会に出る手前の高校生まで可哀想と思える事柄が今の時代には溢れている。その中でも特に信じ難いのが、親による子供の虐待である。自分の子供を可愛がるどころか、何故に暴力を振るったり、食事を与えなかったりできるのだろう。挙句の果てに自分の子供を死なす親まで居る。動物の親でさえ、自分のことよりも一番に自分の子供の為にと、自分が獲ってきたエサを自分の子供に与える。ヒトもそういった営みを古来より続けてきたはずなのである。大切な何かが欠けてきているのは確かなことのようだ。命を大切にする、個人を尊重するなど、まともな価値観を備えた大人もたくさん居るのだが、現にこうした親も実在する。そういった親を育ててきてしまった親やその社会が先頭になって、この罪の無い可哀想な子供達を守らなければいけないのではないか。国の未来を支えるのは子供達である。そして、その子供達は個々に尊重され、平等に愛されるべきである。親が何者だか、肌が何色だか、そんなことは子供達には何ら関係ない。

また、現代社会では小学生さえもがテレビゲームに留まらず、パソコンや携帯電話などの電子機器を扱うようになった。学校や家庭で、子供達が生きていく上で必要なものをある程度教わる前に、親や教師の目が行き届かない世界に入って行ってしまっている。モノが豊かになってしまったことについては今さら何もできない。

これらの問題解決の為に、公共教育の場を広げてみたらどうだろうか。そういった親の再教育や、特に今の幼稚園と保育園を一元化して義務教育にする。そういった施設が子供達を親から一旦離し、幼稚園教諭や保育士など善意の第三者が保育をしながら、子供達の健康状態なども観察する。定期的に子供達の栄養状態や身体のアザ、傷などをチェックする。
いくらなんでも2,3歳の子がパソコンで「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!」とか、携帯でメールを打ったりはしないだろう。学力向上を考える前に、今の時代には先ず何が必要なのか、様々な調査や検証の末に、今一度考え直さなければならないだろう。

Monday, November 13, 2006

今日の日経ネット

福島県知事選で民主、社民推薦候補が勝利したことで、民主党は国会運営で一段と対決姿勢を強める。与党は「知事選は国政選挙とは違う」(自民党幹部)と表向き冷静に受け止めるが、来夏の参院選に向けて戦略の練り直しを迫られる可能性もある。19日には与野党が全面対決する沖縄県知事選を控える。今国会会期が残り1カ月余りとなるなか、与野党の攻防が激しさを増しそうだ。安倍晋三首相は13日昼の政府・与党連絡会議で、就任後初の知事選での敗北について「残念な結果になった。与党一致結束していかねばならない」と述べた。勝利した民主党の鳩山由紀夫幹事長は12日夜、「組織に勝る与党推薦候補と対決し、戦いを制したことの意義は大きい。(来年の)統一地方選や参院選の勝利を目指す」との談話を発表した。(日経ネット 16:39)

海の向こう米国では与党の共和党が上院下院ともに破れ、与野党がまさに逆転した。力を力で、特に武力で捻じ伏せようといった共和党の姿勢は米国の民意によって否定された形だ。政権は民意によって時に交代しうる。それが本来あるべき政党政治の姿であり、民主政治だ。沖縄と言えば、瑠璃色の海に青い珊瑚礁といった自然の宝庫、点在する島々では沖縄民謡が流れ、時間(とき)がユッタリと流れる、国内でバカンスに行くならココ、と思えるところ。観光を主要産業としているであろう沖縄にとっては環境の保全が重要課題の一つであろう。温暖化の影響なのか、珊瑚が大発生のヒトデに食われていると聞く。自然の生態系を乱しているのが人類である以上、それを保全、管理していくのも人類の仕事であるはずだ。もう一つの重要課題は、基地問題だろうと私は思う。何か間違いが起これば、一番先に狙われるのが軍事基地だ。勿論、争い事自体を良しとしないが、その可能性は近隣に存在する。あの貴重な海を、自然をそんなことで汚されてはいけないのではないか。守るべき宝物。さて、いよいよ沖縄県知事選挙である。沖縄の県民の方々が沖縄の未来をどう考え、選挙でどういった意思表示をするのか、今回の選挙に対する沖縄の若い方々の参加姿勢についても併せて注目してみたい。
厚生年金の離婚時分割制度、1カ月で問い合わせ6,000件

社会保険庁が離婚時に厚生年金の分割制度によって相手からいくら分けてもらえるかを通知するサービスを10月から始めたところ、1カ月で来訪や電話など6,000件を超える相談があったことが分かった。窓口を訪れた人のうち約8割が女性だったという。受け付けを始めた10月2日から31日までの相談件数は6,283件。全国の社会保険事務所などを訪れた人が3,285人、電話が2,982件、文書が16件だった。実際に通知サービスを申し込んだのは1,355人。うち89%が女性で、これまで年金分割で不利な立場に置かれていた専業主婦の関心の高さをうかがわせる結果になった。分割制度は2007年4月以降の離婚から適用される。同制度は婚姻期間中の保険料を夫婦が共同で納めたとみなし、夫婦が別れた後に厚生年金を分け合う仕組み。お互いの口座に直接振り込まれるため、元夫が別れた妻に年金を分けないといったトラブルがなくなる。 (日経ネット 20:17)

理想の家族とは一体どういったものなのでしょうか。今では核家族が増え、学校が終わって家に帰っても、誰も家に居ないのが珍しくもない。私もそんなカギっ子だった。お馴染みのテレビアニメにサザエさんやちびまる子ちゃんがある。元気なお爺ちゃんお婆ちゃん、喧嘩もするが仲の良いお父さんお母さん、それと賑やかな兄弟姉妹、アニメ作家も理想の家族像をそんなところに置いているのではないだろうか。大人達がいつも子供達に目を配れる点や、逆に若い人達がお年寄りの様子を見たり、良い刺激を与えたりで、そういった大家族での生活は相互に得るものが多いのではないだろうか。また、可愛がってくれたお爺ちゃんお婆ちゃんもいずれ亡くなる。それは子供達にとって、学校では学ぶことのできない、大切な人の死、命の大切さを自然と学ぶことのできる貴重な場でもあるはずだ。

人にもよるのだろうが、結婚は一つの契約である。一緒に家庭を築き、あらゆる苦難も克服して互いに成長し合い、同じ目標に向かって二人で歩んでゆくのが理想的な結婚、夫婦の姿だと思う。森高千里さんの「私がおばさんになっても」の曲を思い出す。若い人もいずれ老いてヨボヨボになる。そうなる前に、というのもあるだろうが、お互い老いてゆく姿を見続けるといったのも素敵なことではないだろうか。
今回の年金分割に関しての問い合わせの多さは何を物語るのだろう。私はこれがご老人の孤独死や介護費、医療費の増加に繋がるのではないかと危惧する。また、お孫さんなど若い人達に対しても決して良い影響は与えないだろう。国や政府は現実をしっかり見つめつつも、あらゆるものに対して理想を追い求めるべきではないだろうか。国民一人ひとりの幸せと、国の平和と発展のために。

Sunday, November 12, 2006

エリザベス女王杯(GⅠ)

東京で今日、木枯らし1号が吹いたそうです。そういえば、今朝はブルブルっと冬の朝を感じました。西高東低の気圧配置。秋雨じぇんしぇんがぁ・・・などと独り懐かしく思うのであります。さて、注目のレースですね。予想は秋華賞が終わった時点でほぼ決まっていたのですが、今流行りの演出などもあり、その予想について不安を感じるようになりました。不安になったら勉強をと思い、データを引っ張り出してきました。対象レースはオークスと秋華賞です。その2つのレースに連対した馬のエリザベス女王杯での着順を調べてみました。

オークス
2001年 1着 レディパステル -01年④着、02年③着     
2001年 2着 ローズバド -01②
2002年 1着 スマイルトゥモロー
2002年 2着 チャペルコンサート
2003年 1着 スティルインラブ -03②
2003年 2着 チューニー
2004年 1着 ダイワエルシエーロ
2004年 2着 スイープトウショウ -04⑤、05①、06?
2005年 1着 シーザリオ
2005年 2着 エアメサイア -05⑤、06?
2005年 3着 ディアデラノビア -06?
2006年 1着 カワカミプリンセス -06?
2006年 2着 フサイチパンドラ -06?

オークス連対馬はエリザベス女王杯では意外と振るわない。本年度の2着か、あって翌年の1着。

秋華賞
2001年 1着 テイエムオーシャン -01年⑤着
2001年 2着 ローズバド -01②、03⑤
2002年 1着 ファインモーション -02①
2002年 2着 サクラヴィクトリア
2003年 1着 スティルインラブ -03②
2003年 2着 アドマイヤグルーヴ 03①04②
2004年 1着 スイープトウショウ -04⑤、05①、06?
2004年 2着 ヤマニンシュクル -05④、06?
2005年 1着 エアメサイア -05⑤、06?
2005年 2着 ラインクラフト
2006年 1着 カワカミプリンセス -06?
2006年 2着 アサヒライジング -06? 

スイープトウショウのように、3年連続で出走というのは例が少ないようである。今週の調教を嫌がっているところからすると、そろそろ嫁にでも行きたい年頃なのかもしれぬ。京都が大得意なだけに軽い印は打てないが◎も打ちづらい。
エアメサイアが出て居れば、昨年5着→今年1着で世代交代も容易だったのかもしれないが、今年は残念ながら彼女の姿は無い。そこで、ちょっと苦しい気もしないでもないが、エアメサイア2着のオークスで3着のディアデラノビアに注目する。そのとき勝ったのがシーザリオで、1~3着の着差はクビ、クビであった。この馬の前2走は牡馬とほぼ互角で、勝ってもおかしくなかったほど。ローテーション的にも絶好ではある。
予想を難しくさせるのが3歳馬。ここまでオークス、秋華賞を含む5戦5勝のカワカミプリンセスは勢いで勝って不思議ない。この馬の斬れの無さを指摘する声もあるが、スローペースでのレースが無かっただけで、騎手もそれを認めるのならば、府中の2400mを凌ぎ切ったスタミナを利してロングスパートを掛ければ良いだけで、そう乗らないで4、5着に沈むのであれば、それは勝ちに行っていなかっただけのこと。
フサイチパンドラアサヒライジングの2着は十分にある。先週だか今週だか、テレ朝の株が上昇してたような記憶もあるので、アサヒライジングの1着も考える(笑)

Saturday, November 11, 2006

今日の日経「社会保障費削減」

政府は10日、首相官邸で経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)を開き、来年度予算編成の具体化に向けた議論に本格着手した。公共事業費は今年度当初予算比3%減とすることで合意、6年連続の減額が固まった。社会保障は医療や介護の高コスト体質を是正するため、新たに5ヵ年計画を今年度中に策定する方針を決めた。

社会保障費の削減については、議長が議長なだけに一般国民のことを十分に考えてのものなのか大いに疑うところである。なぜなら、議長自身が医師会など医療に携わる企業、団体、個人からの献金を受け取っているからだ。医師会などが政治献金をするってことは、少なくとも医療の上層部ではお金が余っているということにほかならない。そもそも政治献金というのは公の贈収賄ではないのか。教育者の質を議題に取り上げているが、先に質を問われるべきなのは医師や政治家である。先日も人の目を見ないで検査結果について説明する医師に遭遇した。人命に関わる医師を初めとする医療関係者もまた聖職のはずだ。

Thursday, November 09, 2006

ひとりごとⅡ②

まえに、電話機の故障の件で、ある電器メーカーのカスタマーセンターに電話を掛けたことがあった。そのときの担当者は女性で、心地良い話し方をする方で感じは良かった。しかし、その製品についての少し突っ込んだ質問をしてみると、彼女は明確な回答をすることができなかった。これくらいのことについて答えられないのかと思い、また一つ質問した「あなたは正社員さんですか?」と。聞くと彼女は派遣社員だった。確かに、派遣会社でしっかりとした電話応対などの研修を受けて来ているとは思ったが、そこの純然たる社員さんでないだけに、悪く言うとマニュアルに則した機械的なものであると感じ、その企業の看板を背負って仕事をしているというようなものを感じることができなかった。他の業界でも言えることだが、「ものづくり」のメーカー企業は何より消費者を一番に考えないといけない。ごく当たり前のことだ。確かに、この電器メーカーは経営再建中の厳しい時期なのだろうが、リストラや目先の利益だけに目がいってしまい、大切なお客様との接点を軽視しているようでは、お客様を減らすばかりか、その電器メーカーに新たな利益をもたらすかもしれないニーズをも掴み損ねることになるだろう。消費者重視でない、ましてや消費者に迷惑ばかり掛けている企業はいずれ淘汰されるに違いない。きめの細かい、あらゆる面で行き届いてる企業だけが勝ち残る。

さて、正社員と非正社員とでは、どちらがより強く経済への波及効果をもたらすのだろうか。正社員雇用は働く者に生活の安定をもたらし、特に若い人達にとっては結婚や出産、住宅や車の購入などというように、個々に未来予想図を描かせることができ、また、このような安定した雇用条件下においてモノやサービスの需要を継続的に発生させていく。結果として、いま問題となっている晩婚化や少子化、その他さまざまな問題をも改善できるかもしれない。

国としても法人税より個人の所得税や消費税が増えた方が良いのではないか。大企業を中心として業績が上がっている企業が多く出てきているにも拘らず、企業側が固定費を増やすのをためらうのは不況時のリストラの苦労と景気の先行きへの不安のためであろう。学の無い私が考えることだが、新卒だけに偏らない正社員雇用の増加の恩恵として、正社員数やその増加数に準じた利益の内部留保に対する法人税等の軽減措置を考えたらどうだろうか。経済全体を考えれば、1人の高額所得者よりも5人の一般正社員の方が日々の生活の中で幅広く消費してくれるのではないか。

新聞を見ると、海外に輸出している企業の業績が良いようだが、輸出には波があり、しかもその幅も大きい。為替リスクもある。地球全体で考えても、環境問題から今までのような生産の増加だけを考える時代ではない。極限的に言えば、これからは外需に頼らず、内需に重きを置くべきであると思う。国の中で「ヒト・モノ・カネ」を効率良く廻すことが重要であり、その為により均等な所得配分を行うなど、緩やかなれども、この景気をより長く継続させていく必要がある。イノベーション(革新)や目先の高い経済成長よりも、今は京都議定書における温暖化ガス6%削減達成への展望の方が先だ。重要なポストに就く者は、問題から逃げたり、隠蔽(いんぺい)することなく、常に問題意識を持ち、直面する問題を次々と解決していかなければならない。それをできる人が優秀な人であり、それに見合う地位や所得を得る権利を持てるのではないだろうか。

Tuesday, November 07, 2006

ひとりごとⅡ①

文科相宛てに送られた自殺予告の手紙、何とも言い難い。それを素直に受けとって「命を大事にして」と思う自分も居れば、それとは違って、対応の遅い文科省や教育委員会などに対する発破なのかもしれないと思う自分も居る。どちらにしても暗いニュースはもう聞きたくないものである。

愛媛県立高校の校長が自ら命を絶った。これもまた悲しい話である。本人はそれにより究極の現実逃避をし、現実の苦悩から開放されたは良いが、残された者はどうなるのだろうか。教育現場の先生方や生徒さんらは見る先を失うだろうし、何よりその校長のご家族が一番ショックであろう。このように教育の現場では児童や生徒さん、学校の職員が次々と犠牲になっている。それにも拘らず、文科相はメディアの前で笑顔の雑談。文科省や教育委員会に今回の愛媛県の校長のような責任を感じている者が居るのかと思えば、実際そうでもないようである。

月内に有識者会議設置とあるが、辞書で「有識者」を引いてみると「それぞれの専門についての知識が広く、大局的な判断の下せる、社会の指導的立場にある人」とある。これはまさに文科省や教育委員会を指しているのではないだろうか。つまりは、文科省が自ら自分らの中に有識者が居ないことを認めているということだ。機会があれば、文科省職員の普段の仕事を拝見したいものだ。もし、この有識者会議をより意味あるものとしたいのであれば、文科省の30代前半~40代前半の頭が未だ比較的柔らかい、使命感と機動力をもった職員を参加させるべきだと思う。

今現在の教育現場における問題認識やその対処策、これからの明確な教育方針ができていない以上、今国会における教育に関する立法は時期早々ではないだろうか。

Sunday, November 05, 2006

アルゼンチン共和国杯(GⅡ)

若い人達に対する教育や待遇にハンデがあってはならないが、こと競馬に関しては、東京コースの長丁場ハンデ戦が面白い。配当的に前々走、前走と条件戦を連勝してきた上り馬に食指が動く。4枠の2頭がそれだ。
チェストウイングは、全6勝の内、ここ東京コースで5勝をあげている東京巧者で、父スペシャルウィークに母父トニービンと血統的にも2500mは得意とする距離だろうが、ハンデの54キロが何気に微妙。
ドラゴンキャプテンは、父アンバーシャダイ、母父リアルシャダイといった血統にも拘らず、ここまでダートの短距離を使ってきた。が、骨折明け2走目から芝の中距離を使い出し、500万、1000万と連勝。晩成の血の開花を予感させる。また、矢野照厩舎と石神騎手と言えば、2年前にテンジンムサシで2着がある。
アドバンテージは、連勝ではないものの、このレースと縁がある南武特別を勝ってきた馬。ただ、逃げ切りで勝ったこととその勝ちタイムの遅さは減点材料で、あってスローでの前残りか。
重いハンデを背負う実績馬の中では57.5キロと半端な意味深ハンデのトウショウナイト。15ヶ月半といった長期休養明け2走目がやや不安のウインジェネラーレ。復調に疑問も横山典騎手が騎乗のアイポッパー。惑星は仏ルメール騎手騎乗のトウカイトリック。おそらくレースはスローペースで運び、前述の軽量馬が実績馬の追撃を凌ぐと見る。

追記:4角あたりでアイポッパーが外にヨレて他馬を妨害したように見えました。馬が完調手前で苦しがってたんじゃないのかな。それで4番のアイポッパーが抜ければ、9→6→5の3連単20,410円的中でした。ノリ、来週も絶対に2着に来なさいよ!(笑)
今日の日経「遺伝子組み換え作物どこに?」

一時期話題になった遺伝子組み換え農作物、現在では何処に行っているのだろうか。植物の遺伝子(DNA)を人工的に改造した遺伝子組み換え農作物はバイオテクノロジーの発達で実現。害虫や除草剤に強いなど大量生産しやすい性質を加えることが可能になり、1990年代から世界的に栽培されるようになった。日本政府は2001年、食べても安全と認めた作物に食品表示を義務付ける制度を導入。現在は大豆、とうもろこしなど6種類が対象だ。加工食品の原料としての使用も、この6種類に限定されている。
スーパーで納豆や豆腐の包装を調べてみると、ほとんどが「遺伝子組み換えでない」などの表示で、とうもろこしなどを原料とするスナック菓子も同様だ。店員に聞くと「皆さん不安がられるので、遺伝子組み換えのものは置いてません」。買物中の50代の主婦も「組み換えなら買わないわ」。次に外食大手のすかいらーくを訪ねた。執行役員の三牧国昭さんは「自社でつくる豆腐やコーンスープの原料は、取引先から遺伝子組み換え作物不使用の証明書を貰っています」と明言。加工食品用大豆粉末などの製造・販売業者でつくる日本植物蛋白食品協会では「粉末状植物性たんぱくの原料には、組み換え作物は入っていません」と専務理事の條照雄さんが強調する。

── 実際、スーパーの店員の言葉を信じたい気持ちもあるが、納豆にせよ、豆腐にせよ、既に加工されているもの。そうなると、それを購入する消費者だけでなく、それを扱うスーパーさえもが使用・不使用を見分けることができない。つまりは大豆を栽培する者ら、それを流通する者ら、それを加工する者ら、それを販売する者ら、これら全てを信用できないといけない。食品事故に対する同じ認識と価値観をもった日本人が全て扱っているのであれば未だ良いが、大豆などの殆どが海外からの輸入であるという事実に不安が募るばかりである。 ──

農業関係の調査を行う団体、国際アグリバイオ事業団のデータでは、世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積は去年までの5年で倍増。2004年の世界栽培面積に対する組み換え作物の割合は大豆で56%、とうもろこしで14%だ。中でも米国の組み換え作物の作付割合は2006年度で大豆が89%、とうもろこし61%など高率。日本は大豆消費の9割以上を輸入に頼り、米国産は輸入の75%を占める。そして、日本植物油協会の専務理事、神村義則さんに「米国の遺伝子組み換え作物を使っていますか?」と尋ねると「区別はしていません」。米国から輸入した大豆の薬割は国内メーカーが植物性食用油の原料にする。菜種油も原料のほぼ全量が輸入で、カナダ、オーストラリアから計200万トン強を調達する。「カナダや米国の作物はほとんど遺伝子組み換えで、非組み換えは思うように大量調達できないのが実情です」。また、食肉に関するところで、ある飼料業界の人は「飼料用の大豆やとうもろこしは9割以上が遺伝子組み換え作物です」と話す。バイオ技術の広報活動を行うバイテク情報普及会の坂本智美さんは「表示義務の対象外だからです」と説明する。JAS法と食品衛生法が規定する31食品群以外は、原料に組み替え作物を使っていても表示義務はない。一般的な植物油などでは作物を搾る工程で組み替えDNA部分などが除かれるため、表示は不要というのが政府の見解だ。農水省消費・安全局表示・規格課の足立教好さんに聞くと「諸外国と比べ混入許容量が多いことは認めますが、日本の基準は妥当です。現時点で、ルール見直しは考えていません」との答えだった。

「日本の『遺伝子組み換えでない』の表示は、完全不使用は保証していません」
「遺伝子組み換え作物はすでに多く流通していると結論できます」

── 特に若い女性の方に言いたい。女性週刊誌も良いが、もっと本当の社会に目を向けて欲しい。あなたは何を読みますか? ──

Thursday, November 02, 2006

立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
東大生にも蔓延!履修漏れ問題 「ゆとり教育」が国を滅ぼす

自分の学校が特殊なことをやっていたのかとひけ目を感じていたら、今回の事件で、同じことが日本中の高校で広く行われていたということがわかって、安心したという。
しかし、ここで問題なのは、世界史を学ぶ学生がそれだけ少ないという事実のほうである。世界の歴史を何も知らない非常識人を量産、いまや世界全体がスモールワールドになりつつあり、政治にしろ、経済にしろ、カルチャーにしろ、スポーツや芸術にしろ、すべての活動がグローバル化を前提として動いている。すべての現代人が、生活人としても、職業人としても、国際人としての常識を持たないとやっていけないのが現代のリアル・ワールドである。世界地理と世界史のベーシックな知識は、現代人にとって必須の常識である。なぜ世界史が高校社会の科目で必修になっているのかというと、かつて世界史を、日本史や地理とならべて選択必修の科目としておいたところ、世界史を忌避する学生があまりに多かったからなのである。このままにしておくと、日本は今後あらゆる意味で国際社会の中で生きていかなければならないのに、日本人全体が国際社会の常識を欠いた国民になってしまうことを危惧した当時の政治家、学者、官僚などなど有力者が声を大にして、世界史を必修にすべきだと声をあげたからなのである。だが、この事件が明らかにしたことは、世界史を必修にしても、多くの高校生が、世界史の基礎知識を欠如させたまま、大学生になり、そのまま大学を卒業して社会に出てきてしまうという事実なのだ。 日本の平均的大学卒業生は、今後とも、グローバル・スタンダードからいって、世界の歴史を何も知らないレベルの非常識人だということなのだ。問題は、それが世界史の領域だけで起きているのではないということである。

まったく同感である。
このままだと映画のように、日本は沈没する。
美しい国、日本。
生き苦しい国、日本。
システム障害の弁明も不可解

携帯会社C社の週末の対応を振り返ると疑問が残る。同社では「MNPのポートアウト(転出)に対する要求に応えることができず、受付を停止せざるを得なかった」と弁明しているが、その一方で新規契約の受付は継続し続けた。MNPに関する手続きも新規契約受付も同じシステムを利用しているという。もし、業界全体の混乱を避けようと思うなら、すべての受付業務を停止し、一刻も早く、MNP関連のシステム復旧に努めるべきではなかったのか。MNPでのユーザー流出を「システム障害」というかたちで阻止し、一方で新規契約者をとり続ける。このあたりの行動が、「わざとシステムを止めて、新規で数を稼いでいるのではないか?」と、他キャリアに疑いを持たせることにつながっている。
また、釈明会見では、MNPのポートアウトがシステムダウンの原因であるにも関わらず、「予想外割に人気が集中した」という理由にすり替えようとしていた。また釈明会見の場でありながら、料金値下げの発表をして、帳尻を合わせようとしたのも、マスコミの集中砲火を浴びる原因でもある。

港区の六本木や新橋近辺では今夏に来襲した台風13号の影響か、この時期にサクラが咲いているそうです。この連休までがこのサクラの見頃になるかもしれません。
必修逃れ、「卒業不十分」9人合格(青森)

高校の必修逃れ問題で、私立青森山田高と私立青森明の星高で今年度、必修科目の成績を記載しない内申書を発行し、その内申書を大学に提出した生徒9人が合格していたことがわかった。文部科学省は「必修科目の成績が内申書に記載されていないのに大学に合格したケースは聞いたことがない」としている。両校では昨年度から必修逃れをしていたが、内申書には虚偽記載をせず、卒業要件を満たしていない履修内容のまま作成し、発行。昨年度は計30人以上の生徒が大学に合格していた。青森山田高では今年、必修科目の日本史を履修していない3年生の61人のうち、21人分の内申書をそのまま大学側に提出。これまでに8人が合格したという。青森明の星高も、35人が卒業に必要な日本史を履修しておらず、同科目の成績を記載していない内申書を2~3人分発行。1人が合格していた。両校とも、大学から指摘はなかった。青森山田高の稲見裕校長は「履修していない科目の成績を偽造するわけにもいかなかったので、空欄にして出した」と説明する。県教委は、「必修科目に成績が記入していなければ卒業できない生徒だとわかる」と指摘。文科省大学入試室は、「大学側が卒業できない生徒だと知っていながら合格させたのであれば、大学の責任も問われる」と問題点を指摘する。一方、青森市内の大学関係者は、「全体の成績はチェックしているが、科目の成績が抜け落ちている事態は想定していない。科目ごとの成績までは見ていない」と実情を明かす。(読売新聞)

これらが現代社会の、しかも教育に携わる者らが言うことなのかと呆れる。私が思うに、卒業の要件に満たない生徒らをそのまま卒業させた高校側が一番悪い。そういった生徒らを入学させた大学側もチェック機能の甘さを指摘されて仕方ないが、高校側がバレなければ良いだろうといった考えで内申書を提出したことの方がより悪い。内申書は本来、とても大切なものであるはずだ。
また、学校が週休2日制になったことや高校が予備校化しているといった教育現場の変化に対し、特に問題意識も持たず、ただ惰性で過ごしていた教育委員会、文部科学省の怠慢な職務姿勢も悪い。その存在意義も問われるべきである。気の毒なのは受験生であり、特にちゃんと履修していた生徒さんらである。大学受験は彼らにとって大きな一つの戦いである。単純に考え、未履修の生徒さんの受験に向けた時間を100とするならば、履修済みの生徒さんのそれは絶対的に100未満である。正直者が馬鹿をみる。それを良しと思わない大人らが、これからすべきことを考えなければならない。

Wednesday, November 01, 2006

受験は平等を期さないといけない

必修科目未履修の件、カリキュラムに沿って教えた学校と教わった生徒さんが実際に居る訳なのだから、現時点ではその平等をセンター試験や大学の入学試験に置くべきではないだろうか。大人からしてみたら今回の不利を長い目で見ることはできても、受験を控えている生徒さんらは今も受験に対して必死なのである。それは最低限、理解してあげなければならない。
正しい者らが不利を受けるといったことは絶対にあってはならない。一方では、カリキュラムに則(のっと)った、受験と直接に関係のない授業を今もちゃんと受けていて、他方では、入試までの間は受験に関係のある授業ばかりを受け、入試後に未履修分を補習で済まそうというのは明らかに公平ではない。もし、救済措置をとるのであれば、そういった正しき者らに決してマイナスにならないような大々的な措置をとるべきであると思う。与党はこの救済措置に対しても、選挙に勝つための計算を入れるのか。国民から選ばれている政治家がそういう考えだから、世の中に歪(ひず)みが数多く存在するのだ。未履修0の熊本県(の票)を捨てたのだと言われても仕方がない。