Friday, August 03, 2007

Over The Rainbow

公明 立て直しへ展開開けず
公明党は2日、参院選後初の中央幹事会を開き、敗因分析を月内にまとめる方針を決めた。改選数を3議席割り込む大敗については、年金記録漏れや赤城徳彦前農相の事務所経費問題など自民党への批判の巻き添えをくった、との思いが強い。今後、政策面で独自色を強める方針だが、自民と連立を組んでいる以上、限界があり、展望は開けていない。
 
内向きの総括
公明の総括は内向きの印象がぬぐえない。「愛知、埼玉、神奈川で過去最高得票。我らは大勝利」。公明の支持母体、創価学会は2日付の機関紙1面で公明候補が落選した3選挙区についてこう強調した。「大勝利」は学会の常とう句◆1だが、仰々(ぎょうぎょう)しい言葉の裏側には連呼しないと組織が緩みかねないとの不安がにじむ。(日本経済新聞)
◆1常とう句(常套句):きまり文句。

議席の減少はともかくとして、ここで見入るは比例票数だ。今回の参院選が約775万票、05年衆院選が約900万票、前回の参院選(04年)が約860万票。衆参での票数の違いは衆議院の優越性に起因するものと考えられるが、98年参院選からというもの回を重ねるごとに票を伸ばしてきていただけに、反カルトの私としては楽観視することなど到底できない。前回の参院選とで85万票の差。これだけの人が改心・改宗したのか。もともと学会員でなく、これまでは学会員の投票依頼により票を入れていた者らが今回は自分の意思に基づいて正当な投票を行ったのか。それとも、今回は大敗した自民党にではなく、これまでとは違った政党へと票を回したのか。これからゆっくりと検証、推理してゆきたひ。(-人-)

次の落選候補 「1円まで明らかにしないと政治家が信頼できないなんて、寂しいねえ」 丹羽雄哉氏(衆議院議員・自民・茨城6区・元厚生大臣・2世)

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