Monday, August 20, 2007

ひとりごとΖΖ⑭

Google でみんなゴシップを探している
Google でみんなが何を検索しているか、検索結果ページの上部に表示される関連検索のキーワードからわかるようになった。どれどれ、みんな何をGoogle で検索しているのかな?と見ていくと、検索対象が有名人の場合、関連検索のキーワードによる検索対象はゴシップが多いみたいだ。

ゴシップ(gossip)とは、巷で伝聞される興味本位の噂話の事を指すが、特にマスメディアにおいては芸能人などのゴシップを、不祥事や醜聞の意味であるスキャンダル(scandal)という表現で伝える事が多い。(引用:ウィキペディア)

8月3日からGoogle の検索結果ページの上部に関連検索の候補が表示されるようになった。例えば、「安倍晋三」で検索するとこうなる。













関連検索: 安倍晋三 宗教, 安倍晋三 学歴詐称, 安倍晋三 統一教会, 安倍晋三 慧光塾

安倍晋三」にもう1つのキーワードを足して検索している場合、そのもう1つのキーワードで多いのがこれらだ。つまり、「宗教」「学歴詐称」……。もちろん、Google でどんな検索をしてもいいのだけど、この第2キーワードのリストを見ていると、みんな「安倍晋三」のゴシップやスキャンダルを探しているのだなということがわかってくる。Google の関連検索自体は以前からあったが、検索結果ページの下部に参考までに表示されていた。現在でもあるか確認してみると、下部にもあるのだけど、上部の関連検索よりさらに増えている。何が増えているのかな?








増えているキーワードはさらにゴシップという感じ。Google の目指すWeb2.0の世界ってこういうものなのだろうか。ところで、この関連検索を実行すると、想定したゴシップ情報が入手できるだろうか? 少し試してみてもわかるが、ほとんどダメだ。ゴシップ話はGoogle ではうまく検索できない。あるいは想定されているようなゴシップは、まったく存在しないとも言えないにしても、現実的にはほとんどインターネットの情報にはないと言ってよさそうだ。結局、こうしたキーワードでゴシップがないかなと多くの人が探しているという行動パターンの結果が関連検索として残っているにすぎない。
比較にYahoo! Japan で検索してみよう。こちらも関連検索のキーワードが付いているからだ。すると、「関連検索」という用語はないけど、さりげなく薄い色の文字でこんな表示がついている。事実上、関連検索のリストだ。





安倍晋三 血液型, 安倍晋三 wiki, 安倍晋三 ウィキペディア, 安倍晋三 プロフィール

Yahoo! の検索結果ページの関連検索ではゴシップ的な話題を探すキーワードはないようだ。これってYahoo! の中の人が人為的に調整しているのか、Yahoo! を使っている人はゴシップを求めていないのか。どっちなんだろう?
(日経BP DIGITAL ARENA)

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