Sunday, September 30, 2007

Over The Rainbow

資金処理巡り問題続々、首相の団体でも浮上
福田康夫首相が代表を務める自民党選挙区支部で28日、資金処理を巡る「ミス」が相次いで発覚した。「政治とカネ」の問題で信頼回復を掲げる首相は出ばなをくじかれた格好だ。一方、民主党側にも不透明な資金処理が浮上した。首相が代表を務める選挙区支部では政治資金収支報告書に添付した領収書のあて名の書き換えに加え、国と請負契約を結んでいる清掃業者から献金を受けていたことが明らかになった。野党は「必要ならば徹底的に追及する」(民主党の鳩山由紀夫幹事長)などと批判を強めている。(日本経済新聞)

政治資金の収支チェック、第三者機関を国会に設置・自民が検討
自民党は26日、政治資金の透明化策について、収支をチェックする第三者機関を国会に設置する方向で検討に入った。政治団体に経常経費など「1円以上」の領収書の保管を義務付ける一方、公開は避け、第三者機関に精査を委ねる方式にする。公明党と調整し、来週中にも政治資金規正法改正案の骨子をまとめる。福田康夫首相は同日、自民党の伊吹文明幹事長と会談し、政治資金について民間並みの透明性を確保するよう指示、具体案の検討を急ぐよう求めた。一方、自民党も同日の党改革実行本部で、公明党と具体的な協議を急ぐ方針を決めた。(日本経済新聞)

「1円以上は領収書公開」民主、来週に改正案提出
民主党はすべての政治団体の1円以上の支出について、収支報告書への領収書添付と公開を義務づける政治資金規正法の再改正案を来週中に参院に提出する方針を決めた。与党が検討中の第三者機関に限定した公開では不十分と判断。与党の動きに先駆けて法案を提出することで、「政治とカネ」を巡る問題に前向きな姿勢をアピールする。政治団体の支出には政治活動費と、事務所の光熱水費などの経常経費がある。先の通常国会で成立した改正政治資金規正法は領収書の添付義務について(1)政治活動費はすべての政治団体について5万円以上(2)経常経費は政治資金管理団体に限り人件費を除く支出について5万円以上――と定めている。(日本経済新聞)

自民の伊吹幹事長、「1円領収書」民主案を批判
自民党の伊吹文明幹事長(衆・京都1区)は29日、京都市内のホテルで講演し、政治資金収支報告書に1円以上の全領収書を添付したうえで公表する民主党の政治資金透明化策について「現実的に可能かどうか」と否定的な考えを示した。自民党は領収書の公開に後ろ向きなためだが、「政治とカネ」の問題で民主党に攻勢を掛けられれば、自民は再び守勢に回る可能性がある。(日本経済新聞)

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