Monday, September 17, 2007

Over The Rainbow



















06年 政治資金収支報告書
総務省が14日に発表した2006年の政治資金収支報告書(総務相所管の中央分)によると、同年は大型選挙がなかった年でもあり、政治資金は収入・支出とも減少傾向になった。とはいえ「政治とカネ」を巡って問題化した多額の事務所費計上は相変わらずで、過去の報告内容を訂正する動きも目立つ、突然の安倍晋三首相の辞任表明で「ポスト安倍」の集金力にも注目が集まる。「ポスト安倍」の顔ぶれのなかで、田康夫氏の資金管理団体「千代田経済懇話会」は5,211万円を集めた。3年連続して5,000万円台を維持しているものの、有力政治家のなかでは資金力が豊富とはいえない水準。大半は2回開いたパーティー★1での収入だ。収入トップは生太郎氏。資金管理団体「素准会」が1億5,793万円を集めた。大型選挙がなかったため自民党の実力者でも収入の前年割れが目立つなかで、05年比17%の増加となっている。パーティー収入が8,000万円にのぼるほか、北海道や神奈川など全国各地にある政治団体や医薬業界からの献金も幅広い。垣禎一氏は1,912万円で半分に減らした。個人献金が多いのが特徴。領袖(りょうしゅう)★2である谷垣派の収入は小派閥ながら2億円超だ。党内第2派閥、津島派の会長代理である額賀福志郎財務相は5,656万円だった。ほか次世代リーダーの集金力で目を引いたのは、中川昭一氏(1億1,234万円)石原伸晃政調会長(1億1,194万円)ら。=以下略(日本経済新聞)

資金パーティー 開催団体、最多に 収入は2.4%増加
政治資金を集める手段としてのパーティーの収入額は126億8,400万円で、05年比2.4%増と大差なかった。ただ開催団体数は410団体と最多。資金パーティーで個人名や企業名を公表する基準は、20万円超のパーティー券購入。そのため政党・政治家側にとりカネを集めやすい事情がある。パーティー収入がもっとも多かった政治家は自民党の中川秀直氏で11回開き3億578万円(05年開催分も含む)。無所属の平沼赳夫氏(2億5,413万円)、自民党の山崎拓氏(1億2,320万円)が続いた。自民党の派閥で最もパーティー券を売り上げたのは最大派閥の町村派で、2億8,714万円。中堅派閥ながら、伊吹派も2億962万円の収入があった。=以下略
(日本経済新聞)

政党収入源 交付金36%
06年の全政党の収入(支部含む)は879億円で、05年に比べ3.2%減少した。政党交付金★3は317億円で金額は変わらず、交付金の収入に占める割合は35%から36.1%へとわずかに増えた。政党別に見ると、トップは共産党の281億9,000万円(1%減)。以下、自民党281億6,000万円(増減なし)、公明党149億円(10%減)、民主党133億8,000万円(9%減)と続いた。交付金への依存率は自民が3.7ポイント増の59.8%、公明が1.5ポイント増の19.2%。民主は1.5ポイント減らしたが、党財政の8割が交付金頼みだ。共産党は機関紙(しんぶん赤旗)など事業収入が主で、交付金を受け取っていない。(日本経済新聞)

★1パーティー(収入):形を変えた企業・団体献金。とくに閣僚ともなれば、その特別の地位に企業・団体も注目するため、莫大(ばくだい)なカネ集めが可能となります。そのため、政府自身、2001年に閣議決定した「大臣規範」で、「政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」と定めました。 
★2領袖:集団の頭に立つ人。 
★3政党交付金:国庫から政党へ資金を出す制度。日本においては政党助成法に基づいて政党に交付される。なお、政党が政党要件を満たさなくなっても政治団体として存続する場合には、政党であった期間に応じて特定交付金が交付される。政党助成金とも呼ばれる。日本に於いて、個人・企業・労働組合・団体などから政党への政治献金を制限する代わりに、1994年に政党助成法が成立した。助成金の総額は国民1人あたり年間250円で決められる額で、直近の国勢調査で判明した人口を元に計算される。2007年の総額は2005年の国勢調査により約319億4000万円である。
(引用:しんぶん赤旗、ウィキペディア、国語辞典)

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